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コラムさめ肌

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チェリルの脱力コラム やる気ゼロ




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DSLを入れて以来、トラブル続きです。

この数日、ホットメールが開きません。どなたかメール送ってくれていたらゴメンあそべ。


さて。完全に就職活動を止めてしまってからもう大分経ちますが、一体どうやってサバイブしているんでしょうワタクシ。

ちょびっとクラス教えているだけでは腹の足しにもなりゃしません。

ああもう今月は家賃が払えないわ! というギリギリのボーダーになってから、運良くセミナーなどで少しまとまったお金が入ったりして、なんとか繋いでいるようです。

あーーーーーしんど。

こう毎度毎度「肝だめしライフ」だと、だんだん恐れもなくなってきますね。

ところで、食事に関しては取り敢えず食いっぱぐれないようになっているようですが(招待される)、呼んでもらって文句を言う,なんてことは絶対してはならないことです。

がしかーし。お願いだから一度言わせて。

マルちゃんの焼きそば(生めん、3食入り、粉ソース付)をお昼に作ってくれた人がいました。

えっと・・・アレって野菜や肉を入れると味がグレードアップしますよね?

少なくとも、具無しであの粉ソース味ですから(これを点数50としよう)、そこにキャベツ投入で+15、肉投入で更に+15、その他の野菜で+10そして紅ショウガで+10、合計100点になる訳です。

これがどういう訳か彼女が作って、野菜投入で−40、肉投入で−30、紅ショウガ無しで−20、合計−40点という焼きそばが出来上がったのです。 作る過程を横で見ていましたが、特に変なものは入れていませんでした。

間違った作り方をしているようでもなく、材料だけ見ていたら、いかにも「旨そう」な焼きそばができそうだったのに・・・

一体どういう荒技を使ったらこんなマズイ焼きそばに出来上がるのか、不思議でしょうがありません。

よおおおおく考えてみたら、

@作りながら「おいしくなぁれ」と呪文をかけていた

Aそれまで一緒にいた彼女の妹が、「焼きそば作るから」と彼女が言った途端に「いらない〜」と言ってでかけてしまった

B作った本人も「まずーい」と言って、私の皿に自分の食べかけを入れた

これって、私に嫌がらせしたのでしょうか。

確信犯のような気がしてなりません。

ご馳走になっておいてこんな事を言うのは気が引けますが、例え嫌がらせをしたにしても、あれだけの材料と料理過程とスープの元まで使って、どうやってここまでマズイものに仕立てあげられるのか、一度じっくり考察してみたいと思った次第であります。

てか、お前、マジに料理下手すぎ。

08・30・2004







毎度空手の事ばかり話題にしているのもナンなんで、今日は一つ、また空手の話題を。

ウソです。 今、うんざりした顔しましたね?


久しぶりに二度寝をしました。

自分の悲鳴で目が覚めて、たった今見た恐ろしい夢を反芻しました。

簡単に説明すると、誰もいないシャワー室で急にシャワーが流れ出し、私はその水を止めようとそこに行くのですが、「何かの罠」という勘がさかんに頭の中で警報を鳴らしています。

しかし体が吸い寄せられるようにシャワー室に入ってしまい、栓を捻るも空回りするばかりで水は止まりません。

益々イヤ〜〜〜な予感がするところで、いきなりドアがバタンと閉まり、開けようとしても鍵がかかって出られません。

背後に忍び寄るナニか恐ろしいモノの気配に、悲鳴を上げた途端に目が覚めたのでした。

「ああ、怖かった・・・」

と、いつもなら目が覚めた事にホっとするのですが、なぜかその忍び寄るモノの正体を知りたくなり、むむむっ!とまた目を瞑って眠りに入ったのです。

果たして夢の続きが始まりました。

薄暗くて狭いシャワー室のドアを叩き、外に助けを求めるワタクシ。

ああ、来たきたきたーーーーーーーーーーーっ!ナニか後ろに来たぞーーーーっ!ひゃ〜〜〜〜こえぇぇぇ〜〜!

「ええい!」

と恐怖心を振りきり、思い切って振り向くワタクシ。

そこには焼きそばパンを持ったオカッパ頭の子供が・・・・・・・ぎゃーーーーーーーーーっ!

