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うり=

 

この悪行は僕が3歳のときでまったく記憶にないのですが、親に聞いた話です。

 ある天気のいい昼間、僕はそとで一人で遊んでいた。 そのころは、何をして遊ぶでもなし、ただ外をうろうろしていたんだと思う。 そのころ(現在もですけど)家には、家の中と外に台所が一個ずつあった。 事件は、外の台所の壁で起こった。

そのころ、おじいちゃんとおばあちゃんが笹を組んで、瓜がくきが巻きつ上にどんどん育っていけるようにしていた。 その瓜を一人で見ていた僕はたぶん無性にその皮に興味を持ち、ついには剥きたくなったのだ。台所から、皮むき機を持ってきて、はじめは手の届くとこしか剥いていなかった。 しかし、3歳の子供の背の高さ、それに手を伸ばしてもせいぜい限界はわかる。が、それでも納得いかなかった僕はキャタツをもってきて、それにのぼり手の届くとこまできっちり剥いていたらしい。 だいたい、3歳の子供一人であんなでかいキャタツを持ってこれた事が不思議でならない。

 その事にあとで気がついた家族はあっけにとられ、その上関心さえしていたそうだ。 しかし、現実は悲しい、一人の悪がきの気まぐれで皮を剥かれた瓜たちは腐るのを待つのみ。 そして、おじいちゃんとおばあちゃんはわけのわからいまま立ち尽くしたに違いない。

自分の剥いた皮にまみれ

「キャッキャ!、キャッキャ!」

はしゃいでいた本人は、その場で現行犯逮捕。