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Frequently Asked Questions




Q・Takk は何故ウィスルなんて吹いてるん?



A・結論から申しますと、カラダをはった趣味です。 僕の好みです。
僕はアイリッシュが専門ではありません。元々の出身はといえば、イヤで
イヤでたまらなかったピアノ、母によるそのレッスンでした。
今となっては、幼少時に少しは勉強をさせてもらったことを感謝してます。
そこからジャズへと興味が向き、中学ではサックスを練習しましたね。
また部活ではバスクラリネット、家ではギターを弾いて過ごしました。
ベースを貸してもらってからは Pantera に走り、ツーバスの音に惚れてから
というもの、メタル・スラッシュのCDに身をうずめたのが懐かしい。 
高校卒業後のスコットランド留学(遊学という説も甘受いたします)中、
ハイランドグレイトパイプスのバスキング現場を発見。 これで、長年
忘れていたあの音色、「ブレイヴハート」等で代表されるバグパイプ、
そしてパイプスへの憧憬が呼び起こされました。 帰国後は予備校に通い
悶々としていたところ、偶然ネットでウィスルという楽器を発見。
めぐりめぐって現在に至るわけです。  ちなみに、ティン・ウィスル
がアイリッシュと密接な関係にあると知ったのは、Waltons のブラス管
を入手した後です。 アイリッシュ・ウィスラーの皆様、ごめんなさい。
で、僕はウィスルがアイリッシュだけに使用されるべきだとは絶対に
思えないんですよ。 これは音楽の好みなので仕方がありませんよね。

また、すでに僕の経歴をご覧になってお分かりになられたかと思いますが、
僕はアイリッシュが好きでウィスルをはじめたのではありません。
好みは実に広範囲に亘り、Extol, Davy Spillane, Gospel Gangstaz,
Mortal, Eugen Cicero Trio, Bach, Aurora, Paddy Keenan..と
ジャンルだけでも数えきれるものではありません。 ただ成長(?)する
につれ、好みがだんだん固まってきたのも確かです(とはいえ、たまに
skyfire とか引っ張り出してきてヘドバンかましたりはします・・・笑)。
とはいってもアイリッシュ音楽というものを聞き始めてから何かが少し
づつ変わってきたのを感じます。 カドがとれたといいましょうか。

肝心の演奏スタイルですが、僕はウィスルを演奏する上で、何も別に、
「アイリッシュだからこう吹くべきだ」と思っていはいません。 
そもそも僕はアイリッシュだけに限定してウィスリングしませんしね。
今までジャズやクラシックで育ってきた分、「学びなおす」「忘れる」
という作業も、伝統的奏法を学んでゆく上で楽しむことはできるのです
が、フュージョン的奏法でもいいではないか、と開き直っています
(やる事成す事にまったく一貫性がないな、と言われたらお終いですが)。
ただ、ロールやクラン等、「面白い」と思った奏法はどんどん勉強して
取り入れていますし、アイリシュ・ウィスルやフルートでは敬遠される
(とされている)タンギングも、適当だと思われれば使用・多用します。
目標・・というよりも憧れはやはり Davy Spillane の渋さ、Joannie
Madden の繊細さや McGoldrick の明朗さ、そして Keenan の暖かさ。
時として Malta の艶、James Carter の激しさであったりします。
彼らの録音を聴きまくり、謙虚に「まねぶ」ことから始めています。


Q・どうしてロゥウィスルは楽しいの?



A・それは・・・好みですね(笑) アイオナの影響が一番強かったのでは
ないでしょうか。 少なくともタイタニックではありません・・悪しからず。
たまに My Heart Will Go On を吹いたりもしますけれど。 あ、質問に
戻りましょうか。 答には完全に個人差が出てくると思うのですが、あえて
言うならば、僕がその音に惚れ込んだからという、単純な理由ですね。


Q・ロゥ・ウィスル単体で楽しめるとはいっても、アイリッシュの演奏が無難では?



A・ロゥ・ウィスルはそれ単体だけでも楽しく演奏できるのは明白ですよね。
ですが、例えばサックスならジャズ、という見方はステレオタイプで、音楽
ファンとして駄目です。 僕はアイリッシュも大好きなんで問題はないの
ですが、ウィスルという楽器の歴史上、アイリッシュを中心として学ぶべきだ、
などと無言の訓戒を与える権利は誰にもありません。 僕はロゥウィスル
を選ぶ上で、「いかにアイリッシュサークルの中で受け入れられているか」
ではなく、「いかに自分の好みに合いそうか」を基本にしています。 


Q・アイリッシュ楽器で、高額なものは不必要では?



