我が秘密基地へようこそ



七月三十一日(土) 

不思議動物系の話はなかなか聞くのが面白いんですけど、メリーランドで変な動物が目撃され、割と上手く写真に収まったとのこと。映画で宇宙人が出てくるシーンみたいにどきどきしちゃうでしょ。(ちなみに、メル・ギブソン主演の『Signs』の中の宇宙人がビデオにちらっと写って子供達が大騒ぎする、あのシーンが特にいい!)不思議動物の姿はこちらのスライドショーの4番目からずっと最後まで見てみて。皮膚病にかかったハイエナって感じ(^_^;)なんだけど、ハイエナはこんなにしっぽが長くない。でも、後ろ足が前足より短くてお尻が丸まっちゃうような姿勢はやっぱりハイエナだよねぇ?飼い主がライオンを真似て途中までfurを刈ったんだけど、びっくりして慌てて逃げたハイエナ犬(?)?


七月三十日(金) 

今週のエントリーで雅子様のことについて触れたと思ったら、最近、病状が発表されたんですね。適応障害なんだそうで。病名はなんであれ、心理的な問題で薬を飲んでいるっていうのは結構重症なのではないでしょうか、と言ってもどんな薬だか知りませんが。心理的な問題は個人の性格、特に問題にぶちあたった時にどう対処していくかってのにもよると思うのですが、薬が必要になる前に何とかならなかったのか、誰も気付いてやれなかったのか、やっぱり雅子様と皇太子様って何でも相談したり打ち開けられる夫婦仲には発展しなかったのかしらなんて余計なお世話なことを考えてしまいました。雅子様は皇室に入るまでに実は挫折らしい挫折を経験したことなくて問題解決スキルが身についてなかったのかなと素朴な疑問も感じたりもするんですが、皇室のあれこれしきたりの多そうな生活って私には所詮想像がつかなかったりもするわけで、もしかしたら雅子様の目には10年経った今でも皇族が宇宙人のように写っているとか、もしくは、UFOに監禁されて逃げ場がないと感じているのかもしれません。(Who knows?^_^;)大好きな趣味がなさそうな雅子様の様子を聞いていると、以前日記に書いたことがあるんだけど、仕事以外に社会的ネットワークを築いてこなかった男性が退職して鬱になりやすいってのと同じ現象って感じもしないでもない。生活環境が変わる際に失うものがどれだけ自分のアイデンティティと関わっているのかってよく考える必要があるのかもしれません。で、自分のことを考えてみると、私はアメリカで生活を始めた時は私のアイデンティティの重要な部分を占めてきた学生という活動が変化しなかったから、鬱になることはなかったけれど、結婚後は、結婚してしばらく仕事が出来なくて落ち込んでしまったのですよ。キャンパス内のパートタイムの仕事だったのにも関わらず、私のアイデンティティの中で仕事(或いは、規則的に入る収入)っていうのが大きな意味を占めていたんだよねぇ。でも、仕事っていうのは所詮需要があって成り立つ活動であるから、会社の都合で解雇されたり、雅子様のように仕事をすることが認められない状況に置かれることも有り得るわけで、仕事がアイデンティティの大部分を占めてしまうというのは、不安定な土台の上に立ってるようなもので、意外と環境変化にもろいのかもしれません。父が仕事と趣味は一緒にしない主義で、常に仕事とは別の趣味を持っていたのだけれど、周りからの需要に活動内容が左右されない興味やネットワークを確保しておくという父のやり方って実はサバイバルスキルだったのね〜なんて思ったりするわけ。日本の履歴書の趣味欄もこう考えると環境変化への適応力をアセスするって使い道もあるかも。


七月二十七日(火) 

従兄のニールに誘われて、今日は北郊外のラヴィニア公園の野外ステージで行われたBlues Travelerのコンサートを聴きに行ってきました。ニールが10枚もチケット買ったらしい。あぁ、でも、野外なので、ブランケット持参でピクニックスタイルね。バイクで行ったんだけど、駐車代は払わなくてもいいと係員に言われて、チケット代もニールが受け取らず、食べ物も飲み物もニールの友人が用意してきてくれたので、私達は全くお金を遣わずに済んでしまいました。相棒は仕事があるので、休憩時間になって帰らなければならなかったんだけど、あれ以上いたら帰れなくなってたかも。ワイン飲んだら酔っ払ってしまって、今も頭痛が消えない!

