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雑誌「Nouvelles du Quebec」の中で発表された記事。

1972年にカナダ、ケベック州のモントリオールで生まれました。両親ともにフランス系で、フランス語の中で育ちました。英語は大学に入ってから、必要にかられて使うようになりましたが、高校生の時にはあまり英語に接する機会はありませんでした。ただ、父の仕事で、生まれてすぐにアフリカ(コートディボワール)に3年間滞在したり、子どもの時に家族で一緒に海外(アメリカやオーストラリアなど)を旅行したことは、広い世界への関心を持つきっかけとなったと思います。

モントリオール工科大学で金属工学を勉強しながら、日本語や日本文化について学びました。日本への興味は、バンクーバー万博の際、日本館に展示してあったリニアモーターカー(HSST)に乗ったときに始まりました。「何て、すごい技術力なんだろう」と思った12歳の私は、いつか絶対日本へ行ってみたいと夢を抱くようになりました。

 大学生のとき、「コープ・ジャパン・プログラム」で初めて研修生として日本を訪れました。愛知県東海市の新日本製鐵技研で1年間、研修しました。海外で初めて生活してみて、生活習慣や文化の違いに少しホームシックになったこともありましたが、その経験は私のその後の進路を決めるにあたり、とても重要な経験となりました。

カナダに戻った私は、バンクーバー大学(UBC)で金属工学の修士号を取得し、再び、日本で働く興味を覚えました。そして、縁あって、アイシン精機へ入社しました。 材料技術部で働き、早いもので4年半が経ちました。鋳鉄、アルミ合金、マグネ合金などの興味深いテーマに取り組むことができました。また、多くの先輩や同僚のおかげで、私の日本語も徐々にですが、上達することができました。

 今月からは、材料技術部のグローバルチームのメンバーとなりました。これからも、おもしろいチャレンジを目指したいと思います。

エコラングループ写真  修士号を取得した僕は、働くなら日本で一と、在日の友人マルタン・ミショー氏らやケベック州政府在日事務所に相談し、アイシン精機での就職が決まった。

 コミュニケーションに大変意欲的だ。休日にはまめに旅行に出かける。 長崎で歴史を感じ、阿蘇、湯布院で自然の妙に畏怖し、奈良で神聖な気持ちを高め、大阪では“えべっさん”講に参加し、飯田で日本人とキャンプを楽しむ。そしてその感想をホームページで伝える。

 異色のページは、「エコラン」紹介。「エコラン」とは1リットルのガソリンでどれだけ長距離走れるかを競うカーレースである。毎年10月に500台以上の車が参加して鈴鹿サーキットで行われる。昨年アイシン精機チームの一員としてこれに参加し(上の写真はそのチームメンバー、前列左が彼)、その様子を臨場感あふれる写真入りで詳しくホームページに報告した。 アイシン精機チームはもちろん好成績を収めた。

在日ケベック人の友人の1人エリック・マルシルさんは、同じ大学の機械工学の専門家で、愛知県西尾市の稲垣鉄工で働いている。マルシルさんも西尾市国際交流センターを中心として日本人の友達に恵まれ、通訳として心のこもった支援をしてくれた女性と、ついには 羽織袴姿で結婚式をあげてしまった。 皆さんも僕のページを覗いて、若いケベック人の自然憑の在日生活をご覧ください。

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