Revive!   < Lose vailable PDS Members ... >

Usage

Revive! Entry

起動時に表示される画面です。この画面には復元対象となるデータセット名と一覧表示オプションを入力します。必要項目全てに入力したら実行キーを押して下さい。データセットの隅々までチェックして復元可能なメンバー一覧を作成します。

[Revive! Entry]画面イメージ


Dataset Name

復元対象となるデータセット名称を指定します。データセット名はQuotationを指定せずに、完全修飾名称を入力して下さい。(これはTSOの標準形式ではありません。正式版までにはQuotationを指定するTSO標準形式に修正します。)

Volume Serial

データセットがカタログされていない場合、ここにVolserを指定します。

Extented Recovery

データ部のメンバー検索範囲を指定します。“N”を指定した場合、検索対象をDS1LSTAR(データ部の最終書き込みアドレス)とし、“Y”を指定した場合DS1NOEPV(最終エクステントの終了アドレス)とします。
“Y”を指定した場合、“< I/O Error TTR:005807 WRNG.LEN.RECORD> ”というメッセージが表示される可能性があります。このメッセージは“相対アドレス5807を読み込んだ時にデータのレコード長がVTOCに指定されている長さと異なっているので、通常のアクセス方式では読み込めなかった”と言っています。エラーとなったアドレスがDS1LSTARを超えている場合であれば、この様な状況が発生する可能性があります。(超えていなければそのデータセットに対して異なるレコード長のデータが書き込まれています。既存のメンバーで発生している場合、そのメンバーはI/Oエラーとなります。削除してしまいましょう。)通常このメッセージは無視しても構いません。
Extented Recoveryに指定した値によって、リカバリーする方式が異なります。詳細については○○○○を参照して下さい。

Add Current Member

“N”を指定した場合、一覧上にはディレクトリーからPointされていないメンバーの一覧が表示されます。“Y”を指定した場合は、その一覧に加えて既存のメンバーも追加されます。

Recovery Dataset Disposition

復元対象データセットをアロケーションする場合の排他制御を、S(SHR)もしくはO(OLD)のどちらかを選択します。“S”を選択した場合、Revive!の排他制御をあまり信用しないで下さい。Revive!はディレクトリーの更新をSTOWマクロを使用しますが、別のJOBが同時に更新した場合どちらかがアベンドします。おそらくデータセットを破壊する事は無いと思いますが(テストしましたが破壊される事はありませんでした)なるべく“O”を使用して下さい。

GetMain Directory Table Space

Revive!はディレクトリーにある既存のメンバー一覧をメモリー上に展開します。その際のテーブルサイズを指定して下さい。テーブルは1メンバー当たり11バイトを使用します。

Search String

もし一覧画面に膨大なメンバーが表示され、かつ、頭の片隅に“こんな文字があったな〜”という記憶があるのならば、その文字列を含むメンバーのみを抽出する事が可能です。
この部分にはバグがあるかもしれません。詳しくテストしていないので断定できませんが、そんな気がします。。。

Revive! List

復元可能なメンバー一覧が表示されます。一覧はアドレス順で表示され、ディレクトリーにエントリーが存在しないメンバーは“+123456”の様にアドレスにプラス記号を付加した名称で表示されます。

[Revive! List]画面イメージ


メンバーの内容を参照する場合、メンバー名の左側にある入力域に“B”を入力する事で、ISPF Browse画面が表示されます。(この時、メンバーを一時的に復元(STOW)し、Browse画面を終了する時に削除しています。)
又、メンバーを復元する場合、メンバー名欄に復元したい名称を上書きし、左側の入力域に“R”を入力します。復元の処理結果は画面3行目に“<<Member ( MemberName ) restored rc_00000000 >>”というメッセージで示されます。コードはSTOWマクロの結果であり、以下の何れかの内容になります。

rc_00000000

選択されたメンバーの復元は正常に完了しました。

rc_00000004

指定したメンバー名は既に存在しています。別の名称を指定して下さい。

rc_00000012

ディレクトリーに新しいエントリーを作成する為の空きスペースがありません。

rc_????????(その他)

システムエラーと考えられます。以下のマニュアルを参照し、原因を調査して下さい。

    DFSMS/MVS Macro Instructions for Data Sets
        3.2.51.1 STOW Completion Codes
    MVS/DFP マクロ命令 非VSAMデータ・セット用 :
        STOW-区分データ・セット登録簿の更新(BPAM) 完了コード

Revive! Restore

初期画面でExtented Recovery(拡張復元)を選択した場合、メンバーの復元は同一データセット内ではなく、別データセットとして書き出します。Extented Recovery(拡張復元)を選択した場合は、以下の画面に新規作成するデータセット名称、及びボリュームシリアル番号を入力して下さい。

[Revive! Restore]画面イメージ


Revive! Information

メンバー一覧画面のコマンド欄に“INF”と入力すると、データセット情報画面が表示されます。

[Revive! Information]画面イメージ


情報画面に表示される内容は以下の通りです。

Dataset Name :

アドレスは実アドレス(MBBCCHHR形式)と相対アドレス(TTR形式)が表示されています。表示されている内容は上から“1次エクステントの開始アドレス”、“データ部の開始アドレス”、“データ部で使用中(済み)の最終アドレス”、“最終エクステントの終了アドレス”となっています。

Blks :

ディレクトリーブロック数。ディレクトリーは1ブロック256バイトの長さを持ち、データセットの作成時にブロック数を指定します。

mem# :

現在存在しているメンバー数

recfm :

レコードフォーマット(未対応)

lrecl :

論理レコード長

blksz :

物理レコード長

devtype :

装置タイプ(未対応)

serial :

ボリュームシリアル番号

extent :

エクステント数

allocate :

アロケーショントラック数

use :

使用率(未対応)

creation :

作成日

expiration :

満了日

system code :

システムコード

1st low :

エクステントの開始アドレス

1st high :

エクステントの終了アドレス










概要 導入方法 使用方法 技術情報 変更履歴 Home Tools

1998.05.08-1998.09.14 - Kimu -