学校嫌いはお母さんも要注意


保育園から小学校低学年ぐらいまでの子供が学校に行きたがらず、朝、お腹が痛くなったり、下痢をしたり、熱を出したり、学校に行っても泣きやまないような状態が長く続く場合、英語の環境に対する不安だけではなく、親離れ・子離れの問題も関わっていることが多いので、まずお母さん自身の行動を見直してみましょう。もし、お母さんと子供が会う時間や空間がきちんと決まっていないようだったら、まずそれを規則正しくすることから始めましょう。例えば、子供が学校で泣きやまないと聞き、すぐにかけつけてしまうような場合、お母さんは子供が新しい環境に慣れるまでは仕方がないと思っていても、子供は泣けばお母さんが来ると理解するので、泣き癖が治まるどころか反対に強まってしまいます。また、朝、子供を学校に送り出す時に子供の教室に入ってジャケットを脱がせるなどあれこれと世話を焼いているような場合、“教室”という空間にお母さんが入ってくることによって、子供は場所に関係なく親子の関係を持ち込めると理解し、母親に対する“子供”になりきったままで“生徒”という社会的な顔が育ちません。ですから、子供の社会的な面を育てるために、お母さんの立ち入らない空間、境界線を常に守ることが大切です。(ですから、ジャケットの脱ぎ着を手伝う場合は廊下でやることにするなど、場所をずらせばよいのです。)誰でも不安や問題があると多少幼児化してしまい、お母さんの元に戻りたくなるものですが、例えば、幼稚園までは教室、小学校からは校舎の入り口で別れることだけは最低限の鉄則にし、授業中に泣きやまない子供を学校に迎えにいく時でも、学校のスタッフに頼むなりして子供をその境界線まで連れて来てもらい、例外を作らないようにこころがけることが必要です。どうしても例外を作ってしまうお母さんは子離れの問題がありますので、子供のために、子供の送り迎えはお父さんに頼むぐらいの覚悟が必要です。

日本にいた頃から子供の不安感が極端に強く、学校に行くのに苦労していたような場合は、学校が始まる前に子供と学校を何度か訪問し、普通案内される校舎内の場所の他、自分の教室になる部屋を歩き回ったり、先生やスタッフにあらかじめ会って顔なじみになっておくのがよいと思います。(校長先生やサイコロジストに相談してみて下さい。)学校に来ても泣きっぱなしで先生も困っているような場合は、気を落ち着かせるために、例えば、お気に入りの毛布の切れ端や家族の写真など小さく邪魔にならない家のものを持たせたり、学校にいる時間を短か目にし、最初の1週間は数時間、2週目からは半日、3週目からは…というように順々に時間を長くしていく方法がよく取られます。先生と和やかにやりとりしているところを子供に見せるようにし、信頼できる人達であることを示し続けましょう。そして、約束の時間まで泣かずに頑張れた日にはきちんと褒めてあげましょう。途中で泣き始めたり体調を悪くした場合も、なるべく約束の時間まで学校に迎えに行くことを避け、子供の気が落ち着くまで保健室やソーシャルワーカー、サイコロジストのオフィスなどに留まれるように学校のスタッフと確認しておくことをお勧めします。

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