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<予防接種の種類>

Hep B (Hepatitis B)
B型肝炎


<どんな病気?>
B型肝炎ウイルスの感染によって起こる肝炎。
B型肝炎ウイルスは、血液や体液を介して感染する。大きく分けて、急性と慢性の2種類があり、B型慢性肝炎の大半は、母子感染が原因。一方、B型急性肝炎では、性行為、医療従事者の針さし事故、注射針の使い回し、入れ墨などが主な感染経路となる。
B型肝炎ウイルス保有者の母親から母子感染した子供の多くは、症状のない無症候性キャリアとなり、その後の人生のいずれかの時期に気づかないうちに肝炎を発症して治癒するのがほとんど。しかし、なかにはウイルスの抑え込みがうまくいかずに肝炎の状態が続いてしまう場合もあり、このような状態をB型慢性肝炎と呼び、肝機能が低下し、疲れやすい、だるい、食欲がない、ときには尿の色が濃いなどの症状が現れることがあります
予防接種では、B型慢性肝炎に有効なワクチンです。
<副反応>
打った後が1,2日痛む。微熱がでる(14人に1人ほど)

DTaP(Diphtheria Tetanus Pertussis)
ジフテリア、破傷風、百日咳(3種混合)


<どんな病気>
ジフテリア ジフテリア感染者がせきやくしゃみにより、菌を含んだ唾液が空気中にとび、人に感染する。感染はのどからがほとんどだが、鼻から感染することもある。ほとんどの人が感染しても発症せずに免疫を得られるが、1割程度の人にはのどの痛み、犬吠えのようなせき、嘔吐、呼吸困難などの症状があらわれる。また、菌が出す毒素により心筋障害や神経マヒをおこすこともある。

百日ぜき 百日咳菌の飛沫感染にて起こり、普通のかぜの症状から始まる。その後、せきがひどくなり、顔を真っ赤にして連続性にせきこむようになり、せきのあと急に息を吸い込むのでレプリーゼと言われる笛を吹くような音がでます。
 熱は殆どなく、1歳までの乳児は呼吸ができず、チアノーゼやけいれんが起こり死亡することがまれにあります。

破傷風 破傷風は破傷風菌が創傷部から侵入することによって発症する細菌疾患。全身の横紋筋の緊張に続いて全身性痙攣と呼吸困難を起こし、窒息死することもある。開口障害、弓そり緊張など特徴的な症状をきたすことが知られている。 

<副反応>
発熱や、打った場所が腫れたりすることは4人に1人ほど、反応がある。
1/14000の確率で発作がある。105度F以上の熱が出る確率は1/16000
。泣き止まない症状は1/1000の確率。
深刻なアレルギー反応が出る確率は100万分の1。

Hib(H.Influenzae type b)
インフルエンザ

<どんな病気>
38℃以上の高熱、激しい全身倦怠、筋肉痛、関節痛などの全身症状を伴う。呼吸器症状はやや遅れて出現する。激しい症状は5日間ほど続き、気管支炎、肺炎などを併発しやすい。脳炎や心不全を起こす事もある。以前流感(流行性感冒)と呼ばれており、 かぜ症候群のひとつに数えられていたことから、 インフルエンザはふつうのかぜ(普通感冒)と同じだと誤解していることもある。

<副反応>
打った場所が、赤くはれたり、熱をもったり、腫れたりすることがあります。(1/4の子供に現れる)
101度F以上の熱が出ることもある。(20人に1人ほど)

PCV(Pneumococcal Conjugate)
肺炎、

<どんな病気>
さまざまな病原菌の感染によって肺に炎症が起こった状態のこと。肺炎の主な症状はせき、発熱、悪寒、胸痛、喀痰、呼吸困難などで、これらの症状は数日間続く。浅くて早い頻呼吸と頻脈がみられる。また、聴診上は病変部分に肺胞呼吸音の減弱、気管支呼吸音および水泡音が認められ、打診上では濁音が認められる。 症状がひどくなるとチアノーゼ(くちびるや爪が青黒くなる)が認められることもあります。
<副反応>
打った場所が赤く腫れたりすることもある。(4人に1人)
3人に1人が100.4度F以上の熱がでる。50人に1人が102.2度F以上の熱がでる。
食欲が落ちたり、眠りが浅くなったりする子供もいる。