・・・・って、アンタ、私じゃん。(自分の小学生の頃)

がくーーーーん

なんだか知らんが、最初の夢ではコイツが出てくる予定ではなかったに違いない。

悲鳴を上げて目が覚めた時点で幕は下ろされ、主役の「ナニか怖いモノ」は出番を失いそのまま帰宅。

なのに強引にアンコールがかかって、急遽代役としてコイツが引っ張りだされた感じです。

「思う存分、焼きそばパンを食え」

と自分に言って、両者安心してから目を覚ましたのでした。

それにしても、あの頃に受けた「焼きそばパンの悲劇」(過去のさめ肌参照)のトラウマがこうして今でも夢に出てくるとは・・・

なんだか深く考えさせられる二度寝でした。

いや、単に「食い物の恨みは灰になるまで引きずるのねワタクシの場合」という証明だっただけですけどね。け。

08・28・2004







半死亡、いや、範士ボー のアテンドに追われていました。

今回のセミナーで初めて会った沖縄空手道及び古武道協会の会長、段は9段、どこまであんのよ段て、って感じですが、恐れ多くて誰も近寄れません。

セミナーの約50人の参加者のうち、白帯は私ともう一人、白人のデクの棒っぽいおじさんの二人だけでした。(後は殆ど黒帯)

当然組み手はそのオッサンと組まされる訳ですが、オッサン、緊張のあまり手と足が同時にでる始末。

簡単に処分しときました。

その様子を見て、範士ボーが「君、名前は?チェリル?よし、チェリルあっちの茶帯と組んでみなさい。」と仰いました。

指差す先を見れば、眼光鋭く全身武術に捧げてますチックな小猿が鼻息も荒く私を待ち受けています。

構える所から既にもう「きえーっ!」とか奇声を発して私を脅そうとしているようです。

いやんなっちゃうな、こういうに苦手なのに。

と思う間もなく、小猿は凄まじい勢いで雨あられ攻撃をおっぱじめました。

ひゃ〜と場外へ逃げる私を、「あたーっ!ひょーっ!とえーーっ!」とか叫びながら追いかける小猿。

ああ、うるさい。

完全に防御に回って全てのパンチや蹴りを遮りつつ後退していたのですが、小猿が出した右パンチへのブロックがたまたまヤツの脇に当たり、「うきーっ・・」と小さく叫んで小猿は倒れました。ラッキー勝ちです。

そんな様子をずっと見ていたのか、セミナーの後範士に呼ばれ、「これから師範の家でディナーがあるからよかったら来なさい。」と招待を受けました。

どういう訳か範士に気にいってもらえたらしく、有段者の中に一人白帯、しかも食事は範士の隣で、という変てこなシチュエーションになった訳ですが。(光栄と言うべきか)

まあ、その後の3日間は範士のお供を仰せつかって、ついさっき空港に送り届けたところです。

もう一人、インディアナから来ている「うぎのかたぁ〜」のチャンピオンも一緒に行動していましたが、彼が後から私にこう言ってました。

「僕はね、もうヒヤヒヤしどうしだったよ。だってチェリル、範士に向かって『なにアータ、私の飲んでいるアイスモカ味見したいんでしょ〜どら、一口飲んでみ』なんて・・・友達みたいな口利いて・・・」

「しかもだよ。恐れ多くて誰も近寄れもしない範士に、「よっ!」とか言って肩たたいた時は、心臓が止まるかと思ったよ。」

しかしですね。

範士は私の飲みかけのアイスモカを「美味しいな」と言って飲んだし(チューチュー飲み続けていたので途中で取り上げたけど)、よっ!と肩叩いたら「おうチェリル!」と答えていたじゃないですか。

だからいいんです。←いいんですか?

だって私は白帯、失うものはナーんもないし。←そりゃそうだけど

でも取りあえず礼節はわきまえていたし。←本当か?

ビーチで鼾かいて寝ている範士の写真を撮っても怒らなかったし←撮るか普通

100枚くらい一緒にバカ写真撮っても文句言わなかったし←無理やりだったんじゃ?

