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FinnAuto 6000ヒットプレゼント壁紙(縮小版)

makikoさんに、お贈りしました (Jun. 2003)

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"Helsinki-Malmin lentoasema"
マルミ飛行場

Malmi, Helsinki


-makikoさんからのメッセージ-
「セピア色がこの独特の建物にマッチして
とてもいい雰囲気です」





速報!この施設はWMF世界記念物基金(The World Monuments Fund)2004年度WMW(World Monument Watch)・最も危険にさらされている100の遺跡」に選定されました。過去に同リストに登録されたフィンランド関連の建造物にアルヴァ・アールト設計のヴィープリ図書館(現ロシア)がありますが、国内に現存する施設の登録は今回が初めてです。

参考:2003年9月25日付ヘルシンキ・サノマット紙(英語) 2004年度WMWリスト(PDFファイル)

6000ヒットプレゼント画像は、ヘルシンキ北東部のマルミよりお届けしました。
マルミ飛行場は1935年に操業開始、1938年から1952年までフィンランドの国際空港として機能した施設です(1944-46年はソ連軍が占領)。現在のヴァンター国際空港のオープン以降は、ヘリコプターやセスナ機用のプライベート飛行場として運営され、国内最大のパイロット養成施設としても今なお重要な役割を果たしています。

飛行場の周囲は豊かな自然に恵まれ、敷地内は1930年代の面影を残すレトロな雰囲気で一杯(ついでにいうと、このあたりはフィンオートの宝庫でもあるのです)。根強いファンも多く、飛行機展示や航空ショーなどといったイベントは常に盛況で、2003年5月には設立65周年を祝う式典が盛大に行われました。

そんな飛行場が、近年存続の危機にさらされています。数年後に迫ったヘルシンキ市との間の敷地貸借契約終了に伴う飛行場閉鎖と跡地の宅地化計画が取り沙汰されているのです。
反対の声はコアな航空ファン・関係者からだけではなく、環境破壊、宅地に不適当な地形(元沼地で地盤がゆるく、国際空港時代末期の1948年にも大型旅客機の重みで滑走路の陥没事故が起こっている)という指摘も専門家から出ており、今後の動向が注目されています。

参考リンク:

「マルミ飛行場・脅かされる珠玉の30年代機能主義」
(英語、リンクからフィンランド語)

マルミ飛行場友の会
(英語、リンクからフィンランド語)

マルミ飛行場友の会サイトでは、飛行場存続のためのオンライン署名運動を行っています。賛同者の数はフィンランド国内外ですでに13,000以上に達しています(2003年6月現在)。
フィンランド国内から署名 フィンランド国外から署名
<お願い>運動に参加される場合は、各自の責任でご署名くださいますようお願いします




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