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From: minichang <http://groups.yahoo.co.jp/group/minichang/post?protectID=123112254089050213016200203056132015239222139192134193152143209211142249170>
Date: 2002年11月4日(月)
午後9時35分
Subject:
NO.110 台湾式かみたばこ（台灣口香糖）
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これは冗談半分なんですが、本日、台湾の固有文化の象徴で非常に貴重な観光資源ともいえる「ビンロウ屋台の売り子嬢（檳榔西施）」を紹介させていただきます。
もし今度、日本人と世間話する機会があったら、これがいい話題かも？（笑）
ちょっと長い記事だけど、下線部のところぐらい覚えておけば、OKだと思います。
小腸より
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読売新聞：2002年11月3日0時26分更新
台湾式かみたばこ（台灣口香糖）、売り子注1嬢注2（うりこじょう；檳榔西施）の“露出”注3競争（ろしゅつ；裸露競賽）に待った
台湾人の嗜好品注4（しこうひん；嗜好品）「ビンロウの実注5（み；檳榔的果實）」をめぐる販売競争が過熱（かねつ；越演越烈）、若い女性の売り子が下着姿（したぎすがた；穿著内衣）で店頭に立つなど、過激化（かげきか；白熱化）する一方なため、台湾北部の自治体、桃園県はこのほど、売り子の服装規制に乗り出した（ふくそうきせい；開始進行服裝規定）。胸、尻、腹の一部でも「見せてはならぬ」とする「三不政策」（三不政策＝三點不露政策）を導入、露出度を最小限に抑える狙いで、同県内の業者も従う姿勢を見せている。しかし、規制への反発も強く、追随する注6（ついずい；跟進）他の自治体は今のところ出ていない。（台北 若山 樹一郎）
ビンロウはヤシ科（椰子科）の植物で、果実にはタンニン注7（tannin；單寧）や脂肪が含まれる。口の中でかむと、弱い覚せい作用（かく；輕微興奮作用）などがあるため、「台湾式かみたばこ」として、主に男性の間に定着している（ていちゃく；深受喜愛）。現在、愛好者（あいこうしゃ；愛好者）は台湾全島で約３００万人、年間の総販売額も１０００億台湾ドル（１台湾ドルは約３・６円）近くに上る。すべて台湾内で生産され、作付面積注8（さくづけ；種植面積）はこの３０年間で３５倍に拡大、コメに次ぐ台湾第２の農作物となった。ただ、常用すると口腔がんを誘発する（じょうよう；こうくう；ゆうはつ；長期食用會引起口腔癌）などとして、１８歳未満には販売禁止だ。
街道沿い（かいどうぞい；沿街）の屋台などで売られているが、１９９８年ごろから販売競争が激化。露出度の高い衣装を着た若い女性の接客が普通の光景となった。売り子は「ビンロウ西施注9（せいし；檳榔西施）」（西施は中国・春秋時代の美女の名）と呼ばれ、全島にある大小約４０万軒の屋台で、数万人以上が働くという。
ビンロウ屋台（やたい；檳榔攤）の多くはガラス張り（ばり；玻璃窗）。売り子たちはドライバーの目を引くため（為了吸引司機的目光）、その中で待機。屋台の前で車が止まると、運転席に駆け寄り、ビンロウやたばこを売りさばく（推銷）。
人権団体からは女性蔑視（べっし；蔑視；輕視）の象徴として非難されてきたほか、最近ではやくざ組織（黒道組織）や売春産業（ばいしゅんさんぎょう；色情行業）との関連も指摘され、社会問題化していた（成為社會問題）。
１か月間に及ぶ業界団体との協議を経て、規制を決めた朱立倫・桃園県長（知事；ちじ）は「治安や教育面から対策が必要だった。我が県は台北市に隣接（りんせつ；隣接台北市）、国際空港もあり、外国人観光客も多い」と語る。
ただ、朱県長は今回、新たな条例などは制定せず、業界の自主規制に任せる“行政指導”にとどめたと強調。「胸や尻はともかく、なぜ腹も露出禁止にしたのかとの反対論もあるが、下着姿を防ぐにはこうするしかなかった」と話し、一部にある「服装など表現の自由に対する抑圧（よくあつ；壓迫）」との批判は当たらないとした。行政指導に従わない業者には、交通法規や社会秩序保護法などを厳格適用し、排除していく考えという。