民主党のジョン・ケリーの奥さん、日本の新聞では暴言を吐いたって取り上げられてしまったようだけど、かなり面白そうな人物です。彼女はモザンビーク生まれで、ポルトガル語が第一言語とする5カ国語スピーカー。独裁国家での生活経験者。大学だか大学院を卒業してから渡米した、アメリカデビューが比較的遅い人なんだけど、子育てしながらも環境や教育関連の社会的活動も意欲的にこなして来た活発な女性。ジョン・ケリーとは二度目の結婚で、初めの夫は自家用飛行機事故かなんかで亡くしているらしい。シュワちゃん同様、ヨーロッパ系言語を母国語とする人達って単語や言語構造が似てることもあってか、ゆっくりしたペースでアクセントありつつも大勢の前で堂々と演説できちゃうところがすごいなぁって、ひたすら感心。アメリカ生まれアメリカ育ちの息子よりよっぽど落ち着いて演説上手かったと思いました。イラク戦争のために世界で孤立しつつある状態の今の御時世、独裁国家経験者でもあり、アメリカという国家に対し客観的なものの見方ができるこのような人が今のアメリカには必要かもって思いました。



七月二十六日(月) ときどき 

ボストンで行われた民主党のコンベンションをテレビでちょっと見ました。ボストンで校長先生をしている従妹のクリスタの学校の生徒達がコンベンションで唄うことになっていたらしく、夜起きた相棒がふと思い出してテレビをつけたんだけど、残念ながら手後れだったよう。しばらくしたら、帰りのスクールバスから電話が掛かってきて、もう唄い終わって学校に戻るところだって。クリスタは別に指揮をしたわけでも唄ったわけでもなく、子供達が見えるところでこっそり歌詞を教えてたらしい。(^_^;)えへへ、見たかったな。
ヒラリー・クリントンとビル・クリントンのスピーチ(それから、再放送でアル・ゴアとジミー・カーターのスピーチの一部)はばっちり見たんだけど、いやぁ、ヒラリーさん、ほれぼれしちゃうわ〜。演説のプレゼンテーションの仕方がめっちゃ上手い。話すスピードはもちろん、声のトーン、ピッチの使い方と聴衆の反応を見ながらの間の取り方が本当に上手い。素晴らしい!私も人生一度でいいからあんな風にスピーチが出来たらいいのに〜と本当に憧れちゃいます。男性はあまり声のピッチを変えないので、皆演説上手だけどモノトーンになりやすいのね。ヒラリーさん、兵役経験しか売りがないジョン・ケリーの代わりにこのまま大統領になっちゃうんじゃないかってオーラが出てたよ。ビル・クリントンは本出して人気回復したんじゃないかって気がするんだけど、相変わらず、なんとなく憎めない人って感じの雰囲気。スピーチの仕方をじっくり見たら、嬉しいことがあると喜びを隠し切れない犬タイプって印象を受けました。なんか、興奮しちゃって間の取り方がカジュアルに崩れてた。(^_^;)そういうところがアル・ゴアより近付きやすい感じだよね、ビル・クリントンって。だから、女性問題が出てきたのかも。