IPV(Inactivated Polio)
不活化ポリオワクチン

<どんな病気>
以前は、「小児麻痺」と呼ばれてた。ポリオウイルスはヒトヘ感染。感染した人の便中に排泄されたウイルスが口から入り咽頭または腸に感染する。感染したウイルスは3〜35日(平均7〜14日)腸の中で増え、ウイルスが血液を介して脳脊髄へ感染し、麻痺をおこすことがある。ポリオウイルスが感染すると100人中5〜10人は、カゼ様の症状を呈し、発熱を認め、続いて頭痛、嘔吐(おうと).があらわれ麻痺が出現します。一部の人は永久に残ります。呼吸困難により死亡することもあります。

<副反応>
ほとんど報告はない。

MMR(Measles Mumps Rubella)
はしか、おたふくかぜ、風疹


<どんな病気>
はしか(麻しん) ウイルスの飛沫感染によって起こる、伝染力の強い病気。 一般的症状としては、全身に発疹が現れ、高熱を伴い、重症化(麻疹性肺炎・脳炎など)し、死にいたることもある。

おたふくかぜ 耳の下(耳下腺)が腫れて痛がる.たいてい左右とも腫れるが,片側だけのこともある.腫れは約1週間でひき,熱は3〜4日で落ち着く。頭痛,嘔吐,全身倦怠感などを伴うことも多く,顎の下(顎下腺)が一緒に腫れることもある。幼児〜小学校低学年が流行しやすい年齢で、不顕性感染(症状がはっきりしないで感染すること)が約30〜40%にみられる。潜伏期は2〜3週間(平均18日)。

風疹  風疹ウイルスの飛沫感染により軽いかぜ症状で始まり、全身の発疹、微熱、頚部リンパ節の腫脹等が主症状。眼球結膜の充血もみられる。発疹も熱も約3日で治まるので、「三日はしか」ともよばれています。
 妊婦が妊娠初期に罹ると、先天性風疹症候群(心奇形、白内障、聴力障害など)の子供が生まれる危険性が高くなる。

<副反応>
軽い反応としては、6人に1人が発熱。20人に1人ほどに、軽い発疹が出る。頬や首の後ろが腫れる。
3000人に1人の確率で、めまいと発熱を起こす。大人が接種した場合、4人に1人の割合で、関節が一時的に痛んだり、こわばったりする。一時的に血小板の数が減少し、出血しやすくなる。(30000人に1人の確率)。
100万人に1人の確率で、聴覚障害、昏睡、意識障害など、重症なアレルギー反応を示す。脳障害を引き起こす場合もある。

Var(Varicella)/Chicken pox
みずぼうそう

<どんな病気>
かゆみを伴った発疹(発赤→水疱→かさぶた)が全身に出現する病気。 37〜39度の発熱と共に、赤い小さな発疹が次々とできては水疱になって、やがてかさぶたになる。色々な段階の皮疹が存在するのが特徴。水疱の出方は、全身にたくさん出る場合とパラパラと出る程度で終わってしまう場合などいろいろ。平均して1週間から10日でよくなる。発熱は通常1〜3日でさがるが、 水疱をかきむしると細菌感染が起こり、膿が出ることがある。まれに、無菌性髄膜炎や肺炎を合併することがある。また、水ぼうそう・インフレンザの時に、アスピリン入りの熱さましを使うと激しい嘔吐・意識障害・けいれんなどの症状を特徴とする「ライ症候群」を起こすという報告がある。

Hep A(Hepatitis A)
A型肝炎

<どんな病気>
A型肝炎は,A型肝炎ウィルスに汚染された飲食物をとることで感染する。
倦怠感、吐き気、腹部の上部が張った感じがし、食欲が無くなる。便の色が白っぽくなる。などの症状がでる。
便によって感染。途上国へ旅行する場合は感染の危険性が高い。

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