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=五厘の悪夢!!=

 あの日は、夏の悪夢の期末テストが終わりさらにたちの悪い悪夢の夏合宿に突入するその当日だった。 僕は、H高校のラグビー部のキャプテンをしていた。 部員は、だいたい30人弱。 うちの部活では、テストで赤点(30点以下)を3つ以上取ったものは五厘という恐ろしい約束事をそのときの僕の気まぐれで作っていた。 だいたい、みんな赤点なんて1,2個くらいがいいとこだったが、やつは違っていた。 奴の名はT.M君。 やつは僕の予想をはるかに越える4つの赤点を取った。 

 悪夢の夏合宿(6泊7日)の山ごもり出発前は誰であれ気が沈む。 そんなときのそのイベントは無意識のうちに皆の意思を高めていっていた。しかし、やはり五厘はさすがにかわいそうという意見が部員の中から出てきていた。という事で、私は皆の意見に従い五厘はやめ少し短めの坊主にする事にした。と言いたいが、私はそんなにやさしくない。もちろん、T.M君には五輪にする事は伏せておいてバリカンを投入した。 

 はじめのうちはまじめにきっていたが、よく考えると「どうせ、五厘にするやん!」ということが頭に浮かんできて、適当に切り始め、モヒカンを作る事にした。それに気がついたT.M君は、

「なんしよん??(なにをやってるの?)」

と、聞いてきたがときすでに遅し。私はすでに頭皮にまでバリカンをつけていた。T.M君は暴れだしたがそれも後も祭りである。私達は彼を何とか納得させ五厘にしてしまった。そこまではよかった・・・・・。

 それから、皆バスに乗り込み山へと足を運んだ。そこには本当に何もない。グラウンドと宿泊施設のみ。そこで、T.M君にはさらに恐ろしい事が怒った。合宿は8月1日から始まる。そのころのに僕らの地域は恐ろしく熱い、日差しも半端ない。合宿はそんな中で恐ろしいスケジュールで進んでいく。朝の5時から坂だらけの道を3km走りそれからコンタクト系(タックル・ヒット・などなど)の練習を永遠と昼前まで繰り返す。昼からは、2時くらいから試合が日が暮れるまで永遠と繰り返される。もし試合の内容が悪ければその後After(またまた、タックルの練習など。)が待っている。そんな、朝から夜まで日差しの下にいるとなれば誰でも日焼けする。そこに、いままで髪の毛があったT.M君の頭は突然髪がなくなり灼熱の太陽の下にさらけ出された。そうなると、頭皮は悲鳴をあげじりじりと日をおうごとに焼けていく。

 合宿2日目終了後。T.M君は風呂にて悲鳴をあげた。

「うおぉぉぉぉぉ、いてぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

彼はいつものようにシャワーを頭から浴びた。しかし、昨日までの日焼けの痛みとは打って変わり激痛が走った。

重度の日焼け

やはり、頭皮は灼熱の太陽の熱に耐えることが出来なかった。頭皮は向け、血がにじんでいた。しかも、彼のポジションはロック(スクラムの真ん中)そんなとこにいたら、頭の皮は前の人のけつですりむけ、しゃれにならない状態になっていた。しかし、そんなことは僕たちラグビー部の中ではただの笑い話にしかならない。

部員A「ばーか、ばーか」

部員B「Mさん、かっこわる!!」

部員C「Mさん、何やってんすか」

後輩にもばかにされるだけだった。しかも、高校ラグビーでは頭にヘットキャップをかぶる事が決まりになっている。それの形どうりにくっきり十字に日焼けしている。それがまたまた、部員たちのいい笑いものになった。彼は、ヘットキャップの下にタオルをかぶって何とか対処したが何もならなかった。しかもその努力がまたまたまた部員たちの笑いの種になった。

 それから、5日間彼は悪夢とともに生活した。ふろに入っても頭もろくに洗えない、そんな生活をした。

 皆さん、どう思います。髪を五輪に切った私が悪いのか、それとも、赤点を4つも取ったT.M君が悪いのか。

 

その年の合宿では彼はついていなかった。続きは五厘の悪夢その2で!!!