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オーストラリア旅日記

3月1日

 このキャンプ・ツアーの唯一の欠点は毎日朝早いことだ。今日はエアーズ・ロックに登りsunriseを見るために5:30ごろ起床。バスでエアーズ・ロックに向かう。どうやら日中は気温が相当高いために、登頂が禁止されているらしい。
 まだ薄暗い中登山口のゲート前でゲートのかぎが開けられるのを待つ。当然だがエアーズ・ロックは岩なので滑らず登りやすい。でものぼりの1.6kmって結構きつい。登りの途中でみんなが一休みしているところで、休まず着実に順位を上げた。登りが終わり岩の向こう側が見えるところまで着くと、すごい風だ。紐なし帽子はだめだよって言っていたわけが良くわかった。風が本当に強いので、メガネが飛ばされないかとちょっと不安になって片手で抑えたりした。
 一番標高の高い所に着いたときには、結局2001年3月1日のエアーズ・ロック登頂における世界総合5位、日本人2位の好成績。(写真)(まあ誰もそんなこと気にしちゃいないけど..)そこは、風も強いしちょっと寒かった。しばらくぶらぶらしていると初日アリス・スプリングスのメランカで出会ったJun君と日本人の女の子に出会う。二人は違うツアーに参加している。一緒に写真を撮ったりした後、下山(下岩?)。ちょっと思ったけど、エアーズ・ロックって風の谷のナウシカに出てくるオームに似てる気がする。
 次にアボリジニー・カルチャーセンターに向かった。ここは日本語など英語以外の解説も書いてあり親切だ。ツアーの人の説明を聞いていて興味深かったことは、アボリジニーの歴史。まずお母さんへびが卵を生む。卵がかえり子供へびが生まれる。その子供へびがアボリジニーになったという。旧約聖書だとへびって悪者だもんね。
 昼食は昨晩泊まったNTATのキャンプ場だった。昼食後はキングスキャニオン(Kings Canyon)へ向かってバスを走らせる。道中夜の焚き火で使う木の枝を集めたりした。道々では野生のカンガルーやディンゴを見かける。
 夕方からは雨が降り始めた。結構強い。それでもちょっと雨が弱くなったときに焚き火を起こす。料理で使うためだ。食事の下準備が終わった後にはドイツから来ている人と話した。彼は毎年3週間ほどの休みを取って、彼女と一緒に世界のさまざまな都市を旅行しているという。実は日本に帰った後ヨーロッパへ行く予定なので、いろいろお勧めスポットを聞いておいた。
 夕食の準備は強雨の中、外の焚き火を使って行われた。チキン・野菜・パンなどを作った。僕たちのグループを担当しているツアーの人は22歳の女性であったが、その働き振りには驚かされる。びしょ濡れになりながら作ってくれた。彼女によると休みも週に一日だけだそうでツアー中は睡眠時間も少ないし、たぶんその仕事が好きでないとなかなかつづけられないだろう。
 夜、雨は収まる気配もない。テントはドアを閉めるチャックがなく、浸水がひどかった。朝気づいたことだが、ジーンズがびしょ濡れになった。そのな状況でも、疲れているせいか今日も良く眠れた。


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