ヒラリーさんを見ていて思ったんだけど、日本の皇室の雅子様って実はあんな風になりたかったんじゃないかって気がする。ソフトな面というか『和』を社会的に求められる皇室より、精鋭さを必要とする闘いを求められるられるような社会的役割。…ただ、彼女に実際現状を打開していくようなリーダーシップがあるのかどうかよくわからないけど。…ヤフーの掲示板の皇室関連のトピックで占いによる性格判断をやってる人がいてね、結構、それが面白くて読んでしまった。当たってるかどうかはわからないけれど、読んだ内容をまとめてみると、占いだと雅子様はもともとバリバリのキャリアウーマンって思われてるけれど、実は環境を誰かに整えてもらわないと行動が出来ないタイプで、誰かが整えてくれるまで待ってしまう傾向がある。結婚前の外交関係の仕事も父親の手引きがあったから出来たわけで、独りで冒険して獲得した地位ではないと。で、自分の内心を他人に見せることにとても抵抗を感じる人なので、客観的なものいいは上手で、だから結婚前後に物怖じせずにはっきり言う強い性格だという印象を与えていたけれど、それは実は客観的な見方で固めて本当の自分を見せたくないという不安感を繕っているという意味もある。(←鋭い!)雅子様に比べると、美智子様というのは、本当に精神的に強い方で、だから子育ての方針だとか御自分で改革されてきた。紀子様は、自分の置かれた環境を変えようと働きかける革命家ではないけれど、置かれた環境を活用して最大限に活動していこうとするタイプ。学生時代からの手話だとかも続けていて、自分の興味のある聴覚障害関係の活動もバリバリしてるらしいよね、紀子様。で、自分の考えや感じ方を表現するのに抵抗がないので、同じタイプの美智子様、紀宮様と相性がよい。雅子様は独りだけ自己表現が上手く出来なくて、3人とも雅子様を理解するのが難しいと感じているはずなんだけど、3人ともそれを表に出さない社交的なスキルを持っているので表面上は問題がないらしい。占いした人は、紀宮様の性格がバランスがとれていて素晴らしいって絶賛してました。庶民的な生活にも順応できる柔軟性も持っているから、結婚して皇室を出ても問題なく、結婚できる男性はラッキーだって。お婿さん選びも時間は掛かっても間違いのない相手を探して幸せになれそうだとか。紀子様はとても世話好きで面倒見のよい人なので、秋篠宮様のいい加減なところに惹かれてしまったのかもしれないんだけれど、夫の秋篠宮様は浮気性・遊び癖がひどく、家庭に関心を持たないため紀子様が苦労を強いられることに。雅子様と皇太子様では、今とても精神的に苦労しているのは皇太子様の方。誠実で細やかな方なので、雅子様の些細な不満にも敏感に反応してクタクタ。雅子様は勉強面は出来ても人間関係には弱くて騙されやすく、よい人だと思い込むと盲信する傾向があり、皇太子様は新しいタイプに惹かれる傾向があるので、キャリアウーマンタイプに見えた雅子様にも惹かれたのだろうと思われるが、実際、雅子様は美智子様とは全然違って不安定で主体性がないのでがっかりしているだろうとのこと。試しに皇太子様と紀子様の相性を占ってみたら、これが最高によい相性だったそうで、現実って上手い組み合わせにならないものだなんて占いした人が言ってました。それから、他に指摘されていたのは、偏差値教育で育って政治や経済、語学に精通していたところで雅子様だけプロ並みの芸術的な趣味がなくて、古典や芸術にプロ級に精通している皇室に馴染むのは難しいんじゃないかってこと。皇太子様のビオラを始め、美智子様はピアノやハープ、文才にも長けており、紀子様は玄人並みの日本画の腕前、紀宮様は日舞が出来るし古典も原文で読む。うーん、確かに全く興味を持てないのだと辛いかもしれない。私も例えば、今いきなり俳句の会に連れていかれたら(…川柳だったら考えるの楽しいけど…^_^;)、季語を使ったり正しい古文的な言い回しみたいのわかんないから、善し悪しのスタンダード自体もわかんなくて、だから、俳句を読むどころか鑑賞の楽しさもわからなくてつまらないかも。けれど、雅子様はフルートを習い始めたってどこかで読んだし、鑑賞の仕方さえわかれば自分が出来なくても楽しむことはできると思うのよね。(…意外と雅子様は芸術的感覚よりもスポーツの方が得意そうな秋篠宮様との方が相性よかったりして。…ちょっと不謹慎ですね、失礼。^_^;)考えてみたら、今まで雅子様が話題になるのって、皇太子様が昔からやっておられた山登りのお供、フルートも皇室家族のアンサンブルに参加できたらということで始められたようだし、やること何でも受け身な理由ばかりかも。雅子様が紀子様みたいに結婚前から続けていることって何かあったっけ?学業や仕事以外の趣味って場所や環境が変わっても続けられるものであって、自分らしさの象徴…というか、自分のことがよくわかってないと趣味って持てないものなのかもしれない。で、趣味のような自分にとって普遍的価値のあるものって心豊かな人間関係づくりに欠かせないものだなってしみじみと感じるんだけど、雅子様の弱さ…学歴社会の問題点って実はそこにあるんじゃないかしらって気がする。学校の成績が悪いのと趣味を持っていないの、どちらが不幸かって言ったら、やっぱり後者よね。雅子様、近所の子供達集めてソフトボールのコーチでもやってみたらよいのに。雅子様が子供を持つのは運が降下する原因にもなっているらしいんだけれど、2年後ぐらいには状態が改善してくるらしいので、…もし本当に占い通りであるのなら…あと2年間なんとか踏ん張ってほしいものです。



七月二十五日(日) 

