†不思議の国のレオリオさん†
7
「やぁやぁやぁ、初めまして!!僕はヒソカ♪この世界では初めて来た人は女王様の前でふんどしで踊らないといけないんだよ☆
知ってた???モチロン色は赤vv」
…ふんどし…?
…………ふんどし…?
……………………ふんどし…?
あのハンター試験で一緒だったハンゾーの祖国に伝わる昔ながらの男が履く(身に付ける)下着の事か…???
(何故知っているのかは秘密vv)
しかも赤色―――――――――――――――――!!!
何でやねん!!!
見えたら恥ずかしいだろっ!!
しかも知っているわけね―――――――だろうがっ!!!
しかも普通客にそんなことさせるか?!
その上、踊れだと?!
ここの世界の常識はどうなっているんだ!!
責任者出て来い!!!
「責任者?女王だよ?いいの呼んで?☆」
ふと耳元でヒソカに囁かれた。
「耳元近くで囁くな――――――――――――!!!」
ズザザザザァ――――――――――――――――――ッ!!
叫ぶと同時にレオリオは後ろに下がった。
モチロン敵に背中を見せるなんて恐ろしい事は出来ないので、後ろ歩きだ。
すごいのはその歩き方がまるで前からちゃんと歩いているみたいにまっすぐなことだ。
神技というのはこのことかもしれない…
「そんな驚かなくてもいいじゃないか…☆」
「普通驚くだろ―――がっ!!」
「そうかい?」
「そうだよ!!」
「で?呼んでいいの??」
「だめだ!!っていうか何だよそのふんどし踊りというのは!!!」
「知らないのかい?『ふんどし踊り』というのは今から12億6589万年前に初代女王がお忍びで城から50km離れた村に立ち寄った時に、
後ろから霊長類とはかけ離れた姿をした巨大な生物が目の前に現れ脅えていると、その村の住民達が一斉となって『ふんどし踊り』で
その生物を追っ払ったという伝説でもあり幻の踊り。後にこれは『英雄の舞』としてあがめられでいるのだ!!で、踊れ☆」
「ふざけんな!!」
「『英雄の舞』だぞ?名誉なことだよ☆」
「名誉でも嫌なものは嫌だ―――――――――――――!!!」
低次元のトークバトル開始。
しかし、それをさえぎったのは……
「レオリオ…諦めろ。人間いつかはこんな事にも会うさ。それに『経験は人生の宝』と言うではないか。」
ちょっと離れたところから(避難先とも言う)クラピカが言ってきた。
言い方はやさしいが何か知っているみたいな口調だった。
…まるで自分も経験したような………
「諦めろって…じゃあ何か?お前は俺がふんどし姿で踊っているところを見たいの言うのか!?」
「そうは言っていない。だから『経験』しておけといっているのだ。どうせ………」
「『どうせ』………?」
「女王の必殺コマンド『暴れる』が発動されるよりマシなのだから……」
――――――――――――――――――――――!!
忘れていた……!!
この2人(キルア・ゴン)が脅えるほどの必殺技。
それが使われたら……
「―――やりましょう。」
プライドより命。
それが俺の答えだ。
「素直でよろしい♪では女王の城へ、レッツゴ―――――――――――――――♪」
とびっきりの笑顔(多分)でヒソカは言ってきた。
右手には俺の左手を握って。
俺、今とんでもない事を言ってしまった………………のかな…??
「あぁ〜、レオリオの奴自分から自爆してやんの。だって確か「ふんどし踊り」って…」
今まで一度もヒソカとの会話に参戦してこなかったキルアがヒソカに連れて行かれるレオリオを見て言った。
「俺もそう聞くよ。でも教えてあげればよかったのにキルア。」
「それはゴンもだろ?それに『知らぬが仏』って言うじゃん?まぁ本当のことかわかんねーし?」
「まぁそうだけど…。じゃあついて行く?確かめに。」
「モチロン♪」
そう言うなり二人はレオリオの後について行った。
笑顔で。しかし何か企んでいるようにも見えるような顔で。
こうしてレオリオは明らかに何かを企んでいるヒソカと、
その企みを知りつつ自分達も何かを企んでいる笑顔のキルアとゴン
そして何もかもを知り尽くし、その後の事を全て予想しているクラピカと共に、女王の城へと歩き出した。
まさか女王の必殺コマンド発動条件の一つが『ふんどし踊り』であることも知らずに………
(その他にも条件はあるけど………)
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