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「夏草の線路」

作詩/門司
作曲/高瀬一矢
編曲/中沢伴行
 唄/KOTOKO TO AKI

帰る人過去と繋いだ未来

通り過ぎた夏の彼方
『幻』と冷めた時はつぶやく
夢だけが ここにある

焼けた線路たゆとう陽炎は
ゆるやかな風をあつめて

優しいかけら 残して消えた
果てしなく続く明日を待つ

いつか 幼い頃
ふたり時を重ねた

夢 記憶と傷と

ここに残した レールの向こう はるか目指す

『道はどこまでも続いてく』と
あなたが差し出した手には

ここにある夢 いま 声を上げて

大切なもの失うことも
変わることも忘れることも今日
取り戻して 笑いあえる

消えない痛み傷ついたこころ
ゆらめく夏草見ていた

離ればなれの レールみたいに
願いは冷たい水のよう

いつか 仲間たちの
夢を乗せて走った

この 古い翼と

悲しみさえも 海は静かに 時を癒す

『明日になれば夢は叶う』と
涙をこらえた手の中

ここにある夢 いま 走り出して

願って守って信じて消えた
一つの夢いつの日にか 奇跡
呼び起こして 未来になる

空は いつも遠く
わたしたちを見つめて

ただ 光と風と

ここに残した レールの向こう はるか目指す

『果たせない約束はしない』と
あなたが差し出した手には

ここにある夢 いま 声を上げて

大切なもの失うことも
変わることも忘れることも今日
取り戻して 笑いあえる