うわぁ、今日も2つ目のエントリーだ。(…現実逃避しまくりだ。^_^;)さっき読み終わった本の感想文。以前、親が送ってくれた12歳の日木流奈くんの『ひとが否定されないルール』って本、読んでなんとなくパニクっていた気持ちがとても落ち着きました。流奈くんってのは言語的な理解と表現の天才だと思うわ。視覚や聴覚は普通人間が生まれながらに持っているものだから、視覚的(理数系、美術)もしくは聴覚的(音楽)な天才児は比較的多いと思うんだけど、言語的なタイプは抽象的概念の発達や経験を通した考察も伴わなくちゃいけないからとても珍しいと思うんです。ボキャブラリがあるってだけの話であれば、言語的才能というよりも記憶力の問題で、流奈くんはそうじゃない。12歳の脳障害を持つ男の子が書いた本を読みながら私がふと思い出したのは、100歳の清水寺貫主の大西良慶さんの書いた『ゆっくりしいや』って古い本(1976年出版)だったってのがすごいでしょ。『ゆっくりしいや』も気持ちが落ち着く本なのよ。…で、話を戻すと、私は自分が言語的に秀でているわけではないので、流奈くんの、たとえば美術だったら、ちょうど細かい絵筆でアイディアに色を付けているような感覚の丁寧でわかりやすい表現がとても気持ちよい。素晴らしい心理学者であり哲学者である人だと思いました。リサーチか仕事の役に立つかなって読み始めたんだけど、実践じゃなくて自分の今の心の持ち方を省みるというか定義し直すきっかけになる内容でしたね。私の今までの人生経験で感じたり考えてきたようなことをうま〜く表現してくれてるっていうか。私は流奈くんと反対で学校教育経験が長いから、その分、流奈くんのいる空間に辿り着くのに時間が掛かっちゃったのかもしれません。障害を持つ子供達って、障害があって上手く機能できない部分がある代わりに、機能できる別の分野で秀でていたり、余計な邪魔が入らず人間のよいところをキープしてる場合が多いと思うのよね。流奈くんの場合、洞察力や言語(writing)表現力が他の子供達と違って回り道をせずにそのまままっすぐ伸びたって感じ。なんていうのか、普通はスパイラル状に伸びていくところをまっすぐ伸びちゃったってことかしら。ただ、私は回り道を出来るのもポジティブであると思うし、理想的・抽象的思想は現実や現状とは違うと思っているから、きっと流奈くんはこれから他の子供達が今経験している社会的矛盾っていうのを後になってから経験し学ぶことになるのかもしれないし、そういう意味で、他の子供達と同様、これからが楽しみな人だなって思うのです。英語に訳されてないのかしら。…ってワールドカタログで調べてみたけど、やっぱり訳されてないみたいだわ。相棒やある知り合いとシェアしたいんだけどな、言語が違うってのはもどかしいね、こういう時。


七月二十五日(日) 

あぁ、もう七月も末になってしまった。(;_;)さっき8月の予定を書き出してみたら、半ばからオリエンテーションだのなんだのって既にスケジュールびっしりで、ちょっとパニクってしまい、気晴らしに本当は外に走りに行きたかったんだけど、行くと相棒に後で文句言われそうだから我慢してお風呂に入りました。相棒が一緒に走り始めてから、好きな時間に走れなくてちょっと不便。ジョギングは私にとっては頭を空っぽにできる瞑想的な役割があって、本当は起きてすぐ行きたいのね。で、汗をかいた直後にシャワーを浴びてすっきりした気分で1日を迎えたいんだけれど、最近は日が暮れる前の夜8時前後に走って、顔を洗ってシャツを着替えて、相棒と車でジムに行くってシナリオになってるから、あんまりすっきり感が得られない。汗をシャワーで流すのが気持ちいいのに〜。同じ家でグタグタしているのでも、ジョギングを先にしてすっきりした後ポジティブな疲労感でグタグタしてるのと、相棒が夕方起きてジョギングに行くのをずっと待っているのとでは心理的にかなり違いがあって、…誰かを待っているほど時間が無駄だと思うことってないでしょ。達成感が得られないんだよねぇ。1日2回走るべきなんだろうか…。
ジョギングを始めて1ヶ月経ったんだけど、3〜4パウンドぐらい体重が落ちて安定してます。ジーンズが無理なく入るようになるには後もう数パウンド減らさなくちゃいけない。…まぁ、1年間で8パウンドは太ったから、そんなものよね。体重がちょっと軽くなったのは、ジョギングそのものより、間食が減ったのが大きいと思います。最近は、何かを口に入れたいって思うことが止まった。経済的に苦しい状態が続いていて、スナックとか気軽に買えないってのも関係してるんだけど、今までは、相棒がこれでもかぁと言わんばかりにチップスとかチョコレートとか買って、買いだめしてたから、何か口に入れたくなると実際口に入れるものがいつもあったのね。で、そういう食生活だったから、お店でもお菓子見るとつい食べたくなっちゃってた。数週間前まで、ラジオとかテレビとか店内とかお菓子の名前を聞いたり見たりするとすぐ食べたくなってたんだけど、最近そういうのにも反応しなくなってきたのよ。仕事してなくて、これだけ家にいる時間が長くなって、間食が減ったというのは我ながら大きな進歩だと思うわ。えへへ。次の目標は一度に食べる量をもう少し安定させること。で、次の次の目標は栄養のバランスを安定させること…かな。

