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タマゴちゃん2のラストシーンです
(1978〜79)


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以上6ページについては、解説ページ参照。




◎ ボール大王室前。


ココFOで大レンズ星に乗りつけ、パルサーショットで壁をブチ壊し、ボール大王室の前へ。
ココFOはこの後おそらく、タマゴちゃんだけを下ろして単独でレンズ星を離脱させられている。
星の中の間取りはクロームサタンたちによってインストール的に知らされていたと思われる。
しかし重力だか磁力だかでタマゴちゃんは武器を奪われてしまった。
パルサーショットってのは当時ミクロマンのポリスキーパーやミクロナイトが持ってた武器名ですね。
まんまじゃん。・・・勝利を確信したボール大王がゆっくりゆっくり笑っている。(2013_12/30)


◎ タマゴちゃんの最後。


武器を失ったタマゴちゃんは、そのままボール大王に体当たりするが、
彼が反物質体だったため、すさまじい爆発でタマゴの殻を失ってしまった。もはや死を待つのみ。
タマゴちゃんはボール大王が消滅したため「死んだ」と認識しているが、
実際にはボール大王は生命体ではない。その辺がまだ、タマゴちゃんが少年なので、痛々しい。
タマゴちゃんはベーターに対し大レンズ星にミサイルを撃ち込む事を懇願する。

ベーターがタマゴちゃんに代わることが出来たかというと、
ベーター自身、時間操作でこの後の時間修正を行うつもりだったので、自身では突入することができなかった。
(2013_12/30)




◎ 大レンズ星の最後。


ついに大レンズ星が消滅する。ミサイルはサイズをテキトーに描いてるのではなく、巨大化ミサイルで
発射後巨大になるミサイルという設定。巨大星が崩壊し黒くなっているが、おそらく重力崩壊を起こしている。
最後のミサイルを最初から打ち込めという話もあるが、ボール大王はすごいテレポート能力を持っているので、
彼が滅びない限り、また更にチートな存在が来る可能性があり、ミサイルを撃ち込んでも全く無意味だ。
(2013_12/30)


◎ 小惑星ケレスで目覚めた仲間達


ケレスで目覚めたボーグ、ロイド、ボットとタマライザーたち。
彼らの肉体は宇宙カビにやられる前の状態に戻っていた。これはおそらくベーターとクロームサタンによるもの。
(2013_12/30)




◎ パート2最終ページ。


年をボカシてるけど、科学的な事を突っ込まれると弱いのでやっぱぼかしときます。
1999年よりは前の元旦だと思っといて。
タマゴちゃんが死んだ事も知らず、彼らはタマゴちゃんを探し続ける。


<この後のシリウスやメシエ78たちについては描かれていないが、
ボール大王の死により、開放された建造中の2つ目の大レンズ星で、メシエはシリウスと別れ、星雲の再建に乗り出したはず。
(ていうかスターウォーズだって2つ目の建造中デススターが3作目に出てるし)
まぁ、大レンズ星って、マクロス7のシティ7やVVVのモジュール77みたいなもんの、
基本技術みたいなもんだろうから、一杯あって技術拡散しててもおかしくは無いでしょう。
1個目のデカさがサンファイヤーと同じなので半端ないが。ていうかこの位大きくないと星雲間を渡るとか無理かも>


まぁ、僕が小学5年〜6年当時の作品なので、SF的にもキャラデザ、メカデザ的にもまだまだですが、
それでも結構頑張って描いてた事を覚えています。
なんだかんだ言ってテーマは持たせようと努力していました。
この後タマゴちゃんは万物王やベーターやクロームサタンによって再生しますが、
そこまでにベーターによる幾度もの時間操作があった事は言うまでもなく、
ボール大王が死んだ後の、タマゴちゃんが死ぬまでの短い時間でなんとか頭脳だけ回収し、
万物王によるサイバネティクス的な身体を与えられて、タマゴちゃんはよみがえったのだろうが、
とにかくとんでもない科学によって生まれ変わるにしても、実時間で数ヶ月はかかっていそう。
もしかすると別の時間で、もっととんでもない時間がかかっているかもしれない。

