
| 17/09 Sun. Tanger |
|
阿弗利加へ |
| 目覚し時計をMalagaに置いてきてしまったため当然のことながら寝坊は避けられない。と、思いきや、さすがに旅行中で集中していたのか午前8時ちょうどに目が覚めた。安ホテルのせいなのか、トランポリンのようなベッドのおかげでなにやら腰が痛い。しかし秘境大陸アフリカはもう目の前に迫っていたので頑張っていくことにした。交通費は往復で一人7000ペセタ(=¥4200)とスペイン人的感覚からいくと少し高い。午前9時発のフェリーに乗っていざアフリカ大陸へ出発。アフリカへ行く船と聞いてかなり古い、みすぼらしいものを想像していたのだが、別にたいして汚いわけでもなく、わりと快適な船旅ではあった。モロッコへの入国手続きは船内で行った。食堂に一つ机を置いた場所で行われる入国審査を目の前にして発展途上国へ向かっていることを改めて感じさせられた。入国審査が終わり船内にある両替所でモロッコの通貨であるDHというものを手に入れる。1DHが12ペセタ(=8円)ほど。また船内には一応免税店がありタバコやお酒が少々置いてあった。植民地支配の名残か、価格は全てFF(フランスフラン)表示。おもしろいのはトースターや掃除機などもその免税店で売っていたということ。買う人はいるのだろうか。 |
|
ガイドとの格闘 スペイン・アルへシラスから2時間半。モロッコはタンジェールに到着した。到着してまず驚くのは有資格者、無資格者合わせておびただしい数のガイドとタクシー。何とか逃げ切ったかと思いきや、忘れもしないあの「緑Tシャツ男」がついてきた。彼曰く「俺はガイドじゃない。そして日本と日本人が大好きだ。昨日も夜中の3時までそいつと呑んでいたんだ。日本人は誰でも優しいし。俺がタンジェールの街を案内してやるよ。メディナとかで迷子になったら大変だからな。」って信用できるわけが無い。正式なガイドでないことをアピールしてきたのも驚きだが、またこいつがえらいしつこい。いらない、おまえはうっとおしい、うちらはお金が無い等々延々30分に及ぶ熱戦の結果、大島くんがいいかげん怒り出したらそいつも逆切れ状態。モロッコの人が信じられないのならスペインへ帰れと言い出すしまつ。彼の望みが一体なんだったのか、彼の真意はどこにあったのか、結局わからないままなんとか逃げ出すことができたが最初の印象は最悪となった。それにしてもバックパッカーの身なりで貧乏そうにしていたのにこれだけしつこく付きまとわれる。地球の歩き方によるとこのことを「フレンドリー」と称していたが、これは間違いなく「じゃま」なだけである。スペインからモロッコへ渡ろうと考えている人は、できればスペインの旅行会社の企画するツアー旅行へ参加したほうがいいでしょう。キチンとしたスペイン人のガイドつき・昼食付き日帰りツアーは魅力的です。 |
|
モロッコ観光? こんな一件があったのでこの日の昼食はコンシェルジュやプールまであるタンジェールでは結構なホテルと思われる場所でとることにした。さすがにホテルという仕切られた空間だけあってきれいでないながらも、緑男のような輩は皆無であった。ちなみに料金はモロッコでは恐らく高いのだろうが、それでもスペインよりも安いくらいであった。普通に食べても一人¥1000しないくらい。コンシェルジュで地図をもらい迷路のようなメディナへいくことに。ここで目にしたのは明らかに今までの社会とはまったく異なったベースに起つイスラム社会であった。異国情緒あふれる道路の幅や隣の家との境界線を考えずに建てられた家を見ていると物売りの姿が見える。強烈な物売りもいてそれがまたまたおもしろい。アメリカ人の太ったおばさんがメディナの上のほうからおりてくるのだが、無理やりおばさんにネグリジェのような服を前から当てて「似合う似合う、買ってくれ」等々一人で交渉を始める。結局アメリカ人のI don't want it, f**k off という言葉でバトルは終了したのだけれどもこれは壮絶だった。 ただ、モロッコの海岸はとてもキレイ。砂浜も広くうっとうしいガイドさえいなければ本当に良い観光地となっていると思われる。実際モロッコの中で1番危険なところがこのタンジェールでカサブランカ等他の場所は自然も人もすばらしいらしい(一応モロッコの名誉のために)。 |
|
ついに帰宅 帰りは帰りでまた辛い。時計の国スイスの列車ですら遅延はあたりまえなのである。いわんやここはモロッコである。毎時一便あるはずなのだがめんどくさいのかなんなのか3時間近く待たされるはめに。出国手続きも大変。別に彼らを悪く言うわけではないのだが、ずらーっと人が並んで待っているのにブースの人はぺちゃくちゃおしゃべり。そして「並ぶ」という文化が無いのかどんどんどんどん割り込みしてくる。たまに注意する西洋人もいるのだがそのたびに怪訝そうな顔を見せるのはモロッコをはじめアフリカの人々。並ぶということを知らなかったのはこの旅で一番の驚きになるでしょう。またモロッコのもう一つの一面も見ることができました。それはフェリーの出発を待っている時間の駐車場。輝くシルバーボディーのベントレーカブリオ。日本でもまずお目にかかれないほどの超高級車。言わば皇室級。乗っていたのは小学生前の女の子と小学校低学年程度の男の子、そしてその両親に乳母。3時に出発するはずだった船も結局遅れ、その分アルへシラス→マラガのバスも遅いものに乗るはめに。最終的にMalagaの大島家に着いたのは午前0時過ぎのことでした。本当に一日がかりの大変な旅行。でもこういう旅が後々1番おもしろかった、ということになるのではないでしょうか。 |
移動