えーとえーと・・・今頃範士は飛行機の中で「チェリルめ、どうしてくれよう・・」などと考えていないだろうな・・

えーとえーと・・・あら・・なんだかジットリと冷や汗が・・うははは

08・27・2007







吉田兄弟のCDをかけていたら、床を直しに来た黒人の兄ちゃんが、

「おお!クールやんけこの曲!」

と言って、ブレークダンスもどきを踊り始めました。吉田兄弟で。

それがなんだかメチャクチャかっちょよかったので、私も真似して踊ってみました。

どう見てもドジョウすくいにしかなりませんでした。

くやしい。黒人のチさえ流れていれば・・・などと問題発言ちっくな事を言ってないで、さっさと明日からのセミナーの準備しなさい。はい。

08・22・2004








家のテレビはケーブル会社に申し込んでないので映りません。

昨日、ヨソ様の家で初めて見ましたオリンピック。

見始める前は、

「市民としてアメリカを応援すべきか、それとも日本を応援すべきか・・」

とかなり悩んでしまいました。

しかしそれは全く無駄な悩みだったことに気付きました。


日本の選手なんて、映りゃしねえじゃん。

08・20・2004







「はろ〜チェリル、あいむ ひあ〜〜」

ひあ〜って・・・先生、帰ってこられたんですか!?

「そうだよ〜昨日ね。」

へぇ・・・・??

「今日これから練習に来れる?」

え。練習ってまさか・・その・・「うぎのかたぁ〜」じゃ・・?

「もちろんだよ。何時に来れる?」

いや、その・・今日はちょっと・・というか、一体ナニがどうなってんの?

「問題が解決したからさ。もう安心して君をまた特訓できるよ。」

また特訓て・・・あたしゃもうてっきり「ナカった事で」て思って・・・

「ナニ言ってんの。来月のトーナメントに出場すんのに。」

なにーーっ!いつからそんな話になってんの!?

「僕もそれだから急いで戻ってきたんだよ。」

き・・・聞いてねえよ。

「で、何時から練習する?」

いやそんな事言われても・・・今日は無理ですよ。(別に用事はないけど)

「んじゃ明日、朝から来れる?大先生からすぐに練習するよう言われてんだよ。」

ちょ・・ちょっと待って・・というか、というか・・・・

お前ら、いい加減にせいっ!!

08・19.2004







普段から大変温厚な私ですが、ごくたまにブチ切れる事があります。

今日は本気で蹴り倒したろか!というくらい怒りました。

今こうしてタイプしていても、怒りで手が震えています。

怒りのパワーを感じたくない人は、もうこれ以上読まないほうがいいかもしれません。炸裂してますから。


近所のベーカリーショップから買ってきたパンを食べていた時の事です。

渦巻きパンの外側から少しづつ食べ、ゆっくり紅茶などを頂いておりました。

ああ、もうすぐ極上の至福の時が訪れる・・・というその瞬間。

「あ、チェリル。いいもの食べているね。おいしい?どら。」

ジャックが目にも留まらぬ速さで、大事に大事にとっておいた真ん中の部分をパクっと食いやがったのです。

一瞬の静寂。

私の目にはみるみるうちに涙が溢れ、地底から湧き上がる怒りのマグマが体を震わせながら突き上げ、髪の毛が逆立ち目はギリギリと釣りあがり・・・・

「わっ。どどどうしたのチェ・・・」

ぬおおおおおお!とジャックの胸倉に掴み掛り、グワシグワシと揺さぶり、

「返せーーーーーーーーーー!この野郎ーーークソカウンセラーーー!枯れ枝のガリガリ野郎ーーー!」

ありとあらゆる暴言を吐きつつ、私は怒りまくりました。

よりによって、最も美味しいと思われる真中の部分を奪うなんて。

ここまで到達するのに、どんだけ時間をかけ愛を育んできたか。←ちがう

それを・・・それを・・・・・・むきぃぃぃーーーーーーーーーーーーーーっ!