10月に相棒の休暇に合わせて日本に行くつもりだったんだけど、結局、日本の実家の都合で実現しないことになりました。次の相棒の休暇がいつだかわからないから、冬休みにも帰れるかどうかわかんない。私は今年度から仕事場がやっと安定して年間スケジュールができるので計画が立て易くなって、来年からは相棒が私の休暇に合わせて自分の休暇を取れるようになると思うんだよね。この分だと私の卒業が先になりそうかな。来年の休暇シーズンにゆっくり日本で過ごせますように。



七月二十四日(土) 

今日2度目のエントリーっす。ラップトップの調子がおかしくて、ウィンドウズを入れ直したら、余計に変になって、インターネットにつなげなくなってしまいました。registryがおかしくなってしまったらしい。あぁ、直したいけれど、自分でやる自信ないし、でも、お金ないしぃ。来年度からの仕事場は、そういえば、Macコンピュータになりそう。学区で仕事用パソコンを供給してくれるといいんだけど、パートタイムだからなぁ。

さっき相棒とジムから戻って、夕食を食べて、相棒を見送って、アウレリウスに餌(缶詰)をやろうとしたら、アウレリウスの皿にありんこの行列が出来ているのに気付きました。2ミリぐらいのちびっちゃい類のありんこ。犬と違って猫って皿をなめてまできれいにしないじゃない?必ずちびっと食べ残しがあって、それをありんこが見つけて自分んちに持って帰るという図。見方を変えれば、ありんこって掃除をしてくれるわけで、ただ食べ散らかして寝てる猫より役に立ってるかも(^_^;)。ってわけで、あちゃーっと思いつつも、ありんこ達の掃除のお手並み拝見、小学生の夏休みの自由研究にもなるべく、しばらく観察してしまいました。お皿はアウレリウスの食事用に使うので、3つのちっちゃな固まり(大・中・小)だけキープして、別の場所(ありんこの通り道)に落としてみたんだけど、みるみるうちに大きなのに皆たかるたかる。でね、たかったはいいんだけど、皆そのまま動かないのよ。1匹だけ、小さい(と言ってもありんこの大きさの5倍はある)のにたかったのがいて、一生懸命引っ張って動かそうとねばってる。で、たかったグループは15分あまりたかったまま。一匹も固まりから離れない。いったい何してるんだろう?まさか、固まりのまま運ぶために仲間が集まるのを待ってるってわけじゃないよねぇ?各ありんこ、自分で運べる大きさに切ってさっさと運び出した方がよっぽどはやいと思うんだけど。(^_^;)小さい固まりのありんこはかなり頑固で15分経ってもまだ一匹で奮闘してる。(ありんこにも性格ってあるみたい。^_^;)引っ張ってはちょっと周りを歩き回ってまた挑戦…の繰り返し。あともう1〜2匹いたら動かせそうだったので、大きい固まりの方から2匹リクルートしてあげました。紙に上ってきたのを小さい固まりの近くに降りられるように仕向けたんだけど、初めの一匹がうまく小さい固まりに興味を持ってたかってくれたので、ずっと奮闘してたありんこと二匹で、どっちに向かったらよいのかやや怪しげだったけど、ちびちびと動かし始めました。二匹目にリクルートしたありんこは全く興味を示さないで、大きい固まりに戻ってしまった。20分ぐらい経ったところで、大きい固まりがついにちびちびと動き出した。でも、司令官がいないらしくて、皆自分の行きたい方向に引っ張り放題なので、あっちに動いてはこっちに戻りって感じで前進してない。小さい固まりの方はもう20センチぐらい移動してて、こちらは初めから奮闘していたありんこがやや大きく力が強くて、リクルートしてきたありんこの方がしばらく協力していたと思ったら、そのうち固まりと一緒に引きずられ始め、結局、初めのありんこがじゃまだよと言わんばかりにもう一匹を振りほどいて満足そうに独りで運び始めました。(強いキャラクターだわ。^_^;)ふりほどかれた方は、休む暇もなく大きな固まりに合流。大きな固まりは皆自分勝手な方向に引っ張るものだから、一部が分離。分離した小さな固まりの方は一匹でも十分に運べる大きさだったから、そこにたかってたありんこがさっさと運び始めました。しばらく見ていて気付いたのは、時間が経つに連れて移動するスピードが速くなったんだけど、ありんこ達はじっとたかっていた間は水分を吸収していたのかしら?で、固まりの水分がちょっと減ることによって重さが軽くなって運びやすくなったってこと?結局、大きな固まりが30センチぐらい移動するのに1時間は掛かったんだけど、そこまで移動したら、今度はその半分ぐらいのありんこがまだ手をつけてない中ぐらいの固まりの方へ移動して、またじっとたかってました。1時間半後、チェックしに行ったら、大きな固まりはもう壁の方に消えていたようで、中ぐらいの固まりもありんこの数が減って3〜4匹だけで移動してました。まだ、壁に辿り着くには40センチぐらいあったと思うけど。いやぁ、ありんこって集団で協力的って思ってたけど、よく見ると、同じ場にいながら皆自分勝手な方向に引っ張ろうとしてるもんなのね。(^_^;)それから、ありんこっていつも大きい固まりを細かくして運び出すものだと思ってたけれど、大きな固まりの重さを軽くしてそのまま運び出す習性もあるんだねぇ。まぁ、でも、考えてみたら、虫の死骸を運んだりするから、大きなものを集団で運ぶってのは不思議ではないけど、キャットフードなんて結構ポロポロして細かくしやすそうなのに、誰も細かくして運び出そうって思い付かないところがミソですな。2時間半後に再びありんこのチェックに行ったら、既に皆姿を消して、床がきれいになっておりました。どうもお疲れ様。



