学校の健康衛生プログラム


イリノイ州第68学区(スコーキー)の予防接種やけが・病気のガイドラインは次のようになっています。学区や州によって多少異なると思いますが、参考にどうぞ。


 身体検査、予防接種
州の公衆衛生局の定めに従って、プリスクール、幼稚園、もしくは、1年生入学前1年以内、そして、5年生になる際に、全ての生徒は身体検査と予防接種を受けなければなりません。B型肝炎(Hepatitis B)ワクチンは新しく必要な条件になり、スコーキー衛生局を通して低料金で注射を受けることができます。10月15日までに全ての条件を満たしていない生徒は学校に出席できなくなります。


 応急処置、事故
学校のスタッフは日常的な応急処置を施す訓練をされていますが、その範囲をこえた場合は保護者に連絡がいきます。学区は学校活動中や休み時間などに生徒に起こった事故に対応する医療保険、健康保険を所有していないので、家族の保険がどんな範囲までカバーされるのか各家庭でチェックして下さい。必要であれば、事故保険に入ることもできます。料金等の詳細は夏に郵便で送られます。


 投薬
学校で数時間置きに処方薬を与えなければならない場合、保護者のリクエストと医師の指示がある場合に限り、学区の衛生管理スタッフ(おそらくナース)が決まった時間に生徒に薬を与えることができ、又、保護者のサイン入りの許可により、Tylenol、Advil、Acetaminophen、Ibuprofen、のど飴(couph drops)といった市販の薬を衛生管理スタッフから生徒に渡すことができます。(生徒が自分で薬を持ち歩くことは許可されません。学校にいる間は、どんな薬でもナースに預かってもらうことになります。)保護者のリクエストとともに医師からの手順指示が学校にあらかじめ知らされた糖尿病やアレルギーの緊急事態を除いて、学校では注射は施しません。詳しくは学校の保健室の方まで問い合わせて下さい。


 定期検査
定期検査で異常が見られ、問題の可能性がある場合は保護者に連絡がいきます。定期検査の内容は次の通り:


  緊急カード(Emergency Cards)
学校では、緊急時に保護者に連絡が取れなかった場合に誰に連絡を取ったらよいのかという情報をファイルしています。子供の医師の名前を含め、変更があった時には必ず学校のオフィスに知らせて下さい。緊急カードは学校初日に生徒に渡されるので、記入して翌日学校に提出して下さい。


  伝染病と欠席期間

病名 初期症状 潜伏期間 隔離期間 管理
Chicken Pox
(水疱瘡)
発熱、赤くなった部分に小さな水疱 14-21日 発疹から5日以上 特になし
German Measles
(風疹、三日麻疹)
熱の徴候、腺の腫れ、発疹 14-21日 特に症状がなければ、発疹の5日後から出席OK 特になし
Measles
(はしか)
発熱、風邪の徴候、鼻水、乾いた咳、目が赤い 8-13日 診断されてから発疹後4日まで 予防接種していない子供は21日間出席できない
Mumps
(おたふく風邪)
あごの周辺の痛みと腫れ、のどの痛み、熱、吐き気 12-26日 病気の始まりから9日間、又は、腫れが引くまで 特になし
Whooping Cough
(百日咳)
風邪の徴候、ゼイゼイした咳、嘔吐 7-28日 ゼイゼイし始めてから3週間、又は、適切な抗生物質で治療が施されるまで 予防接種していない子供は14日間家にいること
Scarlet Fever / Scarlatina
(しょう紅熱)
のどの痛み、発熱、嘔吐、発疹 1-3日 ペニシリンや他の適切な抗生物質が与えられてから24時間後に隔離を取り止めることができますが、治療は最低10日間継続 特になし
Streptococcal Sore Throat
(連鎖球菌による咽頭炎)
のどの痛み、発熱、嘔吐 1-3日 上に同じ 特になし
Head Lice
(頭シラミ)
頭皮のかゆみと炎症
(詳しく検査するとシラミが動き回っているのが見えたり、毛根に卵や幼虫がくっついているのがわかる)
学校からただちに除外
家庭の医師に相談すること
シラミの寄生が完全になくなるまで出席できない

*Measles、Strep Throat、Scarlet Fever、Whooping Coughは、通院の必要がない状態が学校に戻る際の条件。伝染病にかかったら、学校とスコーキー衛生局に報告すること。

*学校で華氏99.4度以上の熱が出た場合は、学校のナースから保護者に連絡がいきます。病気になった子供の健康、そして、他の子供達の保護という意味でも、病後、熱が下がって24時間経つまでは学校に出席させないで下さい。

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07/03