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OLD Diary 7〜10 6〜5

10→30


去る10月23日、父親側の祖父が心臓発作で亡くなった。
急遽兄弟とともに岐阜へ向う

部屋に寝かされた祖父は僕達の知っている祖父の顔ではなかった
亡くなった時に首を痛めたらしく内出血により浮腫んだ顔は
いつも痩せこけていた普段の顔より福与かに見えた
口からは行き場の失った血が流れ祖母や親戚一同が
一所懸命脱脂綿で拭う

仮通夜、疲れた祖母や親戚たちと替わり、祖父の分の酒を注ぎ
兄弟と弟の嫁と隣の部屋で待機しつつ世話をすることになった
酒を飲み談笑しつつも1時間ごとに血を拭いに行く
時間がたつにつれ祖父の顔は腫れ上がる。
(その時の状況を父親は後で
「おじいちゃん、おまえ達と酒のみ過ぎてむくんじゃったんだよ」
と冗談交じりでいった)
リアルに死体の臭いが強くなる
高校時代、豚の心臓を解剖した時の臭いだった
この時お香を炊くのは死体の臭いを打ち消すものなんだという事を
思い知らされた

朝、祖父を棺桶に移すことになり
孫達で行うことになった
僕達兄弟と従兄弟で浴衣と藁の縄を締め
親族のろうそくに囲まれながら
祖父の衣服を脱がしアルコールで身体を綺麗に拭いてあげた
冬にもかかわらず腐敗はかなり進んでおり
血を吐き出すとともに強烈な硫黄の臭いが鼻をつく
そして服を着ていたときは分からなかったが
身体は紫に変色していた

白装束に着せ替える時不思議なことが起こった
死後硬直し着せ替えるのは無理だろうと町の人々や親族は
思っていたのだが
僕等が着せると祖父があたかも導いてくれるかのように袖が通るのだ
きっと困り果てた姿を見かねて、
おじいちゃんが手伝ってくれたと皆は口々に言った

そのあと、3時間睡眠したのだが、身体が死体のように重かった
弟達も同じ感覚だった
その時の夢の中、祖父は生きていた

告別式、お坊さんがお経を読みに来る
「南無阿弥陀仏」
もしお経を宗教音楽というなら
僕の知る限り、もっとも癒しの宗教音楽であろうと思う
日本人の癒しは古来からある宗教から垣間見れた気がする

お経の後お坊さんが
「浄土真宗は、死してすぐに菩薩になります。」
と語った
その言葉に僕は納得した
現代社会、リアルに死を直面することはない
病院で亡くなれば痛まないよう綺麗に処置をされ
葬儀屋により我々の手を煩わすことなく埋葬される
そんな中、祖父は死の現実をまざまざと見せてくれた
希薄になりつつある死の実感を教えてくれたのだ
生前、僕達兄弟はさほど祖父とはコミュニケーシュンがなかったのだが
最後に生きる事について最も大切なことを教えてくれたのだと思う

帰る時になって、玄関に置いてある大黒様の像に目がいった
河原で拾った赤石を祖父が彫って作ったものと聞いたことがある
その顔を見た時びっくりした
浮腫んだ祖父の顔そのものだったのだ

きっとおじいちゃんは菩薩ではなく大黒様になったんじゃないのかな
と僕は心の中で理解した


本日の即興自作音楽

底の浅い楽園→DL
アンビエント過ぎます


10→20


男性の場合は「生きがいの欠如」や「ストレスの多さ」で
環器疾患で死亡する危険性が2倍以上という事が分かったそうです
(和歌山県にて調査)

お迎えがこないよう気をつけましょう


10→19


精神状態が悪いとついついノイズばっかり聴いてしまいますね☆ミ
最近は音響派、前衛音楽とレパートリーも増え
快適な音楽ライフを歩んでおりまする
しかもNETで収集なので元でゼロ円。
どっちみち普通のCD屋にないと思うと更にお徳度UPです

今、ジャパノイズの大御所 『Merzbow(メルツバウ)』を鑑賞中
スピーカーで聴くと
「おまえのPC、サウンンドカードぶっ壊れの助ナリボベェー」
と誤解を受けそうなのでヘッドホンで

いやーホント嵐のような怒涛の騒音騒音騒音
「ガガガガズビィービビギャギャブーブービード、ド、ドドギュイーーーン」
メルツバウの特徴は変幻自在に変化するノイズ音でしょう
次から次へと形を変えたノイズパターンが聞き手を飽きさせません
また、ノイズのイメージが今まで聴いたノイズユニットより
人工機械君でクール
SPKは精神病
ノイバウテンは人間芸術
てなイメージがあるから妙に人臭い
人間臭がしないのでカラッとパリっと揚げ立てサクサク
なかふっくらな感じです

あとパルス系のやつらの曲はインテリイカレポンチで
気難しがりやピコピコトリップです
池田亮司のアルバム『+/−』
パルス音が「ピ・ピ・ピ・ピ・・・・リリリリ・ポー」
静かに壊れてます
人の耳では感知できない超音波が流れているようで
耳イタイ
サイン波が喉にも入ってきてイタイ(本当です)
音響兵器だよこれ
最後の曲(もはや曲なのか?)「 +/−」は
人の聞き取れないほどの高周波が1分

