@cmd : Enter MVS Command on TSO

History

Version 0.0.0 : dumpkunの改良(98.06.19)

SMFデータセットが“DUMP REQUIRED”になったら自動的に吸い上げるDUMPKUNというプログラムがありました。これは拡張MCSコンソールの機能を利用して“D SMF”のコマンドを実行し、その結果から“DUMP REQUIRED”となっているデータセットを見つけると、吸い上げ用スタートタスクを起動するというものでした。が・・いつもの如く、「とりあえず動いたからいいや!」って感じで放置していました。

ある日、Parallel Sysplexのテスト環境を構築する事になりました。そして、SYS1.MANxのデータセット名を変えIPLすると、“DUMP REQUIRED”になってもDUMPKUNは気付きません。そうです、データセット名を“SYS1.MANn”から“SYS1.system-id.MANn”に変更してしまったら、“DUMP REQUIRED”のカラム位置が変わってしまったのです。
「しかたない、修正しなければ・・・」と思いましたが、DUMPKUNはあまりに適当に作られていたので、もう少しちゃんと作る事にしました。
まず、MVSコマンドを実行する部分だけをAssemblerとし、後はメンテナンスが楽なREXXを使用します・・・このMVSコマンドを実行する部分が@CMDでした。

Version 0.0.1 : バグ修正(98.06.22)
レスポンスの無いコマンドを実行した場合、永久に待ち続けていました。コマンド実行後、その結果を待つ時にWAITマクロを使用し、タイマーがありませんでした。EVENTS+STIMERMマクロを利用してタイマーをセットし、一定以上待つ場合はタイムアウトする様に修正しました。
Version 0.0.2 : バグ修正(98.06.23)
同時に複数の@cmdを実行した場合、後に実行したコマンドが正しく動きませんでした。これはMCSコンソールの名称を固定にしていた為で、起動時の引数で“CN”オプションを追加し、コンソールの名称を変更できる様に変更しました。
Version 0.0.3 : ATTENTION押下時の処理追加(98.06.23)
処理中にATTENTIONキーを押した場合、MCS ConsoleをACTIVATEしたまま終了してしまい、その後@cmdを使用する事が出来なくなりました。そこでATTENTION EXITを組み込み、ATTENTIONキー押下時はタイマーに関わらず正常に終了処理を実施し、MCSコンソールをDe-Activateする様に修正しました。
但し、この修正はATTENTIONキーの連打には対応していません。
Version 1.0.0 : パラメータの修正(98.06.24)
放置していた以下の3個所について修正しました。

指定したメッセージが返されるまで待つ

起動時にメッセージを指定し、そのメッセージがシステムから返されるか、Timeoutするまで待つ様にしました。
タイマー値の設定
起動時にタイムアウトの時間を指定できる様にしました。
メッセージの整理
デバッグ用メッセージを削除しました。
Version 1.0.1 : MGCREエラー処理の修正(98.08.31)
MVSのPTFを適用したら動かなくなりました。MGCRE呼出し後 Reg.15 の値が 0 以外で終了しているのですが、処理は正常に行っているという良く判らんエラーです。が、マニュアルを良く読んでみると、MGCREはStartコマンド以外はReg.15の値が作業用として使用されるらしいのです。つまりチェックは不要らしい。。。ので、チェックルーチンを削除しました。
Version 1.1.0 : MFORM(J)機能追加(98.09.11)
パラメータ“MFORM(J)”を指定すると、結果の左側にコマンドのJob番号を付加する様にしました。









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1998.06.23 - 1998.09.15 - Kimu -