最終更新:平成21年12月15日

「皇統の未来を守るオフ」開催履歴:第四十一回~

★第四十八回★
★【皇統の未来を守るオフ@四周年】★
★醍醐─「鎮護国家」の歴史を歩く★
開催日時平成21年12月13日(日曜日)午後2時集合
集合場所京都市営地下鉄烏丸線「醍醐」駅北改札口前 駅構内図
趣旨醍醐帝・朱雀帝・村上帝三代の御篤信を得て興隆を見、永らく醍醐帝陵・朱雀帝陵の守護にもあたってきた
真言宗醍醐派総本山醍醐寺や、真言系修験(当山派)の拠点として「鎮護国家」を担うとともに我が国政治史
にも深く関与してきた同派大本山三宝院門跡を巡拝します。その後平成二十一年大忘年会を開催します。
忘年会のみのご参加も歓迎致します。

          醍醐寺

順路地下鉄醍醐駅~三宝院門跡~醍醐寺下醍醐伽藍~長尾天満宮~醍醐陵(第六十一代朱雀天皇陵)
~後山科陵(第六十代醍醐天皇陵)~地下鉄醍醐駅~三条方面へ移動し忘年会。
費用三宝院・下醍醐共通拝観料1000円。忘年会参加者は飲食費適宜。
参加者は、オフのみ参加・忘年会のみ参加の方もあわせて11名でした。

当日は、集合場所の地下鉄醍醐駅から徒歩で醍醐寺に向かい、まず三宝院門跡を拝観、つづいて醍醐寺の本堂や五重塔、清瀧宮がある下醍醐伽藍を拝観、さらに、菅原道真公と親交のあった理源大師(醍醐寺開基)の創建ともいう長尾天満宮に参詣しました。醍醐寺の境内を出た後は、第六十一代朱雀天皇の御陵である醍醐陵、第六十代醍醐天皇の御陵である後山科陵に相次いで参拝したのちコミュニティバスで醍醐駅に戻り、全予定を終えました。

その後地下鉄で醍醐から三条まで移動し、木屋町の料理店にて平成二十一年大忘年会を開催致しました。





★第四十七回★
★【皇統の未来を守るオフ@今上陛下御即位二十年】★
★天皇陛下御即位二十年記念京都御所特別公開参観★
開催日時平成21年11月8日(日曜日)午後2時集合
集合場所京都市営地下鉄烏丸線「丸太町」駅北改札口前 駅構内図
趣旨宮内庁による今上陛下御即位二十年記念行事として実施される「天皇陛下御即位二十年記念京都御所特別公開」
にあわせて京都御所を参観致します。また御所の東西を守護し奉る形で鎮座する別格官幣社梨木神社
(御祭神:三條實萬公・三條實美公)ならびに別格官幣社護王神社(主祭神:和気清麻呂公・和気広虫姫)
にも参拝し、皇室の弥栄を祈念致します。

          京都御所

順路地下鉄丸太町駅~護王神社~京都御所~梨木神社~京阪神宮丸太町駅~京阪三条駅方面
へ移動し懇親会。
費用無料。懇親会参加の方は飲食費適宜。
今回の参加者は8名でした。

まずは集合場所の地下鉄丸太町駅から京都御苑西側の烏丸通りを上がって護王神社に至り、御祭神である和気清麻呂公・和気広虫姫・藤原百川公・路豊永卿に一同で皇室の弥栄を祈念致しました。その後蛤御門から京都御苑に入り、「天皇陛下御即位二十年記念京都御所特別公開」実施中の御所に参入し、紫宸殿・清涼殿・小御所や、通常の参観では非公開の皇后宮常御殿・飛香舎・若宮姫宮御殿のほか、御即位に関連した諸展示も参観しました。御所参観を終えたのちは御苑東側の清和院御門から退出して梨木神社に参拝し、御祭神である三條實萬公・三條實美公に一同で皇室の弥栄を祈念致しました。

