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(注意)

 この作品は純然たる小説であり、その内容はすべてフィクションです。実際のいかなる団体・人物とも関係ありません。
 フィクションなので、この作品に書かれてあるような事実は全く存在しません。
 
(作品紹介)

 この作品は私の友人FF氏の手によるものである。氏は学生の頃から小説家を志し、いくつかの作品を公表したものの、世に受け入れられず、挫折感と深い精神的衝撃を受けた。氏を受け入れなかった世間に対する恨みは深く、極めて厭世的な人生観を持つに至った。
 元々猜疑心が強い傾向にあった氏は益々それを顕著にし、世の事件を須く悪意で解釈するようになった。この作品もそのような氏の妄想から生まれたものである。
 氏の解説によると、この作品は本来長編小説で、児玉修太郎という主人公の一代記だそうである。

 昭和元年に北海道の大地主の嫡男として生まれた彼は、親が徴兵逃れに彼を北大の工学部に裏口入学させたのをいいことに、鉄砲と女に凝り自堕落な学生生活を送った。敗戦後、親の経営する牧場を嗣ぐのを嫌がり、東京に家出して暴力団員になった。拳銃の腕を買われて彼は次第に頭角を現わしたが、暴力団同士の抗争で、警察の手が回ると、逮捕逃れに政治家の秘書となった。当時は政治家とやくざとあまり境界線がなかったようで、彼は政界の裏方として暗躍したが、ボスの政治家が失脚したので北海道に逃げ帰った。
 彼は持ち帰った豊富な資金にものをいわせ大学の理事長になり名士になった。さらに、北洋漁業の利権にも絡み、右翼の仮面をかぶりながら裏でソ連と関係を持つに至った。道会議員になった彼のもとに中央政界から利権話が舞い込んできた。彼のコネクションを使ってソ連原油を横流ししてくれという依頼だった。
 その話をうまくまとめた彼は中央政界から重宝がられたが、やがて保守党の血で血を洗う政争に巻き込まれていく。
 そんな最中、ラッキード事件という一大スキャンダルが起き、今までのしがらみで彼は一肌脱ぐ羽目になる。
 それが解決しないうちにミグ戦闘機の亡命事件が起き、日ソ間が険悪な状況になった。さらには中国でクーデターが起こり世界は核戦争直前の状態に追い込まれていくのである。
 だいたいこのような筋の話である。多少なりとも興味のある方は一読されたい。私としては自分のサイトにこのようなセクションを設けるのは不本意であったが、FF氏は情けないほどの文系人間で自力でサイトを起こす能力がなく私に泣きついてきた。今までの人間関係で、私としても拒絶できなかったのである。

 どうせ面倒ついでなのだから全文を掲載してやるとF F氏に申し入れたのであるが、氏はまだ出版の可能性があるからと、拒絶した。勝手な男である。どうやら、彼が提示した内容は作品中の3分の1程度の分量であるらしい。前半部分とクライマックスをカットしてあるというのである。
 本サイトに掲示した部分は途中から始まって尻切れトンボで終わるという構成上最悪の内容であるが、以上の理由によるものなので了承されたい。

 再度申し上げるが、以上のような事情で掲載された作品なので、諸兄におかれてはゆめゆめ現実と混同しないでいただきたい。実名に近い人物も登場するがパロディであると理解されたい。
(目次)

1ソビエト連邦書記長 (1)


2ソビエト連邦書記長 (2)


3政争 (1)

4政争 (2)

5政争 (3)


6ラッキード事件 (1)


7ラッキード事件 (2)


8ラッキード事件 (3)


9再上京(1)

10再上京(2)

11再上京(3)

12再上京(4)


13再上京(5)


14ミグ戦闘機亡命事件(1)

15ミグ戦闘機亡命事件(2)

16ミグ戦闘機亡命事件(3)


17ミグ戦闘機亡命事件(4)


18ホットライン(1)

19ホットライン(2)


20ホットライン(3)