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Paul Busman Whistles




様々な木材とブラス/シルバーでウィスルを生み出す紳士、Paul Busman 氏のウィスル。 
本業はなんとお医者様。 そしてこのウィスルの質。 脱帽です。
僕はたった一本だけ木製ウィスルが欲しく、
必至でネットを徘徊して色々よさそうなものを探していたのですが、どうしても
スゥィートハート等のリ*ーダーそっくりの外見はダメで・・
これは好みなんで、り*−ダーに酷似しているウィスルが好きな人、ホント、ゴメンナサイ(涙)
どうしても真っ直ぐのものが欲しかったんですね。


Bocote製。 そっと床の上にのせてみました。 木目が溶け込むよう。

サイトを訪れたときは「これだ!」と思い、検索ページで
色々とこの木について調べてみました。
WoodworkersSourceによると、

Bocote / Cordia elaeagnoides
色: 緑がかった黄色〜黒い縞の走った黄金の茶。
木: 低木〜中低木。 時には100 ft に育つ。
木目: ”目”がよく見受けられる。 堅く重い。 やや脂がかった中程度の光沢をもつ。
通常の研磨。素材としては使い易い部類に入り、なめらかな仕上げが可能。
用途: 調度品、アクセサリー。
群生地: メキシコから中央アメリカ

・・・とのことです。


綺麗なブラスワークがなされていて、完全に分けるとこのようになります。
(取ると戻りにくくなって緩みだすのですが、一応参考までに)



一つの塊から作ることを大前提としておられるみたいです。
その方が音に一貫性・芯が生まれるし、一度は切断されたとはいえ、素材の密度・湿度等が近ければ、
必然的に響きがよくなる、というのは有得る理論かもしれません。



届いた内容は勿論ウィスルなのですが、なんせ木製ですので、(木製のアイリッシュフルートなんかを演奏されている方
には既知かと思われますが) オイリングが必要なんです。そのための簡単な解説書、
そして手触りの良い ポーチをつけてくれます。
僕は二つに引き離すことは極力避けているので、あまり 使わないのですが(汗)重宝モノです
ヒモを伸ばして、お気に入りであるクレアとオークの入れ物にしています。



音色
Hoover や Elfsong とは違ったピュアな音です。 
いわゆる "chiff"は皆無。 「リコーダーみたい」と 形容する人もいるそうですが、僕はこの音が好きです。
Paul 自身、「リコーダーが好きでね」と述べている位ですから、音も非・伝統ウィスルになります。
音量は中から下、Overton の 半分ぐらいでしょうか。 
これが木とブラスの絶妙の響き合いなんだなぁ、といつも感動してしまいます。

外観
植えると何かが生えてきそうです。 
二つとて同じ Busman は存在しません。 たとえもう一本 Bocote で製作してもらっても、質感、木目等個性が
かなり違うものが出来上がります。 オイリングを忘れる人には展示用になってしまいますが、
かといって吹かないのは主客転倒。
ブラスの色も深みがあり、丸い触感が楽しめます。 何より、「生きている」という印象が心を揺さぶります。

吹きやすさ
少量の息で2オクターヴ間を問題なく演奏できます。ただ、 ウィンドウェイが狭く、1曲ごとにツバ抜きをする必要
がありますね。(吹く、吸う(!)、振る、等)

反応
良好。 微妙な押さえ加減で音色の調整が自動的にされる、 という感じでしょうか。 
どう指を動かすか、どう息を吹き込むかがそのまま 反映され(少なくともこの一本は)、演奏に注意を要します。
オーヴァートンよりもトーンホールが大きく、端にエッジが効かせてあるので、ミストーンは少ないですね。
オクターヴ間の移動も容易です。 ボトムDとEも心地よい音量、芯を持っています。 ハイトーンも耳にうるさくない。
2オクターヴの音のバランスもよくとれています。

メーカー・取扱店
Paul Busman 氏本人が一番です。 ウィスルメイキングは、かの有名な Glenn Schultz
(Thin Weasel というウッドウィスルを製作されています)から学ばれたみたいです。 師弟対決でしょうか(笑)。
15種類以上からウッドを選べ、しかもフィッティングをブラス・シルバーの二種類から選ぶことができます。
金属と木の相性にも詳しいので、フィッティングは選んでもらったほうがいいかもしれません。 
ただ、彼の在庫には特定の木が無い場合もあるので、まずどんな木があるのか聞いてみるのもいいでしょう。 
2003年8月時点では、
Bocote, Rosewood, Cookstown Ironwood, Kingwood, Tulipwood, Bloodwood, Ebony, African Blackwood,
Pau Rosa, Purpleheart, African Olivewood, Mopane, Cocobolo 等を扱っていらっしゃいます。
「持ち込み可」ともあるので、木材に関して充分な理解がある人なら、彼とウィスル製造の可能性を相談することも
できる、という楽しみがあります。
ちなみに納期は少なくとも3ヶ月以上かかります。 特に木が新しい場合、「寝かせる」必要があるからですね。

どちらも2003年8月の時点で$200でした。 非常に高価な買い物です。
僕の内職(ノート取り)で1カ月分のお給料、それが羽をつけて飛散しました。 Abell や Thin Weasel 等の、
評判もかなりよく、また実質的に高価なものも選択肢としてはあったのですが、何より選べるという
こと、そしてフィッティングもブラスかシルバーから選べる、というこの二つに関して Busman は二者を卓越して
いると思います。 この値段で得ることのできる最高級のウィスルだと断言します。 ウッドウィスル界の Overton
・・という異名は今日つけました。 Copeland なんてメじゃありませんよ、ホント.



ケアについて - Busman Whistles -
これは Paul Busman 氏による冊子 "On the Care and Feeding of Wooden Whistles" から翻訳・転載したものです。

"暑熱に注意してください。 木の敵です。 夏の暑い日の車内温度は特に、木を乾燥させ、
時には割ってしまうこともあります。
木は他孔性の素材なので、あなたが演奏したり、 湿度が上昇することによって、空気中から湿気を吸収します。
これは異常なことではないのですが、出来るだけ制御される必要があります。
管体内部(ボア)は何層かのオイルで湿気の吸収を遅延 させられていますが、それでもあなた自身が定期的に木管楽器
用の管体オイル(楽器店で購入できます)でオイリングをしなければなりません。
自分で作ることも可能です。
まず薄めのオリーヴオイルとアーモンドオイルをそれぞれ5:1の割合で混ぜ、腐敗を防ぐために数的のビタミンE
を垂らしたら、これを布に塗り、リコーダー等に用いるクリーニングロッドに巻いて内部をコートします。
 楽器内部が乾いてきたように見えたら、このオイリングを行ってください。
 新しいウッドウィスルの場合、湿気吸収をできるだけ少しに保つため、しばらくの間は長時間演奏を避ける必要
があります。 一日約20分程度にとどめ、演奏時間を徐々に伸ばしていってください。
演奏後は必ず内部をクリーニングクロス等で拭くように。
 また、マウスピースを手で温めておくと、演奏時に唾が溜まるのを防ぐことができます。
少しピッチは高めに作ってあります。 他の楽器とあわせる時には、少しスライドを抜いて調節してください。
 絶対に自分で修理を試みたりしないように! 問題が起きたら私に連絡してください。 迅速に対処します。