産科・婦人科

産科・婦人科とは

産科とは妊娠・出産それと新生児に関わることを扱う診療科で、婦人科とは子宮、卵巣、卵管、膣などに起こるいわば女性特有の疾病を扱う。
男性も父親になるときには（特に初めての）には、産婦人科で妊婦や赤ちゃんのケアについて指導を受けることもあり、また最近増加傾向にある不妊治療の問題などを鑑みれば、全く関係無いなどとは言えない。
”産婦人科”となっている場合は、上記の両方を扱う。

婦人科へ行くというと、昔はなにか後ろめたいとか恥ずかしいというイメージを持つことが多かったようだが、現代の生活習慣の変化・食生活・環境・ストレスなど割と女性特有の疾病を引き起こす要因は増えている。
最近は婦人科のクリニックや科を持つ病院では雰囲気を明るくしたり、精神的な負担をでできるだけ軽くして受診できるよう工夫しているところも増加している。
気軽にとはまだ言いがたいが、変調を感じたらやはり専門の医療機関に早めに相談することが大事。

感染症などは「なんとなく恥ずかしいから」で引き伸ばしていると、思わぬ重症に結びつくケースも多い。

報道でも問題になったように、産婦人科、特に産科を扱う医師数は充分とは言えない状況である。
背景には出産と言う不規則な状態に対応する勤務体制の辛さや、母体、子供に出る後遺症や症状に関しての責任を追求されることが多くなり、医師にしてみると「割に合わない」科目と感じられていることが影響しているのではないかとも言われている。