七月二十四日(土) 

シカゴに戻ってきてからなんだか肌寒い毎日で、初秋の気候みたいっす。肌で温度を感じると気温にあった思い出とか情景とか目に次々浮かんできちゃうんだけど、今思い出すのは七月より九月の出来事ばかりだわ。(^_^;)

カントリー音楽を聞き始めて、多分それがきっかけで、頭の中にひっかかっていた曲があったのを思い出し、いったいそれがどんな歌だったのかずっと探していたんだけれど、何と昨夜ついに探し当てることができました。十数年前にウィスコンシン大学でCommunicative Disordersという言語病理士になりたい人が履修するクラスを取っていた頃なんだけれど、ちょっと見た目がいかつい教授が授業初日に学生に聞かせてくれたカントリーっぽい歌で、耳に豆をつまらせただとかいう内容の歌詞だったんですよ。歌を聞きながら皆大笑いしてたんです。で、耳は大事なんだから豆なんか入れちゃ〜いかんのだよなんて教授が冗談っぽく言っておりました。(授業の内容はあまり憶えてないのにこういうことで記憶許容量がいっぱいになっちゃうのよね。^_^;)Lonnie Doneganという人の歌っていた『Beans in My Ears』というカントリーソングというよりフォークソングって感じかな。他にも歌っているグループがあったんだけど、私がクラスで聞いたのは明らかにDoneganバージョン(75番目の曲)。私が生まれる前の曲だったのねぇ。ついでに忘れないように歌詞もここに載せておこう。(Serendipity Singersバージョンの方で多少歌詞の内容に違いがあるみたいだけど。)

BEANS IN MY EARS

My mommy said not to put beans in my ears
Beans in my ears, beans in my ears
My mommy said not to put beans in my ears
Beans in my ears

Now why would I want to put beans in my ears
Beans in my ears, beans in my ears
Now why would I want to put beans in my ears
Beans in my ears

You can't hear the teacher with beans in your ears
Beans in your ears, beans in your ears
You can't hear the teacher with beans in your ears
Beans in your ears

What's that you say, let's put beans in our ears
Beans in our ears, beans in our ears
What's that you say, let's put beans in our ears
Beans in our ears

You'll have to speak up I got beans in my ears
Beans in my ears, beans in my ears
You'll have to speak up I got beans in my ears
Beans in her ears

Say mommy we've gone and put beans in our ears
Beans in our ears, beans in our ears
Say mommy we've gone and put beans in our ears
Beans in our ears

That's nice boys just don't put those beans in your ears
Beans in our ears, beans in our ears
That's nice boys just don't put those beans in your ears
Beans in our ears

