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・赤血球:血液を赤く見せているのはこの血球です。赤血球に含まれているヘモグロビン(Hb)が肺で酸素と結びつき、末梢組織まで運び、そこでその酸素を放出するとともに二酸化炭素と結びつき、それを肺まで持ち帰るという役割をになっています。英語で赤血球はRed Blood Cell(RBC)とよばれます。赤血球が、少なくなると貧血と呼ばれる状態となり、顔色が悪くなり、疲れやすく、だるそうな感じになります。息切れや動悸(ドキドキ)もみられます。
 実際の検査では赤血球の数自体よりもヘモグロビンの値の方が酸素を運搬する能力を正確にあらわすことから、貧血の程度をヘモグロビンの値として評価します。個人や病院により正常値はやや変動しますが、ヘモグロビンの値は正常で1dlの血液あたり12〜15gです。治療中は10以上あれば大きな問題はないのですが、7〜8を下回るときには赤血球輸血を考慮します。また赤血球が毎日どれくらいつくられているか知るための指標として、網赤血球数(あるいは割合)を調べることがあります。

・白血球:病原体(細菌、カビ(真菌)、ウイルスなど)とたたかうための血球です。英語ではWhite Blood Cell(WBC)とよばれます。白血球の中には.大きく分けて顆粒球、リンパ球、単球があります。細菌による感染症の場合には、主として顆粒球(特に好中球)、ウイルスによる感染症の場合には、主としてリンパ球が活動します。リンパ球にはTリンパ球とBリンパ球があり、それぞれ協力して役目を果たしています。3番目の白血球の単球はよりごのみをせずに、どんな病原体とでも戦います。
 白血球数の少ない状態(特に問題になるのは好中球数が少ない状態)を白血球減少症(好中球減少症)とよびます。こんな状態の時には、身体の防御能力が落ちています。白血球は正常では1mm3(またはμl)の血液あたり5,000〜10,000個存在します。2,000〜3,000個くらいあれば大きな問題はありません。また好中球は正常では1mm3(またはμl)の血液あたり1,000〜1,500個以上存在します。一般に500個以上あれば大きな問題はないことが多いのですが、500個未満になると細菌や真菌感染症をおこす可能性が高くなります。200〜100個未満では極めて感染症の危険が高く、肺炎や敗血症(血液の中に細菌が入りこんでおこる病態)にも十分な注意が必要になります。

・血小板:血管が破れておこる出血を止める働きをします。血小板は血を止める(止血)ためになくてはならないものです。英語ではPlatelet(PLT)とよばれます。
 血小板が少ない場合、皮膚に出血点やあざ(出血斑)ができ易くなり、歯ぐきや鼻の粘膜から出血してなかなか止まらなくなったりします。このような状態を血小板減少症と呼びます。血小板は正常では1mm3(またはμl)の血液あたり15万〜30万個存在します。5万個未満になると出血をおこすことがあるので生活に注意が必要になります。3万個〜1万個未満では出血の危険が高いため、必要に応じて予防的に血小板輸血を行うことがあります。重症出血としては、頭蓋内出血や胃や腸管からの出血(吐血、下血)などがあります。
                                    
・白血病細胞:白血病細胞は血液にのって体中にひろがります。リンパ節のほか、肝臓や脾臓の中でも増殖を始めるようになります。その場合はリンパ節が腫れたり(リンパ節腫大)、肝臓や脾臓が腫れる(肝腫大、脾腫大)ようになります。もちろん全ての症状がそろうわけではなく、今あげた症状のうちいくつかしか見られないことが多いのが現実です。また患者によっては白血病を疑う臨床症状は全くないのに偶然検査で診断されることもあります。