その後京阪電車で神宮丸太町から三条まで移動し懇親会を開催しました。





★第四十六回★
★【皇統の未来を守るオフ46】斑鳩 聖徳奉頌★
開催日時平成21年10月18日(日曜日)正午集合
集合場所JR大和路線・和歌山線「王寺」駅中央改札前 駅構内図
趣旨奈良斑鳩の里に聖徳太子と御子山背大兄王所縁の諸寺や尼門跡として知られる中宮寺を訪れます。
教科書でお馴染みの大伽藍古仏名宝を多数拝観しますが、観光的関心に留まることなく創造の偉業を慕い、
千数百年間守り続けた草莽の精励にもまた思いを馳せたいものです。

   法隆寺 聖徳太子 法隆寺

  聖徳太子御遺誡(『日本書紀』巻二十三)
「諸悪莫作、諸善奉行(もろもろのあしきことなせそ、もろもろのよきわざおこなへ)

順路JR王寺駅~(バス移動)~法隆寺西院伽藍~法隆寺大宝蔵院~法隆寺東院伽藍
~中宮寺門跡~中宮寺宮御墓所~法輪寺~富郷陵墓参考地(山背大兄王御墓伝承地)
~法起寺~(バス移動)~JR王寺駅。
費用法隆寺拝観料1000円、中宮寺拝観料500円、法輪寺拝観料400円、法起寺拝観料300円。
往路バス運賃270円、復路バス運賃350円。
今回の参加者は5名でした。

当日は予定の時間より少し遅れて王寺駅前からバス移動し、まず法隆寺西院伽藍(五重塔・金堂・講堂・聖霊院等)を拝観、さらに法隆寺大宝蔵院にて夢違観音像・百済観音像・玉虫厨子等を拝観し、法隆寺東院伽藍に移動して夢殿等を拝観、その後、隣接する中宮寺門跡では如意輪観音像等を拝観したのち、日本晴れの陽気のもと斑鳩の里をそぞろ歩いて中宮寺宮御墓所に至り、後伏見天皇八世皇孫女尊智女王御墓・後西天皇御塔・後伏見天皇十一世皇孫女尊覺女王御墓・後西天皇皇女高榮女王御墓・靈元天皇皇孫女榮恕女王御墓・靈元天皇皇曾孫女榮暉女王御墓・後伏見天皇十八世皇孫女成淳女王御墓にお参りしました。さらに法輪寺の拝観ののち、「岡の原」と呼ばれる丘陵地を登って山背大兄王御墓との伝承がある富郷陵墓参考地にも参拝。その後法起寺を経て王寺駅までバスで戻り、全行程を無事終了しました。

その後JRで天王寺まで移動して懇親会を開催しました。





★第四十五回★
★【皇統の未来を守るオフ@新宮様御生誕三年】★
開催日時平成21年9月6日(日曜日)午後1時~5時
開催場所大阪市立中央青年センター(大阪市中央区法円坂1-1-35)3階B棟和室地図
大阪市立中央青年センター
趣旨秋篠若宮殿下満三歳の御誕辰にあたり、竹の園生の御栄えを寿ぎつつ和室で歓談するとともに、激化する
報道界の不敬言論や総選挙後の政情など、国民の側が反省し取り組まなければならない諸問題について
も話し合います。
費用無料。
今回の参加者は11名でした。

当日13時すぎからの第一部は「若宮殿下御誕辰奉祝茶話会」と題し、十三ハンブルグのブッセ「まゆたまご」、神戸風月堂のフィナンシエなどを頂きながら三年前の感動の日を懐かしむとともに、皇統の永続を寿ぐ佳言に満ち満ちた「予祝」のひとときとなりました。

第二部は、その皇運を扶翼すべき国民の側が抱える諸問題についての討論会とし、特に最近、自称「保守知識人」・自称「男系派」・自称「ご学友」など有象無象の賊徒が垂れ流し、マスメディアによって面白おかしく増幅される唾棄すべき不敬言論の横行について、皇室と国民の歴史的関係(=国体)の破壊に直結する危機的事態であるとの認識で一致し、男系皇統の護持を願うのは自明の前提としても、皇室に対し奉り不当不遜な「要求」を行うような魔境に陥ってはならず、我々もまた厳しく自戒しなくてはならないことを再確認しました。