I think that all grown ups have beans in their ears
Beans in their ears, beans in their ears
I think that all grown ups have beans in their ears
Beans in their ears

ところで、ユーモアだとか音楽のセンスって他人と一致する・しないってあるもんだねぇ。昨日『ぶつくさ』の方で書いたカントリー音楽のGretchen WilsonとBig & Richの共通点があったと知ってちょっとびっくり。『Redneck Woman』は Gretchen WilsonとBig & Richの John Richとの共同作品なんだそうだ。ってことは、おそらく私の音楽嗜好はJohn Richの音楽センスと大方一致してるんだと思うわ。で、先日書いた映画『ドッヂボール』と『メリーに首ったけ』もBen Stillerという共通の役者がいるわけで、彼の映画の選び方のセンスと私のユーモアの好みってのも似ているのかもしれない。私は今まで音楽とか聞くのでも、1つのアルバムの中でもとりわけ好きな曲となんでこんな曲が一緒のアルバムに入ってるわけと思う曲があることが多くて、周りに比べて曲に愛着があってもそれほどミュージシャン自体には愛着を持たなかったのね。相棒なんか見てると曲よりもミュージシャンに愛着を持つ方で、「この人がいい。」って思うとすぐつっぱしっちゃうから1曲好きなのがあると全く躊躇しないですぐCD買っちゃう。私も大学時代はすぐ買ってしまったけど、中身を聞いて好みの曲が1つしかなかったりするとがっかりして、他の人にあげちゃったり、中古CD屋に売ったりして、手元にキープしておくことなかったんだよねぇ。だから、特にシカゴに来てからはクラシック以外はCDはあんまり買ってなくて、相棒のが増えていくばかり。あっ、話がずれた。でも、こうやって創る側と受け取る側のセンスの一致って考えると、作品そのものより作者(とかブランド)に興味を持つ人の気持ちがわからなくはないかな。


七月二十二日 & 二十三日(木 & 金)  & 

月曜日の夜からデモインの実家の方に行って、今日の午後シカゴに戻ってきました。今月九日に相棒のお母さんが膀胱結石(だと思うんだけど)で手術をして、2〜3週間家で休むとのことだったので、相棒の休日を利用してお母さんの様子を見に行くべきって急遽予定変更。月曜日の朝に相棒が仕事から帰ってきて、水曜日の朝7時には仕事が入っているというので、月曜日の夜にデモインに着いて火曜日の夜にはデモインを出なくちゃならないって話していたんだけれど、ギリギリで相棒のシフトをカバーしてくれる人が見つかったので、予定よりちょっと延びて今朝までデモインにいました。…って書いたところで疲れてしまったので、続きはまた後ほど。

