SMFデータセットが“DUMP REQUIRED”になったら自動的に吸い上げるDUMPKUNというプログラムがありました。これは拡張MCSコンソールの機能を利用して“D SMF”のコマンドを実行し、その結果から“DUMP REQUIRED”となっているデータセットを見つけると、吸い上げ用スタートタスクを起動するというものでした。が・・いつもの如く、「とりあえず動いたからいいや!」って感じで放置していました。
ある日、Parallel Sysplexのテスト環境を構築する事になりました。そして、SYS1.MANxのデータセット名を変えIPLすると、“DUMP REQUIRED”になってもDUMPKUNは気付きません。そうです、データセット名を“SYS1.MANn”から“SYS1.system-id.MANn”に変更してしまったら、“DUMP REQUIRED”のカラム位置が変わってしまったのです。
「しかたない、修正しなければ・・・」と思いましたが、DUMPKUNはあまりに適当に作られていたので、もう少しちゃんと作る事にしました。
まず、MVSコマンドを実行する部分だけをAssemblerとし、後はメンテナンスが楽なREXXを使用します・・・このMVSコマンドを実行する部分が@CMDでした。