†不思議の国のレオリオさん†
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何でこんなに簡単にひっかかったんだ…
レオリオは自分のまぬけさを改めてかみ締めた。
「どうしたんだ?レオリオ??急に大人しくなって??」
「………………」
「もしかしてこのケーキを食べれるのがあんまりにもうれしくて感動しているのか??」
キルアが面白そうに聞いてくる。
「………」
「本当にどうしたのレオリオ??気分悪いの??」
今後はゴンが心配そうに聞いてきた。
「じゃあ何で、黙っているんだよ〜??」
レオリオはため息をついて思い口を開けた…
「じゃあ、言わせてもらうが、何だ!?これはっ!!」
「何って???」
「ケーキだよ??」
「そうじゃね〜!!このぐるぐる巻きは『何だ??』って聞いているんだ?!」
そうレオリオは椅子ごとロープで巻かれていて、身動き一つ出来ない状態になっているのだ。
「だってレオリオ、怒るんだもん〜♪」
「怒らないやつがいると思っているのか・・・??」
「うんvv」
「いるか!!ボケッ!!(怒)」

「まぁまぁ、レオリオ落ち着いて・・・紅茶でもどう??」
ゴンはそう言いながら入れたての紅茶をレオリオのテーブルの前に置いた。
「悪りな〜ゴン・・・ってどうやって飲むんだよ!!」
「ありゃ・・・??そうだった☆ごめんね〜。キルア〜レオリオの紐解いていい??」
「却下。」
ゴンの頼みに対してキルアはあっさり答えた。
「ケーキ食えなくなるぞいいのか?ゴン?」
「う〜ん・・・それは嫌だな〜・・・というわけでごめんねレオリオ。紅茶の香りだけでも楽しんでね♪」
「ってなんじゃそらっ!!ゴン!!」
「だって〜このケーキ本当に幻なんだもん♪是非とも食したいんだ。ねっ、キルア♪」
「よくわかってるじゃねーか、ゴン!!そうだよなvv」
悪魔だ・・・それも邪悪な子悪魔・・・。
レオリオはここに来てどうしてさっき看板に『危険』と書いてあったのか理解し始めていた。
そして考え込むレオリオを前に2人はレオリオから強奪したケーキを2等分しどっちを食べるか議論し始めた。
「俺は右だな♪」
「え〜ずるいよ、キルア。俺もそっちがいい!!」
「早い者勝ちだ〜!!それに俺が手に入れたんだから。」
「手伝ったんだから俺にだって権利はあるはずだよ〜」
「それはそれ、これはこれ♪」
そう言うなりキルアは右のケーキをすばやく自分の受け皿にケーキを入れ、食べ始めた。
「もう、いつもそうなんだから…」
ゴンもそういいながら左のケーキを取って口にした・・・そして・・・
『美味〜〜いvv』
ほぼ同時だった、それもとても大きな声で。
「なんだこの美味さは!!こんなの今まで食べた事が無い!!くそー女王のやついつもこんなの食べていたのかっ!!」
「ずるいよね、こんなおいしいもの一人で食べるなんて。あ〜おいしいvv」
「マジ美味いよなこれ!!レオリオ、ありがとな♪」
「ホント、レオリオありがとう!!また来る時は持ってきてねvv」
「ゴンそれいい考え!!レオリオ、今度は100万個ぐらいよろしくな♪」
「そんなに一度に持って来られたら、腐るよ〜」
「2人なら食べきれるって、大丈夫vv」
キルアとゴンが今度は天使のような微笑みで話し掛けるのとは裏腹にレオリオは・・・
「ふざけるな!!俺は元々この世界の住民じゃねーから二度と来るかっ!!
大体それはクラピカの荷物なんだぞ!!どうするつもりだ・・・!!」
「私がどうしたんだ・・・???」
・・・・・・・・・!?!?!?