その他、先の総選挙の結果確実となった政権交代後の活動の展望等についても話し合いましたが、討論の成果は各参加者の今後の行動に生かされることでしょう。





★第四十四回★
★【皇統の未来を守るオフ44】仁徳天皇陵参拝と清掃奉仕★
開催日時平成21年8月23日(日曜日)午後3時集合
集合場所JR阪和線「百舌鳥(もず)」駅西口
開催場所仁徳天皇百舌鳥耳原中陵(大阪府堺市)衛星写真
       仁徳天皇百舌鳥耳原中陵
次第JR阪和線「百舌鳥」駅西口集合~百舌鳥耳原中陵(仁徳天皇陵)参拝~周辺の清掃奉仕
~JR阪和線にて天王寺方面。
費用懇親会参加の方は飲食費適宜。
今回の参加者は9名でした。

当日15時すぎに集合場所のJR百舌鳥駅前を出発し、百舌鳥耳原中陵(第十六代仁徳天皇御陵)の一般拝所にて一同拝礼したのち、気温32度の残暑のなか、一周約2850メートルある同御陵の周回路をゴミを拾いながら歩き始めます。

同御陵周回路の清掃は当オフとしては三度目になりますが、年を追うごとに御陵正面の遊歩道のゴミは少なくなっており、その意図はともかくとして堺市当局の美化努力が感じられます。しかし後円部側に至れば弁当ガラ、空き缶、ペットボトル、吸殻等がいくら拾ってもキリが無いほど落ちています。それらのゴミを一つ残らず拾い尽くして18時前にようやく周回清掃を終え、御陵拝所にて無事完遂の旨を奉告しました。その後JR百舌鳥駅から天王寺に電車移動し、ビアガーデンにて秋の夜風に吹かれつつ懇親会を開催しました。





★第四十三回★
★【皇統の未来を守るオフ43】学習会「皇室と近代法」★
開催日時平成21年7月26日(日曜日)午後1時~5時
開催場所大阪市立中央青年センター(大阪市中央区法円坂1-1-35)3階A棟1号室地図
大阪市立中央青年センター
概要(ナビゲーターより)
私がナビゲーター役をするのは今回で3回目です。
1回目は、主に、女系天皇を安易に容認する「皇室典範に関する有識者会議報告書」の論理的問題点や
詭弁を指摘し、故小嶋和司東北大学法学部教授の論文「『女帝』議論」に基づき女系天皇を容認するこ
とは憲法問題であることを論じました。
2回目は、主に、故小嶋教授の「明治典憲体制の成立」に基づき、大日本帝国憲法と明治典範が皇男子
(男系男子)が皇位継承権者であることを明文で定めるに至った経緯を詳細に論じることにより、有史
以来の皇室を近代法体系の中にあてはめる作業の難しさを提示しました。
3回目は、ここ最近「皇統の未来を守るオフ」の新たな参加者が増えていることから、1回目と2回目
の総復習及び未だ説明不十分な法的論点(天皇主権と国民主権の問題、大日本帝国憲法の天皇条項など)
について語り、皆様と有意義なディスカッションを行ないたいと思います。
私の考え方のベースは故小嶋和司東北大学法学部教授の憲法論にありますので、各法的論点ごとに矛盾
することはないはずです。以上、よろしくお願い申し上げます。
費用無料。
参加者は、初参加の方2名を含む10名でした。