A・確かにアイルランドの楽器の醍醐味はその素朴さかもしれません。廉価
ウィスルで何十年も演奏活動を続けていらっしゃるプロもいるのは事実です。
とはいえ、他人ウケする音楽ではなく、自分の好みを徹底的に追及していく
において、ある特定の音を求めるようになるのは自然な欲求だと思います。
そういった人 -- 例えば Paul Busman 氏 のように -- が技術を駆使し
自分オリジナルの楽器を作り出していくのではないでしょうか。 サックス
にしろ、リコーダーにしろ、これはどの楽器においても同様にいえる事だと
思います。 僕の場合は「この見てくれ・音が好きだ!」と感じたものを
購入したわけで、それが偶然値段が高いものだったまでの話です。 ただ、
僕は学校にいない間はバイトにバイトを重ね、ヘルニアを患いつつも過労し、
懲りずに出稼ぎに向かい、やっと彼らを養子に迎えました。  職人技を手に
出来るのがものすごく楽しみだったからです。 

好みの楽器を製造する機材、また材質・そして何よりも人件費を賄うため、
どうしても値段が上がってしまうのが楽器です。 これはウィスルに限られ
た理ではありません。 クレア等、「よい音なのに安い」ウィスルも存在
することは確かです。 僕はその奇想天外な、矛盾した「よさ」がウィスル
にはあると思うので、「ヤスモン」等と安価ウィスルを中傷したりしません。 
ですが、「高いだけ」とバカにされる事もあるのが、ハンドメイドウィスル
という楽器群なんです。 「あいつはウィスラーだが、高い楽器を使う。
アイリッシュの何たるかを知らない」と誹謗されます。 僕はウィスラーの
タマゴだとは自称出来ましょうが、アイリッシュの何たるかを知るためだけに
笛を買ったのではありません。


Q・結局オーヴァートンが他のロゥDより優れてるって事を言いたいんでしょ?



A・楽器の基本的な知識よりも、マナーを学ぶ必要が我々にはあります。、
僕はオーヴァートンを応援していますが、そうだからといって他メーカー
を "dis" するつもりは全くありません。 他のものでしか出す事の出来ない
クセがあり、それはオーヴァートンではとても真似できるものではない。
二つのまったく違うウィスル、例えばオーヴァートンとコープランド、
基本的な所ではハンドメイドと廉価版ウィスル、これらのまったく違う
性格をもった二つのウィスルを並べて「優劣」をつけることは不可能です。
ただ、「明らかにブッ壊れ」ており、音がひどく割れている場合などでも、 
壊れた古時計、という考え方もありますし、結局、優劣ってつけられないんでしょう
けどね。 難しいところです。





Q・ロゥウィスルがそれ自体いい楽器だと思えるようになってきました。
では、やはり出来るだけ高いほうが、安心できるのでしょうか?



A・ロゥウィスルが欲しいが、買うのは一本だけで十分だという方
がいらっしゃいます。 本サイトはそのような方に、まぁカタログの
(頼りないカタログですが)ような役目になってもらえればと
思っているのです。 僕は手作りウィスルやロゥを応援していますが、
オーヴァートン一辺倒になるのを避けるため、できるだけ他の
ロゥウィスルとも比較検討をされる方のためにも、紹介する機種を
粒よりにするつもりです(英語サイトや業者さんには負けますが)。
でも結局オーヴァートン寄りになっちゃうんでしょうけどね。
完璧な客観的レヴューというのは存在しません。 多かれ少なかれ、
その楽器に対する感情や個人の好みが反映されます(言い訳・・)

知っている限りでは、現実に、Copeland のような高価かつ評判も
よいメーカーも存在します。 確かに、ある程度の音を得ようとすれ
ば、ある程度の投資も必要です。 ところが実際、コープランドは
他の楽器と匹敵する程高額なんですね。 冗談にも、プロの人でさえ
「遊び」で購入できるようなシロモノではない。 初心者がいきなり
「これいいかも」と買ったとしても、まともに演奏できずに終わる
か、その真価を引き出せずに終わるだけです。ロゥ管なら尚更です。
ある意味、このサイトはそういう「無駄」を、真剣にロゥウィスルを
選んで買おうとしている人から省くための、フェイルセーフ機能の
ようなものです。 今思えば笑い話ですが、僕は9千円のスザートで
涙の特訓をし、苦労に苦労を重ねた挙句やっと押さえ方を覚えたの
を記憶しています。 こんなバカな苦労は僕だけで十分だと思ったので、
「いきなりロゥD」なんてバカなページを作ったりしたのです。

