J1浦和の日本代表DF田中マルクス闘莉王(27)が近日中に、痛めている左ひざを手術することが30日、分かった。内視鏡手術の予定で、離脱は短期間とみられるが、12月8日から都内で行われる日本代表合宿への不参加が決定的となった。 闘莉王はさいたま市内の練習場には現れず、埼玉県内の病院で精密検査を受けた。エンゲルス監督は「手術だろう。おそらく半月板。やるなら早い方がいい」と、見通しを語った。闘莉王は累積警告により、6日の最終節・横浜M戦を欠場するため、その前に踏み切る可能性もある。 11月3日の天皇杯・愛媛戦で重度の打撲を負った故障個所には水がたまり、その後、神戸で行われた日本代表合宿中に、極秘で検査を受けたほど。W杯最終予選のカタール戦や、Jリーグも強行出場を続けていた。 指揮官は、年明けのアジア杯などへの出場は可能との見通しを示したが、体力測定や戦術の確認を目的とする12月8日からの合宿には不参加が決定。強行出場を続けた代償は、予想以上に大きかった。