13時すぎから始まった学習会では、故小嶋和司東北大学法学部教授の憲法学説に沿い、我が国においては「憲法典」の生存要件である不文の「憲法」は皇室に由来すること、大日本帝国憲法天皇条項は、西洋王室法に学んだ極めて近代合理主義的なものであるが、その制定にあたっては伊藤博文公を中心に、我が国の歴史性にできるだけ反することなく皇室を近代法体系の中に定義する精密精確な作業が行われたこと、日本国憲法は「天皇」の定義をしていないため、「天壌無窮の神勅」によって「天皇」を定義した大日本帝国憲法告文を援用する以外になく、「天壌無窮の神勅」の定める万世一系の皇位継承を改変するような皇室典範改定(例えば“女系天皇”容認)は現行憲法下においても憲法違反であること、日本国憲法天皇条項の最大の問題点は、統治権の源泉が天皇に求められていないことであること、さらに「戦前は天皇主権で、戦後は国民主権になった」といった俗説や、「戦前は天皇主権ではなく国家主権だった」といった説(小林よしのり『天皇論』など)について、それぞれが言う「主権」の概念が混乱しており、あまり意味のある議論ではないこと、などがナビゲーターさんから説明されましたが、今回は参加者からの質問や問題提起も数多くあり、双方向型・対話型の学習会として非常に意義深いものであったと思われます。

オフ終了後は、森ノ宮駅前の居酒屋にて懇親会を開催致しました。





★第四十二回★
★【皇統の未来を守るオフ42】学習会「大御心─御歴代の詔勅・宸記より」★
開催日時平成21年6月28日(日曜日)午後1時~5時
開催場所大阪市立中央青年センター(大阪市中央区法円坂1-1-35)7階A棟10号室地図
大阪市立中央青年センター
趣旨御歴代の詔勅や宸記から「大御心」を拝し、世界に比類なき我が「國體」の感得に努めます。
費用無料。
今回の参加者は、初参加の方1名を含む11名でした。

学習会当日に配布した資料は原文に句読点と返り点を施したのみのものであり、これをただ読み上げる形式であったため、参加者各位にはお解りになり辛い部分も多々あったかと存じます。小稿では論過を懼れず敢えて講釈紛いの愚を冒すこととします。

謹んで国史を閲しまするに、御歴代は天照大神下し給いましたる「寶祚之隆、當與天壌無窮者矣。」(『日本書紀』巻二 神代下)との神勅を承り給い、その御務の重きを深く悟得され給いまして、「何當聿遵皇祖之跡、永保無窮之祚。」(『日本書紀』巻五 崇神天皇四年冬十月庚申朔壬午)、「朕以寡昧、忝馭寰區。」(『續日本紀』巻四十 桓武天皇延暦九年九月丙子)、「朕以不逮居重任。不可不恐歟。」(『花園院宸記』花園天皇文保元年五月丙午一日丙寅)、「朕幼弱を以て猝に大統を紹ぎ爾來何を以て萬國に對立し列祖に事へ奉らんやと朝夕恐懼に堪ざる也」(明治元年三月十四日「億兆安撫の宸翰」)と仰せられたのであります。

