†不思議の国のレオリオさん† 8 「さぁ、行くぞ!!」 意を決して言ったセリフもあいつ等にとったら笑えるネタで… 何時になったら俺は元の世界に返れるのか解らないぐらいだ――――――――― 「「「ぎゃははははは―――――――――――――――!!!」」」 俺の足元で笑い転げる体が三体。 さて、どうやって調理してやろうか…? 「無理だね☆僕達を料理しようなんて♪」 「じゃあ、今すぐ行くぞ!!」 笑いを堪えて話し掛けてきたヒソカだっかが、再びレオリオの姿を見て笑い出した。 運動をしていたとはいえ、筋肉質ではないレオリオの体。 そして受験生ということだけあって太陽の光を浴びていない体。 つまり――――――――――――――もやしっ子の体(笑)に真っ赤なふんどし。 「おっ…お腹が…!!」 「はいはい、痛いんだろ?」 「ぎゃはははは〜!!レオリオ最高!!」 「お前の姿もな。」 「レオリオ、さぁ行くぞ………ぶっ!!」 「笑わず最後まで言え!!」 こんな感じである。 しかし何時までもこんな調子では女王の気が損なわないとは言えないので、レオリオが城に着くまでは上に服を着ることで笑いは止まった。 「最初から、こうすればよかったんじゃねーのか?」 「ごもっとも。でもチェックはしておかないとな?」 笑いもやっと止まったクラピカが、レオリオに服を着せながらそう言った。彼なりの詫びのつもりらしい。 「さて、行きますか。キルア準備はいいか?」 「オッケー♪」 「ゴンは?」 「こっちもオッケーだよ。」 「よし行くか!!」 さぁ、出発です。 「なぁ…何の準備がオッケー何だ?」 「それは秘密だ。」 「出発進行♪」 それからそのネタについてレオリオが4人に聞いても全く教えれ貰えず、レオリオもこの質問には諦める事にした。 (くっそ――――――――っ、めちゃ気になる…しかし、あいつ等は教えてくれねえし……でも取り敢えずは…) そう取り敢えずはこの山道である。さっきから登っても登っても頂上が見えないこの山に登り始めてかれこれ3時間。その間、休憩を一回もしないのだ。 もちろん話しながら来ているから気分的には疲れないが、それでもこの山登りは辛かった。 「レオリオ〜、チョコいる??」 先頭にいるゴンが振り向きながらそう言ってきた。 いつの間にか両手には、いっぱいお菓子があった…どこから出したんだ? 「僕があげたんだ☆」 レオリオの横にいたヒソカが上機嫌でそう言ってきた。 相変わらず、人の心を読んでくる… 「甘いの好きなのか?」 「ううん、違うよ☆映画を見るときとかもそうだけど、見物する時にはお菓子は必要でしょ?」 「だから…?」 「うん☆」 「うんって…じゃ、『見物』って何のだ……??」 ―――――――――――― ギクリ。 レオリオ以外の人物の顔が一瞬変わった。 もちろん、レオリオが気付かない程度だが………。 「レオリオ―、いるの――――――??」 沈黙を打破すべくゴンが言葉を発した。 「ん―――、もらっとく。」 そういやここに来て何にも食べてなかった事に気が付いたレオリオは、ゴンのチョコを貰う事にした。 「なぁ、ゴン。後どれぐらいだ?」 「う〜んと…キルア〜後、どれぐらい?」 「そうだな…もうすぐだと………あっ!見えた!!」 「どこだ?……………!?あれか…………………???」 キルアが指差した先に見えたもの…。 この最高権力者様が住居としている、城。 それは――――――――――――――――――――――――。 「細長――――――――………」 そう、細長なのである。 敷地はどう考えても10m×10m。でも高さは………………… 「4000階建てだよ。部屋は細そうに見えるけど、中は異次元だから広いよ。」 思っていた事を適確に言ったゴン。 後から聞いた話で解ったけど誰もが最初はそう思うみたいだ。 「さて、行くか。」 「では、私はこれで。」 覚悟を決めて女王の城に入ろうとしたレオリオにクラピカは別れを告げた。 「えっ………?」 「えって……私は女王に頼まれた仕事があるからな。先にそっちを済まさなければならないのだよ。」 「それは終わったんじゃ…」 「実はもうひとつあるのだよ。では。」 そう言って、クラピカは城の後ろにある棟の方に走っていった。 「いいな…クラピカ…」 「ばかっ!!聞こえるって!!」 走り去るクラピカを見てゴンが呟いたが、それをキルアは制した。 (…………………??) 「ま、クラピカは女王直属の部下だからね☆さて僕達も行こうか☆」 目の前にそびえ立つ城。 その中にいる女王とは――――――――――――――――……?? 続く。 BACK →メニューに戻る |