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メールマガジン「日本語 おもしろ雑学」サンプル


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◆◆◆◆◆ >>> 日本語 おもしろ雑学 <<<
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■ はじめに ■
みなさん、初めまして。今日から「日本語 おもしろ雑学」というタイトルでメー
ルマガジンを発行してゆきます。
 私は職業上、日本語と深く接しているのですが、さまざまな文献や辞書を調べてゆ
くと、いつも「へえ、こんな意味があるんだ」とか「こんな由来があるんだ」なんて
感動を覚えます。それは、学校では教えてくれない、本当に楽しく、興味深いもので
す。
 そこで、ぜひみなさんにもその楽しさを理解していただきたいと思って、このメー
ルマガジンを発行しようと決心しました。このメールマガジンで知ったことは、単に
教養を増やしただけでなく、大学などの入学試験や入社試験にも役に立つものだと考
えます。

 今月と来月は、四字熟語や故事成語を紹介します。
 


1 暗中模索(あんちゅうもさく)=暗闇の中を手探りで探すこと。転じて、様子が
 はっきりせず、どうしてよいかわからないまま、あれこれと探ってみること。

 この言葉は、中国唐の時代から用いられていましたが、元来の意味は「暗闇の中で
手探りしてもすぐわかる」といった、現在とは全く異なるものでした。『随唐佳話』
という話の中で、許敬宗という人物がました。この人はあわて者だったそうですが、
偉そうにこう言い放ちました。「俺だって、曹植(そうしょく)や謝霊運(しゃれい
うん)の有名人と出会ったら、暗中模索してもすぐ見つけられるさ」
 つまり「すぐにわかる」という意味に用いられたのです。


2 一網打尽(いちもうだじん)=一度に網を投げただけで、そこにいた魚を全部捕
 まえること。

 今では魚ではなく、「犯人グループを空港で一網打尽」といった感じで人などを捕
らえるときも使います。『宋史・仁宗紀(じんそうぎ)』にある話で、当時の宰相の
杜衍(とえん)は、帝が大臣の了承なく恩詔(おんしょう)を下すことにこころよく
思っていませんでした。そこでその恩詔を自分のところでせき止めていました。当然、
杜衍の評判はよくありませんでした。
 ある日、杜衍の親族が公金流用したということで、役人に踏み込まれ、そこにいた
全員が逮捕されたのです。そのとき一網打尽という言葉が用いられたのです。


3 韋編三絶(いへんさんぜつ)=一つの書物を何度も熟読すること。

 韋編とは、なめしがわでできた本のとじひものことですが、孔子は晩年に「易経」
を愛読して、そのとじひもが三度も切れるぐらい熱心に読んだという故事からきて
います。人の手本を示したような四字熟語ですが、そういえば、ここ何年かは本を
ぼろぼろになるまで読んだ事がないですね。まだまだ勉強不足っていうことですね。
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