身体が痺れてるよ〜ママ〜
プルルンプルン ファミファミファ〜

そのあと懲りずに同じパルス野郎の『 Alva note』を聴き
ピピピピ気持ち悪くなるウゲー、音楽酔いじゃ

身体に変化を与える音楽なんてびっくりだ!
そう言えば法律で音で他人を攻撃しても傷害罪になるんだよね
この確信犯をタイーホしちゃってください女神さま♪


10→18


バイトの研修中に襲う頭痛と吐き気
我慢できずにゲロ吐き出して早退
「体調を整えてシフトはいってね」
と言われたが、その日は至って健康だった
なれない環境と
ふだん使わない脳味噌使ったのと
最近持病になりつつあるパニック障害もどきのせい

今までツライバイトは色々やってきたけど
こんなことははじめてだ。
日増しに強くなる精神薄弱に
恐怖を覚える
来週のシフトも同じ状況だったらやばいな
働かなければ生活できない
病院いくかマジで!!


10→14


庭に朝鮮アサガオ(ダチュラ)が咲いているのを良く見かける
ガーデニングをかじる親が言うには
今朝鮮アサガオブームになっているそうだ
白いハンドベルのような花弁がぶら下がるその姿にいつも目を奪われ
風になびくベルの音に聴き入ってしましそうな誘惑に駆られる
別名「天使のラッパ」


しかし気をつけなさい
美しい姿に潜む
その毒性
一度聞き惚れてしまえば
しびれもだえる幻覚世界と狂気の音色
美しい物には毒があるってお話
(昔は麻酔薬として、また麻薬として使ったらしい)

本日の即興自作音楽

JOY{2:58]→DL
ちゃんと調整してつくんないと駄目だね


10→13


メルヘンであり
ロマンスでありつつも
猟奇であり
狂気であり
然るに
胸に痞える
悪性粘体たんぱく質の塊(ミジンコ似)を
分解してください
ノーベル賞の田中さん
土下座でお願い

火を吹くデジタル
水を打つアナログ

昨日徹夜で安房直子さんの童話集5冊を読み
無垢な少女像に胸焦がしながらも
今日は
スカ○ロ猟奇鬼畜SMマンガサイトめぐり
普通に生きていないから
無理が出るものさ、心に。
只今、
ピュアと狂気が混在中
だから最近ノイズとアンビエントが共存する
音響派の音楽聴いちゃうんだよねきっと。
ROCKはちょっと疲れてきました

本日の即興自作音楽

POPコーン・トーク→[1:09]→DL(854K)
なかなかの傑作


10→9



貧困。
バイト変えるときは計画的にね


10→8


え〜バイト決まりました
ロッテリアです
28にもなってです
そんな中、古き友人がついに結婚
堅実に生きている彼を見ていると
俺っていったいナニ人だという気持ちになります
来年から自分が思い描いている表現を確実に具現化しなくては
とにかく結婚おめでとう!
あれほどのベストカップルはなかなかお目にかかれませんぜ。

最近のマイブーム(死語)
俗に言う『音響派』の音楽にはまっています。
音にただならぬこだわりを持った人達の音楽で
普通の人が聞くとちっともよくわからない難解なものばかり
ノイズやら即興演奏やら街中の音だとか
口の中にマイクをいれそのまま眠った時の音をCDにしたりだとか
もはや音楽なのかわかりません

そのなかでもっとも注目されているドイツのユニット『OVAL』(オヴァル)
いいですね美しミニマルノイズ。
彼の音楽はまず

1. CDの裏をフェルトペンで適当に線を引く
2.プレイヤーで流す
3.当然音とび。
4.そいつを録音
5.加工

とぶのでキュキュします。
それが妙なリズムをかもし出します。

音響派の曲は、絵画で言う抽象画、その姿勢はダダイズムと
同じ位置付けにあると思います。
形ない物から感情の形を見出す力がないとヘンテコリンミュージックです
だけど好んで聴いている僕はやっぱりヘンテコリンだと思います。

ヘンテコリン万歳


10→7








10→6


騒ぎ続けるのはくたびれた
新しい仕事も見つからず
これまたくたびれた
だからちょっと怠け気味
だら〜りだらり
なんだか目の前煤けてきたな

実家に遊びに行き、安房直子著の児童文学作品を徹夜で6冊読む。
母親が子供達に本を読み聞かせる会をしている関係で
ものすごい数の絵本がある。(ものすごさは本の数ばかりでなく、乱雑っぷりもなかなかのもの)なので行く度にこっそり読んでたりしているのだ。
いつもそのごっそりある絵本部屋でねるのだが
夜型の生活がたたり、布団に入るもちっとも眠れない。
では、と ちょうど枕の上に積んであった本をひょいとつまみ、読み始めたら最後、ファンタジー空間に引きずり込まれて夜が明けた。

安房直子の世界は夢の世界。
寝ている時に見る夢のよう。
ちょっと次男がつけている「夢日記」を思い出した。
そしてノスタルジックでちょっとコワイ。
なんだが胸がキュキュンとした1日だった。