「ちょ・・ちょっとチェリル・・たかがパンの端くれごときで・・・」

「端くれだとぉおお!真中じゃっ!」

「わわわかった、その真中、食べちゃって悪かったよ。同じの買ってきてあげるから・・・」

「ダメーーーーーーっ!真中まで到達すんのにあまり好きじゃない周りを食わなきゃならないんだぞ!」

「・・・・・・同じ味だろうに・・いやその、・・じゃ、僕が周りを食べて真中だけ返すから・・」

「それじゃダメなのーーーっ!」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

ジャックは静かに後ずさり、大人しく同じパンを買いに出かけました。

それじゃダメだって言ってんだろーーっ!

どうして私のこの気持ちが分からないのでしょう。

そんなんでカウンセラーなんて務まらん ZOっ!!許せん、ジャック!

くぅぅぅ〜〜〜(涙)

08・17・2004







結婚式に行ってまいりました。

今年の5月以来、もう既に4組目です。

呼ばれてばっかで呼ぶ立場には中々なれそうにありませんが。ほっとけ。

今回は、ジャックの職場の人の結婚式だったので、山ほどカウンセラーの方々を拝見できました。

彼女は元ミス・アーテジア(市の名前)

あっちの彼女は元ミス・カレッジ

そこの彼は元ティーンエイジ・モデル

この彼は元ミスター・フットボール

てな具合で、皆さん「元」超美男美女だったらしい。

えーーーと・・・・今はと言うと・・・・・・・・

なんでこうなるの!?

という位、劇的変化を遂げられておりましたが。

たった2,3年であっという間に変化するそうで。(異様に太ってしまうかハゲるか)

これ、職業病の一種じゃないか、と思われます。

原因はもちろん、ストレス。

他人の揉め事やストレスを毎日毎日聞いて対処していくのですから、そりゃ想像を絶するプレッシャーがかかってくるでしょう。

自分自身のカウンセリングが必要なのに、時間的に中々出来ず仕舞いで、急激にストレスが溜まってしまうのでしょうか。

いずれにしても、皆お互いに口を揃えて言いあってたのが、

「老けたねぇ〜〜」

でした。一昨日顔あわせているのに。

ジャックは太りもハゲもしなかったようですが、枯れ木のようにやせ細ってしまったようです。(昔の写真と見比べると)

