幼稚園時代の成長
幼稚園入学に際し、アメリカ人家庭の子供が既に身につけている場合が多いとされるスキルは別のセクションにあげたのですが、ここでは、1年間の幼稚園体験でアメリカ人の子供達が更に身につける、もしくは、身につけている最中だろうと普通教育学級の教師に期待されるスキルを参考のために紹介したいと思います。アメリカ人の子供でも小学校低学年のうちはまだまだ発達にはっきりとした個人差がありますし、日本人家庭では尚更のこと、言語が違いますので、小学校進学以前に慌てて無理に英単語を詰め込もうとしたりせず、『概念の発達』という面での参考にして下さい。(概念さえ発達していれば、単語はすぐに憶えられます。)なお、幼稚園のカリキュラムによっても園児が身につける・つけ始めるとされるスキル内容に差がありますので、学区の幼稚園のカリキュラムでも確認してみるとよいと思います。

□  ジッパーの開け閉めが出来る

□  集団の中にいながら15〜20分ぐらい集中することが出来る

□  2つから3つの一度に出される指示に従うことが出来る

□  学校生活(学級活動)の流れが分かっている

□  自分の住所や電話番号など個人的な情報を憶えている

□  単語を音によって区分することが出来る

□  母音がどんな音かある程度わかる

□  子音の音を多く知っている

□  アルファベットの大文字を書くことが出来る

□  アルファベットの多くの小文字を書くことが出来る

□  自分の名前と苗字を書くことが出来る

□  憶えた単語を幾つかスペルすることが出来る

□  単語や文を書いている(間違ったスペルを含む)

□  100まで数えられる

□  30から逆に1まで数えられる

□  少なくとも10まで書くことが出来る

□  Skip Countingが出来る(2、4、6、8、10【に-し-ろ-や-と】や5、10、15、20、25、30や10、20、30、40、50など)

□  小さな物のグループを見積もることが出来る(だいたい同じぐらいの数とか、だいたい何個ぐらいとか)

□  より複雑な模様を完成することが出来る

□  足し算の概念(例:全部で何個になる)がわかる



【さらなる参考情報】
プリスクール・キンダーガーテンレベルの学習内容については私のYouTubeチャンネルにあげているビデオ『アメリカの学校では何年生で何を学ぶ?』もご覧下さい。

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05/21 revised