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古文サンプル ●

 □■□入試古文のツボ■□■  創刊号
 本日が第1回目の配信です。古文が苦手な方、勉強法がよくわからない方のためのメールマガジンです。

 

 本日は、古文の基礎についてお話しします。
予備校や塾で古文の講座を担当すると、いつも「どうして古文のクラスはこんなにいるんだろう」と思ってしまうのです。現代文の授業では十数名の受講生なのに、古文になるとその数が3倍にも4倍にもなります。それだけ古文を理解していない受験生が多いということですね(短絡的な考えかもしれませんが)。実際、授業でいろいろとこちらから質問してみると、基本的なことでも理解していない受験生は多いようです。学校でも、古文の授業はあるのに、どうして基礎さえ理解できていないのでしょうか。それは、受験古文の勉強方法がわかっていないからだと思います。その勉強方法が確立していれば、やればやった分だけ、古文の点は取れると私は確信しています。
では、受験古文を学習するにおいて、まず何を基本に習得してゆけばよいのかをお話しします。これらを完璧にするだけでも、多少なりとも古文が見えてくるはずです。

 

1 古典文法
  古典文法は、おそらく高校に入ってすぐに学校で習うと思います。しかし、学校で習う文法だけでは、はっきり言って入試に対応できません。入試に対応するために、どういった文法事項を学ぶべきか、きちんと把握しておくべきでしょう。
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入試古文で要となる文法は、助動詞・助詞・敬語法の三つである
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これらの具体的な内容については、後で配信してゆきます。

 

2 重要古語
   
 古語として、最も重要なものは古今異義語と古文特有語の二つです。古今異義語とは、現代でも存在するが、その意味が現代語とは異なるものを言いま  

 す。たとえば「ありがたし」「ここらの」「いとほし」などがそうですね。ちなみに、これらは「めったにない」「たくさんの」「気の毒だ」という意味です。

 古文特有語とは、現代語には存在しないが、古文には存在する言葉のことです。たとえば「まらうど」「いらふ」「ゆゆし」などがそうです。
  この二種類の古語を習得しただけでも、古文の読解や問題に大きな差が出てくると思います。もちろんこれらだけ覚えても、まだ不足ではありますが、

 始めはこれらからしっかり覚えるのがいいでしょう。
  
3 古文常識
  古文常識とは、その名のとおり、古文の読解や問題に対処するために知っておかなければいけないものです。その内容は様々ありますが、よく出題され

 るのは、漢字の読みや十二支を用いた方角や時刻、月の異名などです。これらは覚えていさえすれば点につながるものです。理論展開を考えたり、文脈を

 おさえるなど、あれこれ考えなくても覚えていればすぐに答えが書けるのですから、やはり落としてはならないものの一つでしょう。

 

 次回からは、本題に入ります。受験に必要な文法について、何をどこまで学習すべきか何回かに分けて少しずつ、詳しく述べてゆきます

 

 

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