【つづき】相棒のお母さんの様子は、まぁ、見た目はそれほど変わりなく元気そうで安心。何よりも息子がサプライズで訪問してくれたことが嬉しかったようで、もともと私はお母さんにはあれこれ気を使って動き回ってほしくないと思っていたんだけど、ユニバーサルの母親の反応なんだろうなぁ…結局、いつものように食事をつくったり、いろいろ世話をさせてしまいました。(^_^;)
変わっていたのは、相棒兄夫婦の赤ちゃん、ジェームズ!15ヵ月余りになるんだけど、まぁよく歩き回ったり、よじのぼったりして、一語単位でコミュニケーションが出来るようになってた!おじさん(uncle)って言えるようになってたし、私のことも『ナッキー』って言えるようになったし!いやぁ、可愛いの、なんのって。前に会った時は、まだ泣き虫だったのに、ほとんど泣かなくなって、我慢強い子になってたわぁ。ジェームズのお母さん(アリソン)は、最近、また妊娠したらしく、ずっと調子が悪くて、ジェームズがまる一日お母さんと離れておじいちゃんとおばあちゃん(相棒の両親)と私達と家で遊んだり動物園に行ったりして過ごしたんだけど、たまにママが恋しくなって泣き出しても、オムツを換えてすっきりするとすぐ御機嫌になっちゃって、ほとんど問題なかったのがびっくりでした。
むしろ心配なのはお姉ちゃんのアンナ(8歳)の方。お母さんと相棒と3人で話してたんだけど、アンナちゃんは感情的な面でat riskだと思うわ。前にも書いたけど、アンナちゃんは家族関係がかなり複雑な環境で育ってる上、赤ちゃんが仲間に入ったことで、お母さんからの注意が自分が希望しているほど貰えないってことも更に状況を悪くしてる。アンナちゃんはお母さんのアリソンの前ではよく振る舞ってるんだけど、他の人の前では振る舞い方ががらっと変わり、意地悪したり、ずるしたり、言葉遣いが悪くなったりしていて、だから、お母さんだけがそういう状況に気付いていないというとても危険なケース。学校での友達関係でも何か問題があったらしくて、最近は学校のカウンセラーとも会っているみたいなんだけど、各学年1クラスしかない私立校に入れちゃったので、クラス換えなんてこともないから、問題解決にも時間が掛りそうだとか。相棒兄のジムはアンナちゃんの問題に気付いていて、相棒や私に意見を聞いたりしてたけど、ジムは立場的にこれまた難しい。アンナちゃんは生みの父親にも定期的に会っているから、ジムは完全な父親として機能出来ないのね。完全な父親だったら絶対ここまで言うって言うところまで言ってしまうと、アンナちゃんとの関係がプツッって切れちゃう恐れが十分あるわけ。アンナちゃんは本能的にそれを知ってるから、ジムが切れそうになるぐらいまで口答えしてジムの許容範囲をテストすることが多くなってきたんだとか。生みの父親の方は普段一緒に住んでるわけじゃないから、アンナちゃんには甘く、例えば、テレビを見ていい時間とか寝る時間とか共通の制限を設定しようとしてないし、欲しいものも条件なしにすぐ買い与えちゃう。アンナちゃんが父親側に遊びに行っている時は自分のやりたい放題で、我がままの楽しさをそこで覚えてきちゃうから母親側に戻ってきても完全には自分の欲望を制御出来なくなっちゃってるのね。で、生みの父親の文句はアンナちゃんの前では絶対に言わない約束になってるから、余計に父親側のしつけ方に歯止めも掛けづらい。私から見るとP家自体既にものを買い過ぎって感じるぐらいだから、それより甘いアンナちゃんの生みの父親側って子供の家庭教育としてはchaosそのものだと思うのよね。母親側で年齢に合った生活上の制限を設けようと思っても、父親側で母親との約束を破って自分のやりたい放題が許容されるなんて、母親がいないところではズルをしろってことを助長してるようなもん。一緒にゲームをしても、私の様子を伺いながらズルしようとしてて、私は「あんた、今ズルしたでしょ。」ってキャッチできたものの、こういう他人の信頼を利用して自分が有利なように状況をコントロールしようとする意図的な振る舞いが8歳にしてここまで確立しちゃってるってのは、要注意だと思うわ。相棒も「アンナには悪意を感じる。信頼出来ない。」って言い切ってました。
今回は、ミネソタ州にいる相棒の弟夫婦には会えなかったけれど、パッツィーは新しい仕事を始めたばかりでバリバリやっているそうです。パッツィー親子はいまだに親離れ子離れが出来ていないそうで、ジョーとパッツィーが独立記念日の前までパッツィーの親の別荘に遊びに行って、独立記念日にクリアレイクのP家の別荘に向かうために家を出る時に、また別れ際に親子で泣き出したんだとか。(^_^;)あんたら、別の国に行くわけでもなく、国内でもカリフォルニアとニューヨークほど離れているわけでもなく、せいぜい隣りの州に行くだけじゃないか!何か変だよ。
デモインに行って、相棒と私の食生活が崩れてしまい、ジョギングも1回したんだけど満腹感が消えなくて《うわぁ、またおでぶの道に戻ったか?》と思いきや、帰りの車の中で便秘解消法を発見してしまった。Ice Breakersと言うミントがあるんだけど、車でいくつか口に入れたら、トイレが妙に近くなってしまい、数回トイレ休憩を入れなくちゃならなくなったのね。で、家に着く頃にはお腹の中から出るものが全部なくなってしまい、体重を計ったら、デモインに出る前の体重に戻ってた。いやぁ、今日は朝にコーヒーを飲んだから身体の調子が悪いのかと思ってたんだけど、ミントをもう一つ口に入れて判明っす。
家に帰ったらアウレリウスが鳴きながら玄関にダッシュしてきました。なんでも、家を空けてる間嵐があったらしくて、心細かったんでしょう。(ちなみにデモインはめっちゃ湿気が高くて暑かった!)で、気が付いたら部屋が水浸し!かけっぱなしにしておいたクーラーの角度が十分に外側に向かって低くなっていなかったらしく、クーラーの水が全部部屋にこぼれてしまったらしい。いきなり独りぼっちかと思ったら、嵐に洪水でアウレリウスもビックリだったろうな。