按じまするに、御歴代の大御心は民を恵み愛し給うを御本意とされましたること、「苟有利民、何妨聖造。」(『日本書紀』巻三 神武天皇己未年三月辛酉朔丁卯)、「其天之立君、是爲百姓。然則君以百姓爲本。」(『日本書紀』巻十一 仁德天皇七年夏四月辛未朔)と仰せられたる如くでありまして、民の身の立つ様軫念あらせられます大御心は、「帝王躬耕而勸農業、后妃親蠶而勉桑序。」(『日本書紀』巻十七 繼體天皇元年三月戊辰)との御実践に及び、現在の皇居に於ける天皇陛下の御稲作、皇后陛下の御養蚕にまで脈絡するのであります。それが故に一旦天災地変悪疫兵火により難儀民に及びましたる折には、畏れ多くも「地震之災、恐由政事有闕。」(『續日本紀』巻十一 聖武天皇天平六年夏四月戊申)、「雖豐儉有時、而責深在予。」(『續日本紀』巻四十 桓武天皇延暦九年九月丙子)、「誠以政道有虧、降斯靈譴。朕之寡德、慙乎天下。靜念厥咎、甚倍納隍。」(『類聚國史』巻一百七十一 災異五 地震 淳和天皇天長七年四月戊辰)、「國之生災難、身之依不德也。」(『伏見院御記』伏見天皇正應元年二月廿八日癸未)、「朕爲民父母德不能覆甚自痛焉」(後奈良天皇天文九年六月十七日「宸翰般若心經御奥書」)、「天下億兆一人も其處を得ざる時は皆朕が罪なれば」(明治元年三月十四日「億兆安撫の宸翰」)と御自らその責を体認し給い、或いは「自今之後、至于三載、悉除課役、息百姓之苦。」(『日本書紀』巻十一 仁德天皇四年三月己丑朔己酉)、「今聞、京畿失稔、甚於外國、兼苦疾疫飢饉者衆。宜免左右京及五畿内今年田租、以息窮弊。」(『續日本紀』巻四十 桓武天皇延暦九年九月丙子)と田租課役を免ぜられ、或いは「仍致信心祈此事、願世屬豐稔民悉富安。」(『伏見院御記』伏見天皇正應元年二月廿八日癸未)、「竊寫般若心經一巻於金字使義堯惣僧正供養之庶幾虖爲疾病之妙藥矣」(後奈良天皇天文九年六月十七日「宸翰般若心經御奥書」)と神仏の冥助を庶幾熱祷あそばされましたること史上枚挙に暇無いのでありまして、「假令代民可棄我命之故也。」(『花園院宸記』花園天皇正和二年六月己未二日辛酉)とまで仰せられる大御心は、漏れ承ります昭和天皇のマッカーサー御引見時の御発言にも繋がるものでありましょう。

且按じまするに、御歴代の敬神崇祖の御心志は、「上則答乾靈授國之德、下則弘皇孫養正之心。」(『日本書紀』巻三 神武天皇己未年三月辛酉朔丁卯)、「祭祀神祗、國之大典。若不誠敬、何以致福。」(『續日本紀』巻三十四 光仁天皇寶龜七年夏四月己巳)、「我國者神國也。因毎朝敬拜四方大中小天神地祗。敬拜之事、始自今、後一日無怠云云。」(『宇多天皇御記』宇多天皇仁和四年十月十九日)との仰せに拝察されます通りでありますが、妄りに神託と称し妖言を弄する「カルト」「デンパ」的なる不逞不遜の輩に就きましては、「怪異之事、聖人不語。妖言之罪、法制非輕。而諸國、信民狂言、言上寔繁。或言及國家、或妄陳禍福。敗法亂紀、莫甚於斯。自今以後、若有百姓輒稱託宣者、不論男女、随事科決。」(『日本後紀』巻二十二 嵯峨天皇弘仁三年九月辛巳)と厳しく戒め給いますこと、延いて当節世情にも符合致す次第であります。

斯くの如く万世一系、世々恒に民庶を愛護あそばせる御歴代の御事績に鑑みられればこそ、昭和天皇は、「朕ト爾等國民トノ間ノ紐帶ハ、終始相互ノ信賴ト敬愛トニ依リテ結バレ、單ナル神話ト傳説トニ依リテ生ゼルモノニ非ズ。」(昭和二十一年一月一日「年頭の詔書」)と仰せられたのであります。同詔書は、未曾有の国難にあたって「相互ノ信賴ト敬愛トニ依リテ結バレ」たる君と民との歴史を再確認し、この歴史を範として祖国再建に邁進すべきことを宣言あそばされたのであって、俗論の語る“人間宣言”といった御趣旨のものでは決してないこと明らかなのであります。

資料学習の後は、天皇皇后両陛下の記録映画のDVDを上映致しました。遠く硫黄島、サイパン島にまで行幸啓し給い戦没者慰霊の先頭に立たれるお姿、また皇太子同妃両殿下時代より沖縄県に深く御心を寄せられるお姿に列聖御歴代より受継がれたる大御心を拝察申し上げ、とりわけ沖縄県の「慰霊の日」前夜祭に於いて、詰め掛けた県民により御製琉歌が唱和される光景に、沖縄県が今上陛下の大御心により文字通り「言向けやわされ」ゆく様を見、うたた感涙に堪えないのであります。

