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PTSDセルフチェック
睡眠障害のチェック

PTSDの症状を、ひとつに定義するのは難しいとされています。 人によって体験した出来事や、すでに持っていた悩みやトラウマなどが異なっているからです。 

一般にPTSDそのものの症状としては、感情が死んだようになる、心が死んでしまったようになる、フラッシュバックや悪夢を見る、時間の感覚や将来への展望がもてなくなる、愛情を感じられなくなる、気分の変化が激しくなる、等があげられます。 

そして、そのような症状によって、あらゆる次の症状が導き出されてゆくのです。 ある人は、死んだような心を解き放つためにアルコールに依存してゆくかもしれません。 またある人は、強烈なトラウマから、パニック障害になるかもしれません。 ここではこのような、PTSDに関連する病気を説明してゆきます。

PTSDになると、寝付きが悪くなったり、又は寝過ぎてしまう等の症状が現れる場合があります。
あなたが睡眠傷害にかかっているかどうかをチェックしてみましょう。

下記の質問に答えてみてください。
睡眠障害のチェックリスト
あてはまる項目には、左の空白にチェックを入れてください。

トラウマとなった出来事のあと、寝付きが悪くなった。 なかなか眠れない。
悪夢をみてハッと目がさめてしまうことが多くなった。
暑いわけではないのに寝汗をかいている。
寝ている間、周囲の音に敏感になり、ちょっとした物音でも起きてしまう。
昼と夜が逆転した生活になってしまい、会社、学校など昼間の生活に支障が出る。
一日中、寝てばかりいる。
何個チェックがつきましたか?
2個以上のチェックがついた

2つ以上チェックがついた人は、睡眠傷害の傾向が強いかもしれません。生活に支障がある場合は、必ず専門医を訪れてください。勝手に睡眠薬を乱用しないように!お医者さんの方が、良く効く睡眠薬を持っています。

軽症の場合は、ベンゾダイアゼパン系の精神安定剤を、重症の場合には、ハルシオンなどの睡眠薬が処方されるでしょう。
解説
睡眠障害はなぜ起こる?

PTSDの人の大半が、不眠、または眠りすぎを訴えます。 また、眠れないことによってイライラしたり、昼間の生活に支障がでたりして余計に悩みをかかえてしまうことになるのです。 PTSDの人の不眠には特徴があります。 それは下記の通りです。
  • 悪い夢をみる
  • 少しの物音に敏感になっている
  • 眠りに入っても浅く、少しの物音でおきてしまう
  • うなされたり、寝言を言ったり、歯ぎしりがふえる
  • 起きたときに昨日より疲れているように感じたり、肩がこっていたり、頭が痛い
PTSDの不眠は、起きている時には抑えていたトラウマの記憶が、潜在意識から睡眠によって表面に出てくるためにおこります。 起きているときには「考えないようにしている記憶」が、睡眠によって夢などの形で現れてくるのです。 
そのトラウマの記憶がどのように現れてくるのか、監禁された経験のあるAimeeの例をとって説明してみましょう。 


監禁された経験のあるAimeeの夢の例
  • Aimeeは夢の中で、どこか、コンクリートで作られた部屋につれていかれました。そこには、手と足を切断された女性が転がされていて、辺りいちめんは血の海でした。 必死でそこから逃げようとして、女性の切断された足につまづいて転んで、はっと起き、夢だとわかったのです。

  • Aimeeは朝5時頃、たくさんのパトカーのサイレンの音で目がさめました。 本当に近くで聞こえたので、うちの近くで何か事件が起こったと思ったのです。 けれど一緒に住んでいるルームメイトに聞いたら、その時間にパトカーのサイレンの音など聞こえなかったそうです。 夢の中で聞いたサイレンだったみたいですが、とても生々しく、夢とは思えませんでした。
Aimeeは、アパートの一室に監禁されていました。 その部屋はカーテンが閉め切ってあって、暗く、狭く、その中でAimeeは手足を縛られて転がされていました。 そのときのイメージが、最初の夢となって現れたのでしょう。 

Aimeeは、事件の最後には、必死に捜索活動を行った警察の手によって、無事保護されました。 しかしAimeeは、救出された前後のことを全く覚えていません。 一種の記憶喪失になってしまったのです。 それでも、救出された時のことを深層心理が覚えている、ということが2つめの警察のサイレンの夢に現れています。 アパートから救出された Aimeeは、パトカーに乗せられ、何台もの警護のパトカーとサイレンの音に囲まれて、検査のために病院へ向かったらしいのです。

 睡眠傷害には、「眠れない」という不眠の症状だけではなく、「とにかく眠い」という逆の症状もあります。これは、一日中だるくて寝てしまう、一度寝たら15時間以上起きない、等が含まれます。 落ち込んでいたり、心が疲れていたり、問題を抱えていると、現実逃避の一種として睡眠をえらんでしまうのです。

パニック障害の診断>

Aimeeは、不眠の症状は昔よりも良くなりましたが、悪夢や寝汗などで眠りが妨げられることが多いのです。

Aimeeがみる夢と言えば、たいがい、「誘拐される」「人が殺される」「自分が人を殺してしまう」「自殺する」などの、死に関連する悪夢が多く、血が飛び散る残酷な場面が登場します。これらの映像は、いったいどこからやってくるんでしょうね…。

あなたは、何個ついてしまいましたか?

2つ以上チェックが付いてしまった人は、睡眠障害を持っているようです。早めに専門医を訪ねてみてください。

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