レオリオは一瞬頭が真っ白になった・・・
「・・・・・・・・・・・・えっ・・・・・・??クラピカ・・・??」
「あれ…??レオリオ??どうしたんだ??」
いきなりのクラピカ登場にレオリオは頭の機能がまだ正常に動かなかった。
キルアとゴンはそんなレオリオをまた無視してクラピカと話していた。
「やっほ〜♪クラピカ。いい紅茶の葉あった?」
「ああお陰様で。感謝する。いつも2人に助けてもらってばかりだな・・・」
「いいって。なぁ、ゴン♪」
「うん、全然構わないよvv」
「そう言ってもらえると私も助かる。」
「こちらこそ。」
「それより・・・」
「『それより』・・・??」
3人で話して話していたクラピカがさっき再開したレオリオを見た。
「彼がどうしてここに・・・??」
「あぁ、レオリオは俺らにおいしいケーキを差し入れに来てくれたんだ♪」
「そうなのか?レオリオも2人と知り合いだったんだな。偶然とはすごいな・・・」
「違〜〜う!!そうじゃね!!」
「じゃあ、どうしたんだ一体??それにその格好は何だ??あっ、まさかネクタイを取りに着たのか??
すまないがまだ用事が済んでないんだ、だからもう少し貸してくれないか・・・??」
「いや、ネクタイは別に関係ない・・・というか、もうやる。この姿は・・・そこの2人に聞け・・・」
「2人??ゴンとキルアの事か??」
クラピカの質問にレオリオは2人を睨みながら頷いた。
「レオリオ〜睨むなよ。ますますおっさんに見えるぜ♪」
「うるせぇ、ほっとけ。」
「で、ゴン。レオリオは一体何をしたのだ??」
あっさりとレオリオが悪いみたいに言うクラピカにレオリオは
「おい!クラピカまるでこっちが悪いみたいじゃねーかっ!!」
「違うのか??」
「断じて違う!!」
「じゃあどうしたのいうのだ、統計的にはそういうか格好しているやつは大概悪い事をした人間だぞ。」
「なんの統計だ!!しかもどこのだっ!!」
「クルタ族のだ。」
「あぁ・・・そうですか・・・」
レオリオは泣きたくなった・・・もうどうでもよくなるぐらいに・・・
「で、本当に何があったのだ??レオリオ?」
「いや、俺はお前が忘れていった物を届に来たのだが・・・」
「忘れ物・・・???…!!そういや紙袋が無い!!」
「やっと気づいたか・・・」
「ありがとうレオリオ。で、その紙袋は・・・??」
クラピカは「助かった〜」というような顔をしながらレオリオに聞いてきた。
「ゴンとキルアに聞いてくれ・・・」
レオリオは「もう知らない」と言わんばかりの顔で言ってきた。
「ゴン、キルア…どういうことなのだ??よくわからないのだが・・・??」
「え〜っと、クラピカ。実はね・・・」
「食べちゃった、ケーキvv」
ちょっと罪悪感のあるゴンとは裏腹にキルアは笑顔で答えた。
「食べた・・・??あのケーキを・・・??」
「うん、食べた。だってレオリオが『食べていいよ』って言ったんだもん♪」
「そうなのか??レオリオ??あげたのか?食べたのかっ?!」
みるみるクラピカの顔は蒼白になった。
「んなわけねーだろうがっ!!そいつ等が勝手に食べたんだっ!!で、ダメだっていったらこうなったんだ!!」
「そっ・・・そうなのか・・・??ゴン、キルア・・・」
「う〜ん、要約するとそういうことになるのかな??」
「要約じゃねー、事実だっ!!」
「そうとも言うねvv」
キルアは開き直って逆にこの状況を楽しみ始めた。
それに反してクラピカはさっきより一段と蒼白な顔をして・・・
「まずい・・・非常にまずいぞ・・・ゴン、キルア、レオリオ・・・」
「何が??いーじゃんいつもいいもの食べているんだから♪」
「まぁそれはそうなんだが・・・いやまずいぞ!!これは!!」
「一体何なの??クラピカ〜??」
クラピカの顔に反応してゴンは焦りながら聞いてきた。
「女王様が『暴れる』かもしれない・・・!!」
レオリオは『???』という顔をしているのに対して、ゴンとキルアは一瞬で反応した。
『何だって?!あの伝説の『暴れる』がでるのかっ!!!!』
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