オフ終了後は、森ノ宮駅前の居酒屋にて懇親会を開催致しました。

【後記1】
学習会当日は、洪水旱魃等による不作の年に、叡慮によって田租を免ぜられるといった例を幾つか申し述べましたが、それは、取れない時には減税し、取れるようになったら増税しようといった、昨今の経済対策が如き合理的乃至功利的発想によるものではありません。(当日の配布資料には掲載していませんが、)聖武天皇は、「今秋大稔、民産豐實。思與天下共茲歡慶、宜免今年田租。」(『續日本紀』巻九 聖武天皇神龜三年九月丁亥)、すなわち「今年は豊作だから田租を免じよう」とも仰せられているのです。仁德天皇の「百姓富之則朕富也。」(『日本書紀』巻十一 仁德天皇七年夏四月辛未朔)との仰せも同様の大御心によるものと拝察申し上げます。

【後記2】
上代より中古にかけての詔勅には古代支那の「聖王」説の色が濃く、支那の文献に見る文言そのまま採られたることまた少なくないのでありますが、これを以て「大御心とは支那聖王説のことなり」と断ずるは短慮に過ぎるのであります。何となれば、支那聖王説の謂うところは、君が徳を失えば直ちに放伐し、しかるべき臣が取って代るべしとの「易姓革命」思想と表裏一体をなすのでありまして、斯く革命思想が、天壌無窮の神勅に仰せられたる如く万世一系の皇統護持を第一義とする我が国体と相容れぬこと、改めて申すまでもないのであります。すなわち、宝祚を承し皇孫なるが故に有徳の聖主たらん、正統と聖徳を未来永劫両全すべしとの、最も狭き門より入り最も細き道を往くが如き御志を立て給い、然もこれを二千六百四十有九年の長きにわたり列聖御歴代躬行し給い、また群卿百僚より衆庶下郎に至るまで万民万臣相一致して護り奉り来たったことこそ我が国体の真髄であり、我が国体を以て万邦無比と称える所以なのであります。





★第四十一回★
★【皇統の未来を守るオフ41】「御寺・泉涌寺と泉山御陵」参拝と現地学習★
開催日時平成21年5月24日(日曜日)午後1時集合
集合場所京阪本線「東福寺」駅東改札口前
内容皇室の御香華院(御菩堤所)として「御寺(みてら)」と称される泉涌寺と、周辺一帯の泉山御陵に参拝し、
現地ならではの学習を深めます。
順路東福寺駅~泉涌寺伽藍拝観~月輪陵・後月輪陵(四條天皇陵外二十五陵五灰塚九墓)~
泉涌寺御座所拝観~觀音寺陵(後堀河天皇陵)~後月輪東山陵(孝明天皇陵)・後月輪東北陵
(英照皇太后陵)~宮内庁書陵部月輪陵墓監区事務所~守脩親王御墓・淑子内親王御墓・朝彦親王御墓
~賀陽宮墓地・久邇宮墓地~晃親王御墓~雲龍院内後光嚴天皇分骨所以下二分骨所一灰塚五墓~
雲龍院拝観~東福寺駅~京阪電車で三条方面へ移動。

           泉涌寺
費用泉涌寺拝観料800円(伽藍拝観500円と御座所拝観300円)、雲龍院拝観料300円。
天気予報は雷雨を告げ、新型流感騒動喧しい中にもかかわらず、初参加の方3名を含む13名の方にご参加いただきました。