このサイトは「好みを追求したメーカーを応援するサイト」ではある
ものの、僕自身が「好みを追求したい」おバカさんなので、好みだけは
議論の余地がありません。 僕はオーヴァートン以上の金額の一本は
買う余裕は今ありませんし、好みの集大成ともいえるオーヴァートンの
テナー管を入手し、「この値段で入手できる、一番好きなサウンド」
が手に入ったので、よほど自分のマニア心に訴えるものがなければ、
絶対買いたいとは思わないでしょう。 

また、ロゥ管初心者におすすめできそうなテナー管として、僕は
「Tony Dixon のロゥDを買うこと!」と言うに留めておこうと思います。
スザートは正直おすすめしません。 というのも、あまりのEの穴の
巨大さに僕は時々呆れ返ってしまうからです。 ただデメリットがある
ということはそれなりにメリットもあります。 それは、スザートが
「よく吹き込まれた場合、Overton ですら真似のできない、温かみを
もった甘さをもって歌い上げることができる」ということですね。


Q・ハンドメイドを頼む時、好みを反映してくれるって聞きました。



Bocote 製のウィスルを Paul Busman 氏に依頼した時、僕は
確かに「2オクターヴ間の音量が均等で、圧力がある程度あり、
メロゥな音色で、ごく微量の chiff を入れて・・・」と色々注文
をつけることも可能だったかもしれません。 ですが僕はあえて
「standardなものを」とお願いしました。 何より最初で最後の
木製ウィスル(壊れない限り)と思っての一本だったので、そこで
自分の好みをヘタに反映させて「いじり倒して」しまっては、
Busman 氏のオリジナリティを楽しむことができないから、と思った
からです。 話は変わりますが、ルイ・ヴィトンのバッグを考えて
下さい。 これは自他共に認めるブランドものでしょう。 真摯な
人間がこれを持つと、不思議に厭らしく見えない。 ブランド製品
というものは、持っている人の価値を逆に引き出すもので、与える
ものではないと思います。 アホな女性がチャラチャラと揺らして
いれば、そう、彼女のバカさ加減が見事に回りに振りまかれる。
客引きが誘惑要因として持っていれば、その誘惑者としての空気が
何とも巧妙に伝わる。・・・すみません。脱線しましたね。 で、

どうして一部のブランドはあまりモデルチェンジをしたり、カスタム
オーダーに媚びたりしないのでしょうか? それは、「ウチのコレ
はこういう形やから、ヘタに変えてしもたらカンバン下ろすことに
なるやろ」という、職人気質で商売をしていらっしゃるからです。
つまるところの「ウチのスタンダード」を守るという信念にたって
いるからですね。 もはや同じキーを購入する場合は各個をカスタ
マイズするのが当然といえるオーヴァートンでさえ、 この信念
は決して忘れていないといえましょう。「Overton sound のない
Overton ウィスルを造ってくれ」なんて注文がバカだとわかれば、
この理屈はご理解いただけるかと存じます。 Busman の場合は、
(端的に言えば)「吹きやすく甘い音色」というのがスタンダード、
と僕は友人、そして Paul 本人を通して知りました。 確かに
「こういうバンドで演奏するから、こういう音色がほしい」と注文
をつけることもできたでしょう。 吹きやすさなど、ハンドメイド
であれば確認しておかなければならない事項もあるのは事実です。
ですが好みを追求するあまり、そのスタンダードな音色を破壊
もしくは歪曲することをきらったのかもしれません。 木製のウィスル
は初めてだったというのが一番の理由でしょうけどね。

また、僕は3本目のオーヴァートンとして Modal D/C を頼むときに、
音色や吹きやすさ、音量、オクターヴのバランスやスタビリティ等、
色々相談をし、実際に入手して、自分の好みはある程度まで反映される
ものの、やはり完璧なウィスルというものは出来ないので、どこか
を改「良」すれば皺寄せは微小ながらも来るということを感じました。
何よりもまず、自分の吹き方を工夫しなければならない事でしょうね。
ミストーンや音色のおかしさをウィスルのせいにするのはタブーです。
しかしながら、時として自分の好みに問題があったり、また逆に
実際にウィスルを「いじる」必要性があったりするのもまた事実です。
また、Busman の木の種類や Overton のキーや色(!)、トーンホール
の数等、外観の好みをそのまま反映させることができる時もありますし、
Overton のように「easy-blow か hard-blow か、short-stretch か
long-stretch か」を必ず言っておいたほうがいい場合などもありますね。