彼は結婚に関するカウンセラーでもあるので、毎日よそのカップルの揉め事を聞きすぎているのか、結婚し対して

「夢もチボウもナイ」

という状況に陥っています。

だから毎度結婚式に出席する度、

「カミ様、どうか彼等が僕のクライアントになったりせず、幸せに暮らせますように」

と強くお祈りしているようです。

横から、

「ナニ言ってんの。それで飯食ってんだろ。」

とイヂワル言ったら、

一瞬で100メートルくらい引き

「ヒドイっ!この悪魔っ!」

と、遠くから十字を切っていました。

ま、そのくらい元気があんならヨロシ。

もう既に女性に対して幻滅しているところがあるらしいけど、私が益々追い討ちをかけ鍛えてあげようと、新たに誓って帰ってきた次第であります。

08・16・2004







世の中、お盆なんですね。どうりで。←ナニか心当たりあるらしい


さて、このところちょっとしたドンデン返しが続き、もうナニがどうなっているのか全く分からなくなりました。

分からないから何とかしようとするのではなく、分からないけど「どうでもイイ」になっています。

すごい。益々社会生活不適応者の道を究めていますね。


一昨日、いつものように「うぎのかたぁ〜」のチャンピオンと練習をする為、そこに向かっていた時のことです。

携帯が鳴り、出てみたら彼からでした。

「チェリル、今日は練習はナイよ。明日も明後日も。」

「へ?なんで?」

「僕はインディアナに帰ることにしたからさ。」

「へ?なんで?」

「ちょっとね・・・・詳しくは言えないけど。」

「へ?なんで?」←何で言えないのか聞いている

「なぜなら今、僕はバスの中からかけているからさ。」

「へ?なんで?」←なんでバスなんかに乗っているのか聞いている

「飛行機取れなかったからね。クレイハウンドに乗っているんだ。今はアリゾナのフェニックスあたりを走っているよ。」


てな具合で、うぎのかたぁ〜は突然姿を消したのでした。

前日の夜までは全くそんな話出てなかったばかりか、

「明日、今までのところを詳しく分解して図に書いてあげるよ。」

なんて言ってたのに、一体彼にナニが起こったのでしょうか。

大先生に聞いても、渋い顔して黙り込むばかり。この二人の間に何かあったのかしら。

まあ、そんな訳で、私のプレッシャーも無くなったということです。

なんせ、優勝以外は認められん!という勢いだったですし。

達成されてなくなるのではなく、今回みたく途中で急にプレッシャーがなくなるなんて、前例がありません。

全力で押していた鉄製の分厚い壁がいきなりベニア板になって、つんのめってドしゃげた感じです。

ドしゃげたまま、スライムみたくなってこの2日間、意味なく過ごしておりました。

北野たけしの座頭市を2回も観にいったり。ナニしてんでしょう。

今回つくづく分かりました。

私の原動力はプレッシャーだったんですね。

プレッシャーかけるなー!と言いながらも、プレッシャーがないとナ〜〜んもしない。

ああ、こんなにマゾだったなんて。

08・14・2004







今回、至るところで聞こえてきた名称、「はんしぼー」。

「今月末に『はんしぼー』が来るらしい。」

「チェリル、『はんしぼー』に会った事ある?」


はんしぼー・・・・??


これを聞くたび、私の頭の中では


「半死亡」


と変換されますが。

誰なのよ、その死に損いは。

と、聞いてみたら、

「あっ!チェリルったら!」

インディアナから来ている「うぎのかたぁ〜」のチャンピオンが慌てて私の口を押さえました。

U.S.Aの大元締めだそうで。

センセイ・コーゲンに続き、またまた非礼を働く所でした。

でもね。ボーが名前で、ってのは分かったけど、その前の「半死」てなに?

「師範」てこと?なんだかもう聞く気にもなれません。


そういえば、セミナーの時、始まる前に正座して黙想させられたんですが。

「せいざっ!」

「もくそー!」

「もくそーやめっ!」

まぁこのへんはOKとして。

その後、大師範に向かって

「お願いします!」(これらは全てニホンゴ)

と言うのですが、私は思わず噴出しちゃいました。

「おねがいします」が「おねがいしまっしゅ」になっているんですから。

この場合のアクセントは「しま」にあります。

まるでオカマ言葉。

ごっつい男達が声のトーンを一段上げて

「おねがいしまっしゅ」

でっせ。

なんて愉快。

他にも山ほど笑えるニホンゴもどきが連発されていましたが、最後のほうになると、師範達は 「すながきっ!」

とかと言っては私の顔を盗み見て、(あってる?)と伺うようになりました。

その度

「チがーーーーーーーーーーーう」

とエラそうに教えたりして。

いや〜ほんと、空手のオリジナル国民としてちょっとプラウドでしたよ。わはは

08・11・2004







失神どころか仮死状態でした。

一部、記憶が抜け落ちてすらいます。

よっぽど辛い事があったに違いありません。よしよし、もう心配しなくていいからね。


さて、自分のデモンストレーション以外は驚くほど楽しかったセミナーでしたが、さすがに週末ぶっ通しでシゴかれたのはキツかったです。←未だに体中痛い

今回はよそ様(糸東流)のセミナーなので、主に古武道を中心に様々な型を習いました。

師範のみの特別クラスにも入れてもらい、どこかの道場の人から「なんで白帯があそこに混じってんねん!」と一際激しい嫉妬も浴びましたが、へ。ワシだって分からんわい!っての。

そんな事より、「サイ」の型を習っていた時の事です。

私はあちらの大師範から、特製のサイを貸してもらって練習していました。

これが大師範自らの手作りの鉄製で重い。

手首と指を使ってサッと突き出したり隠したり(ミネ打ちやブロック)、迅速に行わねばならないのですが、そう簡単にいくもんじゃありません。

うりゃ!と突きをかますのはいいのですが、反転させて手の内側にサッと戻すのが中々できず、よこらしょ・・・てな感じでどうもサマになりません。

まぁそれでも、じゃんじゃん型を覚えていかねばなりませんから、ビシっと決めなきゃならない所も適当にチョロまかして進めていかざるを得ないのです。

「ちょっとキミ!」

厳しい口調で呼ばれて振り返ると、そこには白人の大男が立ちはだかっておりました。

「私はセンセイ・コーゲンです!キミは!?」

はぁ?え・・えーとチェリルですが・・・・

「キミね!分かってんの?この動きの意味がっ!?んんー?」

この大男、お友達になれそうもないタイプです。

「このコーゲンセンセイが特別に稽古つけてあげよう。そこへナラエっ!」

は・・はぁ・・?