日本晴の空の下、午後1時過ぎに集合場所の京阪東福寺駅から御寺(みてら)泉涌寺に向かい、楊貴妃観音拝観~心照殿での「女帝・女院の文華」展拝観~歴代の天皇・皇族の御尊牌を奉安する霊明殿遥拝~霊明殿背後の月輪陵・後月輪陵(四條天皇月輪陵・後土御門天皇灰塚・後柏原天皇灰塚・後奈良天皇灰塚・正親町天皇皇子追尊天皇陽光太上天皇月輪陵・正親町天皇灰塚・後陽成天皇灰塚・正親町天皇皇子追尊天皇陽光太上天皇妃晴子墓・後陽成天皇女御中和門院藤原前子墓・後光明天皇月輪陵・後水尾天皇後宮壬生院藤原光子墓・後水尾天皇後宮新廣義門院藤原國子墓・後水尾天皇皇后和子月輪陵・後水尾天皇月輪陵・後西天皇月輪陵・後水尾天皇後宮逢春門院藤原隆子墓・明正天皇月輪陵・東山天皇月輪陵・靈元天皇皇后房子月輪陵・中御門天皇女御贈皇太后尚子月輪陵・東山天皇皇后幸子女王月輪陵・靈元天皇月輪陵・中御門天皇月輪陵・櫻町天皇月輪陵・桃園天皇月輪陵・後桃園天皇月輪陵・後桃園天皇女御尊称皇太后維子月輪陵・櫻町天皇女御尊称皇太后舎子月輪陵・桃園天皇女御尊称皇太后富子月輪陵・光格天皇皇子温仁親王墓・後櫻町天皇月輪陵・光格天皇皇子悦仁親王墓・仁孝天皇皇子安仁親王墓・仁孝天皇女御贈皇后繋子後月輪陵・光格天皇後月輪陵・仁孝天皇後月輪陵・光格天皇皇后欣子内親王後月輪陵・仁孝天皇女御尊称皇太后祺子後月輪陵・仁孝天皇後宮新待賢門院藤原雅子墓)参拝~仏殿拝観と進みました。

つづいて京都御所御里御殿を移築した泉涌寺御座所に昇殿し、玉座の間をはじめとするお部屋や、神仏分離にともなって御所の御黒戸(御仏間)を遷した海会堂などを拝観。さらに觀音寺陵(後堀河天皇陵)~後月輪東山陵(孝明天皇陵)・後月輪東北陵(孝明天皇女御尊称皇太后英照皇太后陵)に参拝したあと、宮内庁書陵部月輪陵墓監区事務所を訪問し陵墓事務官と会談しました。

その後、後伏見天皇十八世皇孫守脩親王墓(梨本宮)・仁孝天皇皇女淑子内親王墓(桂宮)・後伏見天皇十九世皇孫朝彦親王墓(久邇宮)・後伏見天皇廿世皇孫邦憲王墓(賀陽宮)・後伏見天皇廿世皇孫邦憲王妃好子墓(賀陽宮)・後伏見天皇廿世皇孫多嘉王墓(久邇宮)・後伏見天皇廿世皇孫多嘉王妃静子墓(久邇宮)・後伏見天皇廿一世皇孫女發子女王墓(久邇宮)・後伏見天皇廿一世皇孫賀彦王墓(久邇宮)・後伏見天皇廿一世皇孫女珖子女王墓(久邇宮)・後伏見天皇十九世皇孫晃親王墓(山階宮)に参拝。

そして泉涌寺別院別格本山雲龍院を訪ね、境内奥の後光嚴天皇分骨所以下二分骨所一灰塚五墓の参拝をさせていただけるようお寺の方に願い出た後、後伏見天皇皇孫後光嚴天皇分骨所・後伏見天皇皇曾孫後圓融天皇分骨所・後小松天皇灰塚・仁孝天皇皇女慈悲心院墓・仁孝天皇皇女女二宮墓・光格天皇後宮東京極院藤原婧子墓・孝明天皇皇女順子内親王墓・孝明天皇皇女富貴宮墓に参拝。

雲竜院に戻って後光嚴天皇と後圓融天皇の御尊像や歴代の御尊牌を安置する霊明殿、本堂などを拝観し、お庭を拝見しながらお抹茶とお餅をいただいて時を過ごし、今回のオフの全予定を終了しました。

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by 彦十郎
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