タマゴちゃんでスターティングゴールドという金色の光速形態が出てきたりするのも、
実は「金の卵」などの言葉を意識していて、つまり、とても立派な大人になるかもしれない少年少女の象徴です。
それは小学時代から、意図的に描いてました。あとは、
「にわとりが先かタマゴが先か」という問答は小学校でも普通にあったので、
その言葉から、タマゴちゃん+タイマーで、タイマゴちゃんというキャラクターが生まれました。
この物語で重要なのは、タマゴちゃんたちの気持ちそのものですが、
裏テーマとしては、タマゴちゃんは結局、戦時中の少年兵のように自らの目的に突進して死んでいくわけで
それは多分戦時中と変わらないよな、って思いもあり、
タマゴちゃんが守ったのは、心の世界(あっちの世界的に)で言うならば、当時流行りの戦争アニメを
子供視点で見ている子供たちの世界、ガンダムならボールだのハロだのの視点で戦いを見ていた、
同じタマゴ族の、少年少女の地球であり宇宙です。

ボール大王は、解説ページに書いた通り、「非生物」の象徴なのですが、
他に将棋(当時T山の高岡では軍人将棋も流行ってましたが)の「玉」の意味もあります。
玉って挑戦者なんだよね。常に戦いを挑んでくる ちょうせん者・・・
そして人命や生命を無視する為政者・・・・・・
これはパート2を書き始めた前後の1978年8月、僕が住んでいたまさにT山県高岡市で
拉致未遂事件というのがあり、その事についての新聞マスコミ報道が、僕のいた市やT山県を震撼させたからです。
子供たちが誘拐されるのではとの噂もあり結構僕らも不安で、そこで昔の戦争とか(テレビで延々戦争番組があった)
ヤマトブームなどで、色々興味を持った結果がこういう戦争を描いた作品になりました。
ていうか今だったら在日問題とか頭に置くけど、本質的には戦争ってこういう事だよね。
まぁ段々と比喩的な話になっていったけど。タマゴ族もボール大王も、比喩なわけだから。
小学生なりに考えてたんだよ、色々と・・・
(アニメのテーマは「愛」!!でもって、テーマ無き漫画は駄作って時代だった)

あとは、明確に、当時やってたヤマトへのアンチテーゼです。
子供としてヤマトは好きだったんだけど、さらばのラストはいただけないというか、ヤマト2もいただけないというか・・・
なんでみんな死んでから特攻かけるのとか、なんで純粋無垢で平和を愛するテレサが死ななきゃならないのとか、
納得できないものが物凄くあった。で、主人公らしい主人公が納得できるラストにしたわけです。

ところが・・・・結局・・・・なんていうのか・・・・、
この後ちょっとショックな事を、読んだクラスの人に言われてしまって。

ていうか自分を結構いじめてた連中なんだけど、
「なぁ、森本、おまえ、俺達が「死ね」って言ったら死ぬのか?」と。ひっどい質問だよねーw;
それを聞いて僕は答えに困ったんだが「嫌だよ。いじめる奴らの為に死ぬわけないだろ」と言った。
「なんで?クラスメートじゃん、死んでよ(ニヤニヤ)」といじめ連中が言うので、
「いや、嫌だ。M崎先生(もう故人です)の為だったらわかんないけど」と僕がいうと
「先生の為なら死ぬのかよ!!」とびっくりしたような顔をされた。
そんな事がありました。なんていうか、自分が本気でテーマ込めて作っても、
読む読者に理解力がないとそんなもんなんだよね。僕はそういう奴で。同年代となかなか共感できなかった。今もか。
でもそういう連中もタマゴちゃんは読んでくれてたな・・・・・・。
いや、アニメ漫画好きの友達も当然読んでくれてたよ!!
(高岡市は藤子不二雄先生たちの故郷なので、教育県でありながら漫画に対する容認度があり、
小学生でもかなりハイブローな漫画をみんな読んでいた。)

先日VVVの放送が終わったけど(僕個人は、個人としてはマル付けるが)
・・・僕が「主人公死にオチ」を書かないのは、
そういう事を子供の頃に言われて本当にショックだった経験があるからで、
その後そういう死にオチは極力書かない方針に決めてます。

タマゴちゃんの物語でも、パート3はタマゴちゃんが信頼するみんなが
離れながらも一緒に戦い、みんなで勝つ話です。
現代をタマゴちゃん達が去る時にも、彼の信頼する仲間たちはタマゴちゃんについて行く。
それはこのパート2のラストと同じ事を、彼らが、二度とタマゴちゃんにさせない為です。
まぁ、パート4では結構平和になって、それぞれ 自立 していくんだけどね(^^); キラーン♪

(2013_12/30)
 
 
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