「いいかね?ここの動きはこう来たらこうやってブロックするという意味なのだ。キミのその向きでは、ほれっ!(と、私の鼻先5ミリのところでサイの先をビシっと向ける)かわせんだろが!」

特別稽古かナンか知りませんが、なんだかムカムカしてきました。

「よし、それじゃあ私の頭を突き刺すつもりで振り下ろしなさい。ブロックの仕方を見せてやる。」

こ・・こうですか・・?

「けっ。キミね、私はセンセイ・コーゲンだよ。なんだ、そのへなちょこのノロい攻撃は。本気できなさい!」

びゅ!ガチーン!ボトっ!おおおおおおおぅ!

センセイ・コーゲンの悲鳴が道場に響き渡り、全員その場で固まってしまいました。

ブロックした時の衝撃で、サイの先が腕の内側に刺さったのでした。

本気でかかってこい、と言った割には、白帯と思って油断しましたね、コーゲンセンセイ。

お気の毒。でもちょっぴりザマーミロという感じもしなくはありませんでした。

だってヤな奴なんだもーん。

「チェリル、こっちに来て練習を続けなさい。」

と糸東流の大師範に言われ(かくまわれ)、その後もオタオタと練習をしておりました。

その夜、糸東流の師範たちの飲み会に誘われ、和気あいあいと楽しく過ごしていたのですが、師範の一人が

「いや〜センセイ・コーゲン。えらいことになりましたね〜」

と言い出し、

よくよく聞けば、センセイ・コーゲンは私の大先生より一段上の南カリフォルニアの元締であることが判明しました。

その後、私の記憶はぷっつり途切れてしまったまま、こうして蘇生するまで2日も要した訳です。

おら、知らねーっと。

08・10・2004







ちょっと気を失っている間にもう3日も経ってしまいました。 

益々社会生活から遠ざかってきています。

このままではイカン、ということで、昼寝の時間を1時間から45分に短縮しました。


インディアナから来ている「うぎのかたぁ〜」のチャンピオンから、ほぼ毎日特訓を受けているのですが、今月末に行われるハズだったチャンピオンシップの競技会が中止になったと3日前に聞かされ、二人して立ち尽くしておりました。

まぁ私は元々無職みたいなもんだからいいけど(よくないけど)、この人、仕事辞めてまでしてカリフォルニアに来て、この先任務(私を特訓して優勝させること)がなくなってどうすんだろ?