同県内のビンロウ屋台では先月１５日以降、下着姿が消え、Ｔシャツにスカートなど、普通の服装が戻った。業界団体の同県ビンロウ協会の彭天楽・秘書長も「これで露出競争が収まり（おさまる；趨緩；平息）、正常化するなら業界にとっても望ましい」と歓迎する（かんげい；表示歡迎）。しかし、現在のところ、隣県の新竹県をはじめ、ビンロウ愛好者が多い南部地域では従来通り（じゅうらいどおり；一如往常）の販売が続き、各自治体も規制に乗り出す動きはない。
一帯注10（いったい；一帶）にビンロウ屋台だけを集めた「ビンロウ特区（檳榔特區）」を作ろうという動きもあるものの、「ビンロウは台湾の固有文化の象徴。ビンロウ西施は貴重な観光資源でもある。どんな規制も反対」（業者の１人）という意見も根強い。
桃園県の主要街道沿いで働くビンロウ西施の１人、湯雅ブンさん（１７）は「売り上げ次第で月３—４万台湾ドルになる貴重なバイト。初めは恥ずかしかったが、すぐ慣れた。規制？ マスコミが騒がなくなったらすぐ元に戻るんじゃないかしら。台湾はいつもそうだから」と話していた。（湯雅ブンさんのブンは、雨かんむりに文）
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注1うりこ 0 【売（り）子】
(1)商店・デパート・駅などで商品を売る仕事をする人。「デパートの売り子（百貨公司的售貨員）」
(2)男色（なんしょく；だんしょく；人妖）を業とする者。「此所も売り子・浮世比丘尼のあつまり/浮世草子・一代男
3」
注2じょう【嬢/▽娘】
（名）娘 「お嬢（女兒）」
（接尾）
(1)未婚の女性の氏名に付けて、敬称として用いる。「田中嬢（田中小姐）」
(2)職業を表す語に付けて、その職にたずさわる女性であることを示す。「交換嬢（女接線生）」「案内嬢（女接待員）」
注3ろしゅつ 0 【露出】（名）スル
(1)おおわずにあらわに出すこと。あらわになること。「大胆に肌を露出する（大膽裸露身體）」「露出狂（暴露狂）」
(2)写真機で、シャッターを開いてフィルムや乾板（かんぱん；反光板）に光を当てること。露光（ろこう）。「露出時間（曝光時間）」
注4しこう-ひん 0 【▼嗜好品】（嗜好品）
栄養のためでなく、味わうことを目的にとる飲食物。酒・茶・コーヒー・タバコなど。
注5びんろう 0 【▼檳▼榔】（檳榔）
檳榔樹の別名。
注6ついずい 0 【追随】（名）スル
(1)あとに従うこと。あとから追いしたがうこと。「他の追随を許さない（他人不能及）」
(2)人の業績などの跡を追うこと。「先人に追随するのみ（一味模倣前人）」
注7タンニン 10 [tannin]（單寧）
茶・五倍子（ふし；ごばいし；五倍子；別名＝文蛤；百蟲倉）・没食子（もつしよくし；没食子）など、多くの植物の木部（もくぶ；枝幹）・樹皮（じゅひ；樹皮）・種子（しゅし；種子）・葉などから抽出（ちゅうしゅつ）される、加水分解によって水溶性多価フェノール酸（すいようせいたか；phenol；水溶性多西分）を生じる混合物の総称。黄色または淡黄色。水に溶けやすく、タンパク質やアルカロイド（alkaloid；生物鹵僉）を沈殿（ちんでん；沈澱）させるため、媒染剤（ばいせんざい；染料）・皮なめし剤（鞣劑）・収斂剤（しゆうれん；收斂劑）とする。また、鉄（III）塩が緑色ないし紫黒色で水に不溶であることからインク（ink；墨水）にも利用。〔「単寧」とも書く〕
注8さくづけ 0 【作付け】（名）スル（種植）
〔「さくつけ」とも〕田畑に作物を植えつけること。
注9せいし【西施】（西施）
中国、春秋時代の越の美女。越王勾践（こうせん）は呉王夫差の色好みを知って西施を献上した。呉王はその色香に迷って政治を怠り、越に滅ぼされた。
★西施の顰（ひそ）みに倣（なら）う
（東施笑顰）
〔西施が胸を病み、胸をかかえて顔をしかめるのを見た醜女（しこめ；しゅうじょ；ぶおんな；醜女）が、自分もそのしぐさを真似れば美しく見えると思って顔をしかめたところ、人が気味悪がったという「荘子（天運）」の寓話から〕むやみに人の真似をして物笑いとなること。また、人の真似をしたものであることを謙遜していう場合に使う。西施捧心（ほうしん；西施捧心）。単に「顰みに倣う」とも。
注10いったい 0 【一帯】
ある地域全体。そのあたり全部。「西日本一帯は晴れている（日本西部一帶是晴天）」「この辺一帯（這附近一帶）」
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