競技会はまた日を改めて行われるらしいけれど、今のところいつになるかは未定。

目的を失って、ついでに気も失っているところに、早朝、大先生から電話がありました。

明日から行われる「糸東流空手」のセミナーで、デモンストレーションをするように言いつけられ、気絶から蘇った訳ですが。

私達がやっているのは「沖縄首里流空手」であり、流派が違うやんけ。

違う流派のセミナー(結構デカイらしい)で、そったらモンをやるなんて、まるで道場破りのようじゃありませんか。

イヤですよ。そんなの。

しかも、まだまだ完成の域に達していないのに、そんなんでノコノコ出て行って恥晒すなんて・・・・

考えただけでも気絶ものです。←またか

という私の心配は全く無視され、うぎのかたぁ〜のチャンピオンはにわかに活気づき、「明日に向けて特訓だ!」と朝っぱらから呼び出されシゴかれてしまいました。

どんなにシゴいても明日には間に合いません、と言っているのですが、いつものように雑魚のホザキなど誰も耳を貸してくれませんでした。

ま、いいでしょう。

こうなったら腹をくくって恥を晒しましょう。

失敗したら、チャンピオンの面目も大先生の面目も丸つぶれになるのに、彼等はなぜか自信満々でリラックスしています。

小亀がコケて親亀までコケたらどうする気なのか知りませんが、この顛末はまた明日。

意識があれば、の話ですけど。

08・06.2004







普段から冷静沈着な私ですが、たまにトンでもなくショーもない事で大パニックに陥る事があります。

それは女酋長の家に滞在していた時。

トイレで用を足し、フラッシュしたのはいいのですが、な〜んか流れがヘン。

くるくると渦を巻いて流れるのではなく、さざ波が立つような微妙な流れでソロ〜リソロリと流れていきます。

ん〜〜?としばらく様子を見ていたのですが、どうもスッキリしないので、もう一度フラッシュしてみました。

すると今度は普通に渦が発生し、便器の中で水がスルスルと回っています。

なんだ、気のせいだったか・・・とトイレを出ようとしてドアノブに手をかけたその時。

うりうりうりうり〜〜〜〜

と不吉な音がして振り返ると、水が渦を巻きながらまるで溶岩が湧き上がるように見るみる水位を上げていくではありませんか。

オーーーーマイガーッ!ヘルプミープリーーーズ!!

水はあっという間に便座を越え、襲い狂う津波のごとくザザーーっとフロアに流れだしました。

ひゃあああああ〜〜〜

慌てて両腕で水を止めようと便器に覆いかぶさる私。

ダメじゃないか!バッチイわっ!

と、普段なら判断できるところを、もう既にパニくっているのでトンでもない行動に出てしまいます。

みみ水をかき出さなくちゃ・・・・あ!ここにコップが!よし、これだ!

おい、ちょっと待て。それは女酋長が歯磨きの時に使うコップでは・・?

と、普段なら判断できるところを、もう既に・・・・

と、まあ、こんな具合に色々手を尽くしました。

一通りパニくったら気が済んだので、おもむろにトイレを出てキッチンでカニを絞めている女酋長に「便所が噴火したぞ。」と告げ、しかられる前にトンずらこきました。

今こうして思い返しても、全くする必要のない数々の行動があり、我ながら呆れる次第であります。

えーと、コップは洗っておきました。

フロアを拭いた部族の者のTシャツは、軽く絞って外に干しました。

今ここでついでに懺悔しておきます。あーめん。

08・04・2004







実は、バケーションに出かける半月ほど前に、コンタクトレンズをなくしていた。

オヤジ犬の散歩の後、はずしたコンタクトを容器に入れ、いつも持ち歩いているブリーフケースに入れてオフィスに戻った。

翌日、コンタクトをしようとしてケースを探したが、どこにも見当たらなかった。

しかし間違いなくブリーフケースに入れたし、その後は朝まで開けていないので、なくなるハズがないのだが、全部ひっくり返しても見つからなかった。

その後も、思い出したようにあちこち探したのだが、結局見つからず、仕方なく新しいのを注文したのだった。

バケーションにでかける2日前に新コンタクトを受け取り、それをはめて出かけた。

バケーションには、でっかいスーツケースの他に、そのブリーフケースも持っていった。←なんせどこに行くにも荷物が多い

一週間つつがなく過ぎ、女酋長の所から帰る当日、膨れ上がった荷物をスーツケースにギュウギュウ押し込み、ブリーフケースにも詰められるだけ詰め込んだ。

いざジッパーを留めようとしたら、詰め込み過ぎたのか片方が異様に膨れて閉まらなかった。

ちぇっ!と思いつつ、また開けて歪に詰め込まれた荷物をかき出していたら、ポトンとコンタクトケースが出てきた。

あら?と思って開けたら、それは半月前になくしたコンタクトレンズであった。

誓って言うが、本当に何度も内ポケットまでひっくり返して探したのだ。

しかも、その後も毎日そのブリーフケースに物を入れたり出したりして持ち歩いていたのである。

神隠しにあったブツが、突然出現したとしかいいようがない。

ナニを隠そう、こういうことは初めてではない。

それは小さな鼻毛切ハサミだったり、手帳だったり、切符だったり、指輪だったりするのだが、いずれも「さっきココに置いたのにナイ!」という状況から、忘れた頃に、トンでもないところから「コンニチワー」と出てくるのである。

コレは一体どういうことか。

私の周りに、どこか時空が曲がっている空間があるのかもしれない。

もしくは私自身の頭の時空が曲がっているのかもしれないが。

と、突っ込まれる前に牽制しつつ、今日は寝る。

08・03・2004














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